■ 高校生の不正アクセス、その実態は“AI頼み” 今回の事件は、快活フロンティアが管理する快活CLUBの公式アプリに対し、高校生が不正アクセスを行い、大量の個人情報を盗み取ったとされるものです。報道によれば、男子高校生は小学生の頃からプログラミングを独学し、サイバーセキュリティの大会で入賞した経験もあったとされています。しかし今回の事件では、生成AI「ChatGPT」を使って攻撃用プログラムの修正を行っていたといいます。 ネット上では、年齢が若いことから将来のホワイトハッカーとして期待する声も相次ぎましたが、現実的には逮捕された時点で「プロとして通用するレベルではなかった」ことが明らかになっただけであり、ブラックハッカーとしても成立していません。さらに言えば、犯罪目的で侵入する「クラッカー」と呼べる水準にすら達していません。 いうなれば今回のケースは、「AIクラッカー」とでも呼ぶべき存在で