「住まない買い手」の増加 非居住の個人・法人による所有(以下、非居住所有)の拡大は、マンション管理にも大きな影響を及ぼす危険性があります。なぜなら、日常的にそのマンションに住んでいない所有者が増えれば増えるほど、漏水などの問題発見が遅れたり、管理組合の運営に支障が生じやすくなるからです。たとえば、理事の担い手を確保しにくくなる、所有者同士の連絡や意思疎通が取りづらくなるといった問題が起こりえます。また、マンション管理に対する意識や関心の度合いが、居住者と非居住所有者で大きく異なることも珍しくありません。 実際、マンション管理会社からは、都心部のタワーマンションで居住目的ではない所有者が半数を超え、管理組合の総会が定足数を満たせず、総会そのものを開催できなかったという報告(※1)もあります。 ※1 神戸市「居住と税制のあり方に関する検討会」第3回資料(2025年11月5日) もし「実際に住ん