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部長や本部長といえば、組織を率いる管理職の中核的な存在だ。しかし、現場の細かな業務ばかり気にして、中長期の戦略や組織づくりに手が回らない管理職も少なくないという。多くの企業の人事戦略をコンサルティングしてきた林 宏昌氏が、形骸化しがちな日本企業の役職を解説する。※本稿は、リデザインワーク代表の林 宏昌『上司はリスクばかりを指摘する 会社を潰す「大課長」問題』(朝日新書)の一部を抜粋・編集したものです。 現代の中途採用市場では 肩書を語っても意味がない 20年ほど前のことでしょうか。中途採用の面接で「あなたは、わが社に来たら何ができますか」と問われた求職者が、「部長ならできます」と答えたという話がありました。年功序列の中で日々の業務に取り組み、部長を担っていることがステータスとして捉えられた時代のエピソードです。今の中途採用の面接で同じように回答しても、「それで、何ができるんですか?」ともう
稲盛和夫が「部長どころか課長にもしてはいけない」とまで言い切った人材の特徴とは? 2024年、3万人超のデータを分析した研究も、上司と部下をめぐる意外な事実を明らかにした。両者に共通する「組織が腐るメカニズム」とは――。(イトモス研究所 小倉健一) 組織を腐らせるリーダーの 特徴とは? 世間には、根強い思い込みがある。 部下が潰れるのは、上司が厳しいからだ、という思い込みである。叱る上司、詰める上司、容赦のない上司。そうした存在が職場を荒らし、人を壊す。だから上司は優しくあれ、と。 だが、本当に組織を腐らせるのは、その正反対の人間だ。叱るべきときに叱らない上司である。 稲盛和夫は、30年以上前にこの危うさを言い当てていた。経営をやっていれば、人は日々、困難にぶつかる。そのとき誰もが怯(ひる)む。真正面から受けて立てば膨大な労力が要ると分かるから、つい「もっとうまいやり方はないか」と横を向く
人事評価は、どの会社でも社員の関心が高いテーマの一つだ。しかし、「評価に納得できない」「自分の努力が認められていない」と感じる社員は少なくない。評価制度を変えることは簡単ではないが、現場のリーダーの関わり方一つで、部下の受け止め方は大きく変わる。では、評価を伝える際に本当に大切なことは何なのだろうか。 「評価への不満」は一生つきまとう 「なぜ自分の評価が伸びないのかわからない」 ――そんな不満を抱えている社員は、どの職場にも少なくありません。 ストレスチェックの調査項目にも「人事評価の結果について十分な説明がなされているか」という設問があるほど、評価の説明不足は職場ストレスの大きな要因とされています。 評価への不満は単なるわがままではなく、「自分の努力を認めてもらいたい」という根本的な欲求から来ているんです。 必ず「褒める」から始める 人事評価を伝える際の基本的な流れは、「褒める→聞く→伝
日本では無借金経営や潤沢な現預金が「優良企業」の証しと考えられがちだ。しかし投資家の目には、それは別の姿に映る。村上ファンドに買われた阪神電鉄のように、海外アクティビストが狙ってきた企業には、ある共通点があった。※本稿は、グロービス経営大学院教員の森生 明『会社の値段[新版]』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。 財務体質優良な日本企業に 投資ファンドが目をつけた 村上ファンドは2005年に阪神電鉄に狙いをつけ株価400円から買い上がり過半数近くを取得、最終的に阪急ホールディングスのTOBに応じて株式を売却し、400億~500億円儲けたと言われています。当時の阪神電鉄と阪急ホールディングス、その他の関西私鉄各社の財務情報とこれら株価指標の一覧は図表8-1の通りです。 同じ時期に米国のスティール・パートナーズ(以下スティール)という投資ファンドが投資対象として目をつけたのは財務体質優
電子書籍も配信中の連載『タイミーさんが見た世界』では、ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもを赤裸々に綴っている。 今回は住宅街でのポスティングを担当。歩けば歩くほど、「チラシを入れにくい家」の特徴が見えてきた――。(ライター みやーんZZ) いざ、住宅街へ! ポスティング開始です 氷河期世代の40代おじさんである僕が、突如ハマったスキマバイトを紹介する本連載。今回はポスティングの仕事をしてきました。 今回のスキマバイトの雇い主はリフォーム会社。指定されたエリアの一戸建ての家にチラシを入れるというお仕事です。 お店に着いてご挨拶をすると、まずは僕のスマホの地図アプリで、位置情報を共有する設定をするように言われました。位置情報をお店側に共有することで配布状況を確認する目的みたいですね。これは募集にその旨が書いてあったので承知の上。設定を
ソニーグループの半導体事業の設備投資が再び増加する見通しだ。足元では財務改善を理由に投資を絞り込んでいるが、米アップルのiPhoneカメラ向けイメージセンサーの性能を高め続けるためにも、次世代プロセスの設備投入は不可欠。それに備えてソニーが決断したのが、台湾TSMCと合弁会社を設立して投資負担を軽減することだ。経済産業省の支援も積極活用する。特集『ソニー 新・神話の真贋』の#5では、最大顧客であるアップルの思惑を読み解き、ソニーグループの財務を悩ませる半導体事業の巨額投資の行方を探る。(ダイヤモンド編集部 村井令二) ソニーGの財務を圧迫する半導体 「設備投資を抑えて利益を生む」策とは? 熊本県菊陽町に立地する台湾TSMCの熊本工場「JASM」。そこから数キロメートルの距離に、ソニーグループが熊本県合志市に建設した半導体イメージセンサーの新工場がある。敷地面積37万平方メートルの広大な土地
高校生への「地元にもいい就職先があるから、車も買ってやるし、この町に残らないか?」という昭和の問いかけは、今や全く通用しない。進学と就職で都市に出た若者、とりわけ女性は、なぜ地元に戻らなくなったのか。田中角栄型の政策が成功したことで、思考停止に陥った地方自治体は、何を見誤ったのか。※本稿は、平田オリザ『寂しさへの処方箋 芸術は社会的孤立を救うか』(集英社)の一部を抜粋・編集したものです。 「戻りたくなる町」作りが 大成功した結果…地方は思考停止に 地方出身の学生の多くが「田舎はつまらない」と言う。「東京や大阪で、こんなに刺激的な生活を送っていたら、もう帰れないのだ」と口を揃える。そうであるなら「面白い町」を作ればいい。「出会いのある町」を作ればいい。そして「戻りたくなる町」を作ればいい。 この「戻りたくなる町」というのは単なるキャッチフレーズではない。 長い間、日本の地方都市の人口減少対策
東芝の上場廃止と日立の躍進。かつて「総合電機の双璧」と呼ばれた両社の現在地は大きく異なる。その背景には、日本企業が長年苦手としてきた「会社を値段で考える発想」があるという。なぜ同じ業界の大企業でこれほど差がついたのか。※本稿は、グロービス経営大学院教員の森生 明『会社の値段[新版]』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。 経営危機に瀕した東芝 対照的だった日立 会社の上場とM&Aに対する日本企業の認識の違いが会社の命運を左右した意味で、東芝と日立という日本を代表する大企業の事例は象徴的でした。 米国ウエスチングハウス社の買収失敗等から経営危機に瀕した東芝は、上場会社というステータスに拘り、債務超過による上場廃止を免れるために外資系ファンドからの出資を招き入れました。しかし、その外資系ファンドらによって、経営陣は退陣を求められ、さまざまな事業を売却し、最後は会社そのものが競売にかけられ
佐藤二朗さんと橋本愛さんのドラマ共演を巡る「楽屋トラブル」が、泥沼の様相を呈しています。佐藤さんが「爆弾ハラスメント」と報じられ批判を浴びる一方、被害者とされる橋本さんもネット上で誹謗中傷の標的に。まさに「文春以外、全員が不幸」となる最悪の展開ですが、なぜこれほど事態はこじれてしまったのでしょうか? 実はその裏に、フジテレビが胸を張る「ハラスメント認定」という〈最悪の危機管理〉が潜んでいました。(ノンフィクションライター 窪田順生) 火に油を注いだフジテレビ 全員不幸の「最悪な危機管理」 フジテレビがまたまたやらかしてしまった。 ドラマ「夫婦別姓刑事」でW主演を務めた俳優、佐藤二朗さんと橋本愛さんが「身体接触」をめぐる見解の違いからトラブルとなった。本来それを和解、収束させなくてはいけなかったはずのフジが火に油を注ぐような対応ミスをして、関係者がすべて不幸のどん底に突き落とされる展開になっ
「部下に寄り添う上司こそ、いい管理職だ」。そう思っている人は少なくありません。実際、1on1など「話を聞くマネジメント」が広く浸透しています。しかし、それが部下の成長を止め、組織の成果まで落としてしまうことがあるとしたらどうでしょうか。40歳を迎えても課長にしてはいけない人には、ある共通した勘違いがあります。この連載では、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方について指南する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
日銀利上げ後も円安162円台 為替介入では抑制効果は一時的 日本銀行の追加利上げにもかかわらず、円安が進行し、ドル円レートは6月30日には1ドル=162円台となり39年半ぶりの円安水準になった。 7月2日には、政府の為替介入を警戒する動きなどから、円相場は一時、1円以上円高に振れ、約2週間ぶりに160円台となったが、その後も162円前半の動きが続いており円安基調が変わるとは思えない。 円安はこれまでも進行していたが、昨年の積極財政を掲げた高市政権の発足や自民党が大勝した衆議院選挙後に、いっそう顕著になった。 これに対して、今年の大型連休前後には、円買い・ドル売り介入が行われた。財務省によれば、2026年4月28日から5月27日までの介入額は11兆7349億円に達した。これは月次ベースで過去最大規模の為替介入だった。 これによって、ドル円レートは一時、1ドル=155円台まで円高方向に押し戻さ
渋谷駅周辺の再開発で、宮下公園は「MIYASHITA PARK」という高級ブランド店が並ぶ商業施設に変わった。再開発自体は否定するものではないが、筆者は、「かえって不便になってないか?」と疑問を投げかける。人々が気軽に集い、時間を過ごせる“居場所”が失われているとしたら――。※本稿は、劇作家、演出家の平田オリザ『寂しさへの処方箋 芸術は社会的孤立を救うか』(集英社)の一部を抜粋・編集したものです。 若者の街「渋谷」は かつて兵隊の遊び場だった 若者に居場所を作るという視点は、この10年ほどでずいぶんと共有されてきた。先進的な自治体では、居場所作りの新しい試みも広がっている。 ただ若者の居場所の問題は、地方都市だけの課題ではない。先にも記したように私は東京の山の手、駒場という町に育ち、56歳までをそこで暮らした。駒場は渋谷まで私鉄で2駅、歩いて15分ほどのところにあって、だから子どもの頃から
文春砲による炎上で大論争を巻き起こした、橋本愛と佐藤二朗のW主演ドラマ『夫婦別姓刑事』。SNSでバッシングが飛び交う中、実は多くの人がこの作品の「本当の姿」を誤解しています。「選択的夫婦別姓」を扱う社会派ドラマ…と思いきや、本作が本来持っていた魅力は全く別のところにありました。さらに、物語の中盤から突如として画面に滲み出し始めた、不自然すぎる〈違和感〉。騒動の裏でドラマに一体何が起きていたのか?(フリーライター 鎌田和歌) 文春砲で炎上したドラマ 騒動に埋もれた「真価」 文春報道をきっかけに、ドラマ『夫婦別姓刑事』は放送終了後に思わぬ形で大きな注目を集めてしまった。 SNSでは当事者への賛否だけではなくバッシングまでも飛び交い、その様を見ると、ハラスメントというセンシティブな内容をどう報道するのかについて、考える時期が来ているようにも感じる。 今回の記事では文春砲の内容を取り上げるのではな
「たいしたことないのに深く落ち込む」「つい焦って空回りする」…その生きづらさ、実はあなたの性格ではなく「心の癖」が原因かもしれません。本記事では、真面目な人ほど陥りやすい【5つの心の悪癖】をご紹介します。無理に直そうとしなくて大丈夫。まずは自分の癖に「気づく」だけで、毎日のストレスは劇的に軽くなります。心がフッと楽になるヒントを覗いてみませんか?(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順) 自分の「心の癖」を自覚しよう 今日は「5つの心の悪癖」というテーマでお届けしたいと思います。人間にはどうしても思考の癖のようなものがあります。その癖を思う存分働かせてしまうと、たいしたことではないのにすごく悪いことのように思えたり、もっと冷静な解決方法があるのに違うところに飛びついてしまったりします。 結果として、さまざまなストレスや余計な失敗を抱えやすくなってしまうのです。そうならないためには、自分が陥
ヨーグルト、納豆、味噌、漬物――腸によいとされる発酵食品を取り入れている人は多いだろう。しかし、その効果がどのような仕組みで働いているかを知ると、食べ方の選択肢が変わってくるかもしれない。 発酵食品が注目される理由は「腸内環境」にある 発酵食品は長い歴史を持つが、近年あらためて注目を集めている。 その焦点は、おいしさや栄養価、保存性だけにとどまらず、 腸内環境を改善する働きにあるとされている。 腸の状態が健康全般に影響を与えるという考え方が広まるにつれて、 発酵食品への関心はさらに高まっている。 しかし、発酵食品の中に含まれる菌が腸内でどのように働くのかについては、 意外と知られていないことも多い。 「腸に菌が届く」という表現から、菌が腸に住み着くようなイメージを持つ人もいるかもしれないが、 実際の仕組みは少し異なる。 発酵食品は長い歴史を持っていますが、現在、ブームと言えるほど発酵食品が
大阪・関西万博の特需により2026年3月期に過去最高益を達成した西日本旅客鉄道(JR西日本)。しかし今期は、万博の反動やインフレ、中東情勢の緊迫化などを受け、営業利益は前期比17%減の1650億円となる見通しだ。連載『エアライン・鉄道の進路』の本稿では、本業であるモビリティ事業の先行きと運賃値上げの可能性、そしてりそなホールディングスとの資本業務提携の狙いについて、JR西の倉坂昇治社長に話を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド編集部 田中唯翔) JR西、万博特需のはく落で今期は減益 苦境の鉄道事業は5年以内に運賃値上げへ ――2027年3月期の営業利益が前年度を下回るとの予想を発表しました。大阪・関西万博による特需のはく落が一因かと思いますが、改めて理由を教えてください。 26年3月期は、万博によって営業利益が200億円ほど押し上げられました。今期はその分の特需がなくなりますが、需要の喚起策など
「賃上げ5%達成」「過去最高水準のベースアップ」――そんな景気のいいニュースが続く一方で、「給料は増えたのに暮らしは楽にならない」という実感を抱く人は少なくない。給料が上がっても豊かになれないのはなぜか。政府や財界が期待を寄せる「賃金と物価の好循環」は、本当に私たちを豊かにするのだろうか。※本稿は、経済学者の齊藤 誠『日本経済を診る――シン・競争の作法』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。 交易条件の改善を伴わない賃上げは どこかに皺寄せがやってくる 2024年末ころ、労働組合の団体組織に寄稿していた拙稿について、編集部から、一文だけ、削除を要求された。その文章とは、 《「賃上げは従業員の努力のたまものです。もちろん、お客様には値上げでご迷惑をおかけしません」と淡々といいのける経営者は出てこないものか。》 というくだりであった。 拙稿の一文は、従業員が要求する賃上げに必要な原資は、
「長生きできる県」が必ずしも「健康に暮らせる県」とは限らない――。厚生労働省が公表した健康寿命データを分析すると、都道府県ごとに大きな格差が存在することが判明した。さらに、「日常生活に制限のある期間」の都道府県ランキングと見比べることで、人生の終盤に待つ“健康格差”の実態も浮かび上がった。早速ランキングを確認していこう。(ライター 宮下舞子) 「日常生活に制限のある期間」と 「健康寿命」のデータで判明 日本の「寿命」を巡る常識がいま、大きな転換期を迎えている。厚生労働省が発表した最新データ「健康寿命の令和4年(2022年)値について」をひもとくと、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である「健康寿命」には、大きな地域格差が存在することが浮き彫りになったのだ。 2022年の健康寿命の全国平均は男性が72.57歳、女性が75.45歳だった。3年前の前回調査値と比較すると
「東海道ルミエールエクスプレス」は最終より遅く出発し、始発より大幅に早く到着する列車になる(写真はイメージです) Photo:PIXTA JR東海は6月22日、東海道新幹線で「当日出発・翌朝到着」の特別列車「東海道ルミエールエクスプレス」を8月8日に運行すると発表した。宿泊費の高騰や夜行バスの供給不足を背景に誕生したこの列車は、新たな「夜行」需要を掘り起こすことができるのだろうか。その狙いと可能性を探った。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 新幹線内に「宿泊」して 翌朝に京都・大阪に到着 「東海道ルミエールエクスプレス」はJR東海ツアーズの旅行商品として、7月3日に発売を開始した。座席は2人掛け、3人掛けとも窓側1席のみの発売なので、隣を気にせずゆったり過ごせる。東京~新大阪間の料金は普通車指定席が1万5000円(小どもは半額)、グリーン車が2万円と、通常のきっぷとほぼ同額だ。仮眠時間を設
日本の美容医療界を代表する学術団体「日本美容皮膚科学会」が、泥沼の権力闘争に揺れている。きっかけは元理事長らが突き付けた「不透明な会計処理」への追及だった。だが取材を進めると、学会側は疑惑を全否定。そればかりか、告発した“元理事長派”の足元から、大手製薬会社との「不適切なカネの結び付き」を示すブーメランが飛び出す異常事態に発展していた――。(フリーライター 村上 力) スキンケア数兆円市場が生んだゆがみ 総会急襲を狙うOBたちの「クーデター」 「日本美容皮膚科学会」――。日本皮膚科学会理事長や日本小児皮膚科学会会長などを歴任した故・安田利顕氏が設立した学術団体だ。設立当初こそ、美容医療は医療界で“異端視”され、2000年代初頭まで会員数は数百人にすぎなかった。 しかし近年のスキンケア市場の爆発的拡大に伴い、潮目は一変。今や学者や皮膚科専門医を中心に3000人以上を擁する一大権益団体へと急成
小学校から企業研修、さらには少年院まで、さまざまな現場で教えてきた小説家が教える、世界一やさしい「言語化」にまつわる授業。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「言語化が苦手な人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子) 先輩との会話で起きたミス 仕事や雑談で、「この人は何を言いたいんだろう?」と思うことはないだろうか。 私も以前、こんな失敗をした。 次の打ち合わせについて確認しようとして、先輩にこう聞いたのだ。 「来週の打ち合わせって、どうすればいいですか?」 私としては、「どこに集合すればいいのか」「何時に行けばいいのか」を聞きたかった。 しかし先輩は苦笑しながら、 「“どうすれば”って何? もっとちゃんと言語化して!」 と返してきた。 では、「言語化が苦手な人」に共通する特徴とは何なのだろうか。 「言語化が苦手な人」がやりがちな
【大人の教養】モンゴル帝国はなぜ分裂した? 「強すぎた国」の意外な教訓 十三世紀、モンゴル帝国はユーラシアを席巻し、世界史上まれに見る巨大帝国を築いた。だが、圧倒的な軍事力を誇ったこの帝国は、やがて四つのハン国へと分かれていく。なぜ、あれほど強かった国は一つでいられなかったのか。実は分裂の原因は、弱さではなく、モンゴルを強くした仕組みそのものにあった。柔軟な組織力、自立して動く軍団、そして王族同士の権力争い。強さが崩壊の種に変わる、その意外な教訓を読み解く。 モンゴル帝国は、十三世紀にユーラシアの広大な地域を席巻した。東アジアから中央アジア、イスラム世界、東ヨーロッパ方面にまで勢力を広げ、世界史上でもまれに見る巨大帝国を築いた。その軍事力は圧倒的であり、各地に大きな衝撃を与えた。 しかし、その巨大帝国は、ひとつのまとまった国家として永遠に続いたわけではない。やがてモンゴル帝国は、いくつもの
ハムやソーセージ、ベーコン――当たり前のように口にしている人も多いだろう。だが、その「身近な食品」が、認知症リスクを高める可能性があることをご存じだろうか。元オックスフォード大の医学研究者であり、「糖と脳」の専門家として知られる医師・下村健寿氏は、最新研究をもとに、加工肉と脳の老化の意外な関係を解説している。認知症を遠ざけるために知っておきたい「食事の新常識」を紹介しよう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・石井一穂)
「焼肉は高くなった」と感じる人は少なくないだろう。その実感どおり、牛肉価格の高騰や光熱費の上昇で、焼肉店の倒産は過去最多を更新し、業界にはかつてない逆風が吹いている。ところが、その嵐の中で売上も利益も伸ばし、出店を加速させる「人気チェーン店」がある。なぜ、その一社だけが独り勝ちできる理由とは? (イトモス研究所所長 小倉健一) 焼肉店の倒産件数は 過去最高 焼肉が、いつの間にか高い食べ物になっている。 一皿数百円で気軽につつけたカルビが、気づけば1000円を超える。家族で訪れれば、会計の桁がひとつ変わる。かつて「安くて腹いっぱい」の代名詞だった焼肉は、もはや庶民の味方ではなくなりつつある。この実感は、決して気のせいではない。 東京商工リサーチの集計によれば、2026年上半期(1-6月)の焼肉店の倒産(負債1000万円以上)は速報ベースで26件(前年同期8.3%増)に達し、過去最多を更新した
真面目な人ほど、「もっと頑張らなければ」と自分を追い込みがちだ。しかし、成長し続ける人は、努力の仕方だけでなく、自分自身との向き合い方にも共通した特徴がある。本記事では、真面目な人ほど知っておきたい大切な考え方を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局) 自分の頑張りに気づけるか 「もっと頑張らなければ」 真面目な人ほど、そう考えがちだ。 目標を達成しても、すぐに次の目標を立てる。 できたことよりも、できなかったことに目が向く。 だから、どれだけ努力を重ねても、「まだ足りない」と感じてしまう。 しかし、ときには立ち止まって、自分がこれまで歩んできた道を振り返ることも大切だ。 過去に積み重ねてきた経験や努力は、自分が思っている以上に多い。 「達成してきたことリスト」をつくる 将来の目標を追い求めようとしているとき、過去に成し遂げてきたことは見落とされがちだ。だから、過去の成果に目を向けて、
勉強や仕事、新しい挑戦など、やりたいことがあるのに「時間がない」と諦めていませんか? 500万DLを突破し、多くの「学習者」に愛用されるアプリ「集中」の開発者・戸田大介さんは、スマホの使い方をほんの一部見直すだけで、「人生に膨大な時間を生み出すことができる」と話します。多くの人が見ないふりをしている冷酷な現実と、そこから未来の時間を生み出す可能性について、戸田さんに話を伺いました。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局) 「まずはスクリーンタイムを見てください」 ――「少しだけSNSを見よう」と思ってスマホを開いたのに、気づけば何時間も経っていて、「また時間を溶かしてしまった」と後悔することが頻繁にあります。スマホ時間を減らすには、まず何をすればいいのでしょうか? 戸田大介(以下、戸田):まずは、ぜひ自分のスクリーンタイムを確認してみてください。「自分はそんなにスマホを見ていない」と思っている人
携帯電話すら持たず、ネットやAIとも無縁で生きてきた芥川賞作家・田中慎弥。そんな彼が、落合陽一に勧められて初めてChatGPTと対話した。ところが、その受け答えに感じたのは未来への感動ではなく、「当たり障りのないことを言う政治家やサラリーマンのようだ」という妙なリアリティだった――。AIとの会話は孤独を癒やすのか。それとも、人間を別の形の「つながり」の奴隷にしていくのか。文明と孤独をめぐる異色の対談を読む。※本稿は、小説家の田中慎弥、メディアアーティストの落合陽一『堕落論 住めば都のディストピア』(徳間書店)の一部を抜粋・編集したものです。 ネットワークが多すぎて どこにいればいいかわからない 落合陽一(以下、落合):田中さんは著書『孤独に生きよ』で、タイトルの通り孤独に生きることのすすめを説いています。ここでいう孤独とはどんなものですか。 田中慎弥(以下、田中):人はできればだれかと一緒
テレビ離れが叫ばれ、視聴率至上主義に縛られるテレビ局はもう「オワコン」なのでしょうか?そんな中、フジテレビがかつて敵対したSBIと提携協議を開始し、業界を騒がせています。実はフジテレビ、水面下で「まさかの大化け」を果たす、驚くほどしたたかな戦略を描いていました。テレビ局特有の「放送して終わり」という病から脱却し、1000億ファンドで挑む〈ビジネスモデル大転換〉の全貌と、莫大な利益を生む未知のカラクリに迫ります。(百年コンサルティングチーフエコノミスト 鈴木貴博) アクティビストを退けつつ 「敵の提案」を呑む離れ業 フジテレビを擁するフジメディアホールディングスは思った以上にしたたかな会社のようです。 昨年、波乱の株主総会で深く頭を下げる一方で。敵対的買収危機をはねのけ、アクティビスト株主の提案を拒否して新体制を発足しました。 お楽しみはここからです。新しい取締役会はアクティビストが提案し拒
「この人には相談しやすい」と思われる人には、ある共通点がある。それは、特別な話術や高いコミュニケーション能力ではない。ほんの一言の違いが、相手に与える印象を大きく変えているのだ。本稿では、その意外な一言を紹介する。 「たった一言」でテンションが上がる 給与や働きがいは大切です。 でも同じくらい大事なのが、「一緒にいて気持ちのいい上司」と働けることではないでしょうか。 おすすめしたいのが、部下の名前の前に「おおっ!」と一言付ける習慣です。 「おおっ! 鈴木くん、お疲れ!」 「おおっ! 山田さん、元気そうだね」 人は自分の名前を呼ばれると安心感を覚えると言われます。 でも注目したいのは、その前に付く「おおっ!」という一言。 単なる口癖のように見えて、実はとても大きな意味を持っているんです。 「会えて嬉しいよ」のニュアンスが重要 この「おおっ!」からは、「会えて嬉しいよ」「来てくれて安心したよ」
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