上海市内から空港までの30kmを7〜8分で走る 時速431キロ。車内のディスプレイが最高速度への到達を告げるころには、窓の外の景色はびゅんびゅんと後ろに飛び去っていく。上海リニアは龍陽路駅と浦東国際空港を結ぶ30キロを、わずか7〜8分で駆け抜ける路線だ。 中国の国威を世界の要人に示す場としては申し分ない。アラブ首長国連邦(UAE)英字日刊紙のガルフ・ニュースは2025年11月、UAE大統領府のシェイク・テヤブ・ビン・モハメド・ビン・ザイド副長官がこの「世界最速の営業列車」に乗ったと伝えた。 ただし、上海リニアが常に時速431キロで走行しているわけではない。英鉄道業界専門誌のインターナショナル・レイルウェイ・ジャーナルによると、この路線は開業時の最高速度が430キロに設定され、実測431キロでギネス記録にも認定された。だが現在、通常の運転では最高時速300キロに抑えられている。リニアながら、