テレビのリモコンによくある「4K」ボタン。ピンとこず、押したことがない人も少なくないでしょう。 4Kは超高精細の映像のことで、衛星放送であるBS4Kは2018年12月に実用放送が始まりました。ところが、8年目にして袋小路に入っています。在京民放キー局系の5局全てが3~4月、撤退を相次いで発表したのです。放送を見る人が少なく採算が取れないからですが、背景として政府が推し進めた「国策」の失敗が指摘されています。一体、何が起きているのでしょう。キー局関係者の「本音」を交えて伝えます。【犬飼直幸】 主な内容 ・美しい映像の一方、魅力乏しく採算合わず ・旗を振った総務省、続いた逆風 ・キー局関係者の本音 ・「見えないビジョン」、広告費も激変 費用は収入の70倍超 昨年9月の総務省の衛星放送に関する有識者会議。TBSは赤裸々に窮状を訴えた。 BS―TBSの4K放送の24年度事業収入が約1200万円に対