参院選の大敗を受けて、石破茂首相の退陣要求が強まる中、重鎮を中心としたいわゆる派閥とともに、自民党青年局の動きが存在感を高めている。ただ青年局といえば、昨年発覚した「過激ダンスショー問題」を思い出す人が多いよう。ネット上では、応援する声よりも、「自民党不信を高める一因を作ったやつが何を言う!退陣要求する資格なし!」などと、問題を掘り起こした反発や冷ややかな書き込みが目立っている。 青年局は若手の国会議員や地方議員らで構成する組織。25日には、森山裕幹事長に、総裁や執行部に責任の所在を明らかにするよう求める文書を提出。28日の党両院議員懇談会後には、中曽根康隆局長が報道陣の取材に「いつけじめをつけるかを早く示してもらいたい。そうすれば進退の議論は意味がなくなり、党改革の話に挙党体制で挑んでいける」などと語った。