とはいえ、現在大変騒がれ問題になっているのは、その選び方です。 私は、以前は東京大学政策ビジョン研究センターで、現在は情報法制研究所で長らく社会保障や情報法、各種政策を研究している者として、可能な限り公平に、実体験に基づいて本件問題について解説し、どうしたら解決できそうかという説明をしたいと思います。 最大の問題になったのは「意向投票の結果」です。9月28日、教職員らによる意向投票の結果発表が行われましたが、執行役・副学長の染谷隆夫さんが、上位3人で争った2回目の投票で1107票、得票率51.0%と過半数を集めました。 ところが同日午後、学内外の委員16人でつくる総長選考・監察会議(以下、選考会議)は、553票で2位だった大学院総合文化研究科教授の藤垣裕子さんを次期総長予定者に選びました。東大で女性が総長になるのは初めてで、意向投票で1位でなかった人が選ばれるのも、東京大学で総長選挙の制度