本当に重大かつ深刻なのは失言したことだけでなく、問題が起きた後の対応の成否です。簗やな和生農林水産大臣の「予算カット」発言をめぐる状況は、その典型に見えます。 簗氏が今年5月、地元・栃木県で行われた自民党支部の会合で、同県那須烏山市と那珂川町の2026年度の道路予算を「大幅にカットした」と発言したという週刊誌報道があったのが9月30日。簗氏は10月5日に発言を撤回して謝罪する一方、国交省側に予算削減を働きかけた事実はないと説明しています。 大臣辞任も否定しており、9月の内閣改造で簗氏を初入閣させた高市早苗首相の任命責任が追及される事態に発展しました。 「誤解を招いた」「回答は控える」はタブー なぜ、同じような失敗が繰り返されるのでしょうか。私は、本人の資質というより、リーダーという立場そのものに潜む落とし穴に落ちたのだと考えています。 危機管理としての謝罪には鉄則があります。事実は早く認め