最近、公表された総務省の「2025通信利用動向調査」と、NHK放送文化研究所の「国民生活時間調査2025」をもとに、メディアライフの変容ぶり、とりわけテレビというメディアが近い将来にどのような存在になるのかを考えてみたい。 筆者は、本サイトで5年前にメディア環境の変化について分析を行っている(参考:2021年7月12日付「『毎日テレビを見るの老人ばかり』キー局が冷や汗をかく“テレビ離れ”の最新データ 衝撃『若者の半分はテレビを見ない』」)が、近年のAIの爆発的普及もあいまって、メディアの利用実態は当時の予想以上に複雑化・高度化している。 世帯保有率はスマホがテレビを逆転 まず、総務省の「通信利用動向調査」をみてみる。1996年から毎年実施されている全国規模の公的統計調査で、スマホやテレビの保有状況、インターネットの利用状況、SNSの利用動向などを継続的に調べており、メディアトレンドの指標と