都内の宿泊費は“1万円超え”が当たり前に 東京都内のホテル宿泊費が高騰したままで、出張で「ホテルに泊まれない」という事態が、現実になりつつある。 たとえば本稿執筆時に「銀座・日本橋・東京・神田」「1泊朝食付」の条件で予約サイトを調べてみると、12月22日(月)は「ビジネスホテルKが1万8580円」「同Aが1万5200円」(調査時。金額は税込み、以下同)と1万5000円を超える施設が次々に出てきた。 筆者は各社の出張旅費規程も取材してきたが、「一般企業の社員は1万円以内。それを超える場合は上長の承認がいる。もしくは自己負担で対応」という会社が多かった。 東京23区を外すと安くなるが、朝食付きは割高で以前のような“社内規程の範囲”で泊まりにくい。地方から東京に出張する会社員の中には悩んだ末に、「鍵付きでシャワーが使える少し上質なネットカフェに泊まった」という話も聞いた。 そんなご時世に異色の施