膝の痛みの「真犯人」とは フレイルやロコモの入り口で、多くの方が直面するのが「膝の痛み」です。階段の上り下りで膝がピリッと痛む、あるいは歩き出すと違和感がある。こうした症状の裏側では、ある重要な筋肉の「サボり」が起きています。 それが、太ももの前側に位置する大きな筋肉、「大腿四頭筋だいたいしとうきん」です。 大腿四頭筋は、人間が直立して歩くために最も重要な筋肉の1つです。膝関節を支え、歩行時の衝撃を吸収する「クッション」の役割を果たしています。この筋肉がしっかりしていれば、膝の軟骨にかかる負担は最小限で済みます[1]。 しかし、加齢や運動不足でこの筋肉が細くなるとどうなるでしょうか。クッションを失った膝関節には、歩くたびに全体重に近い衝撃がダイレクトに伝わるようになります。これが軟骨のすり減りを加速させ、炎症を引き起こす――つまり、大腿四頭筋の衰えこそが、膝の痛みの「真犯人」であることが多