東京・秋葉原が様変わりしている。オタクの聖地の名物となった「メイド喫茶」が急速に数を減らしている。ジャーナリストの肥沼和之さんは「かつて100店以上あったが、30店もない。今では別の業態が急増し、客引きをするメイド姿の女性たちが現れるようになった」という。なぜ秋葉原の街は変質したのか。肥沼さんが現地を取材した――。(前編) 秋葉原が“歌舞伎町化”している 秋葉原が近年、様変わりしているという。戦後は電気街として栄え、2000年前後からアニメやゲームやフィギュアを扱う店や、メイド喫茶の普及によって「萌え」の聖地となり、オタクたちで賑わった。 だがここ10年ほどで、店舗も街並みも訪れる人も大きく変わったことが、複数のメディアやSNSで確認できる。なかには「治安悪化」「ぼったくり」「スラム街」「半グレ」など、過激な言葉も散見する。どのような街になっているのか、現地を訪ねた。 「まるで、歌舞伎町の