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オリーブ少女ライフ |山崎まどか 2014年05月09日 更新 1986年の「オリーブ」8月3日号の特集タイトルは「男の子(ボーイフレンド)と、もっと一緒にいたい!」 「大好きな男の子とは、できることなら毎日会いたいし、毎日会ってももっともっと会いたい!」 という冒頭の文章から情熱的なボーイ・フレンド号だった。 表紙はチェッカーズで、外国人モデルとファッション・ページに一緒に映っているのも男子アイドルだ。 「笑っていいとも!」で、いいとも青年隊の後にアシスタントの地位についた半熟隊の二人の男の子、アイドル・バンドのヒルビリー・バップスや東南西北のメンバーたち。 正直、全員しっくりこない。 この頃は、「オリーブ」の世界観に合うような男性の芸能人を探すのは難しかったのかな、と思う。 後にフリッパーズ・ギターが載るようになった時はもう、私は「オリーブ」を買っていなかったけれど、90
オリーブ少女ライフ |山崎まどか 2014年04月11日 更新 放課後に井の頭線に乗って渋谷に行く時はいつもワクワクしたけれど、十代の私にとってのホーム・タウンはいつだって吉祥寺だった。 明星学園に転入してきた小学4年生から高校を卒業するまで、9年間通った街。 吉祥寺にも沢山の思い出の店がある。 中でも忘れがたいのは、吉祥寺の南口を出ですぐの狭い通りにあったペンギンカフェだ。 小さな雑居ビルの二階がカフェで、三階が雑貨店のペンギンカフェTWOだった。 吉祥寺には他にも小さな雑貨店がいくつかあったけれど、ペンギンカフェは「オリーブ」が雑貨特集を組むとかならず載るお洒落な場所だった。 私が高等部に進学して10年生(高校1年生)になった頃に出た、1986年4月18日号「対決!雑貨屋さんと、古着屋さん。」にも、ペンギンカフェTWOの雑貨が数多く掲載されている。 ペンギンカフェTWOの
オリーブ少女ライフ |山崎まどか 2014年02月07日 更新 金髪で色が抜けるように白かったフェイ。丸い鼻が可愛らしかった当時13歳のジュディ。そばかすがいっぱいのディアドレ。 「オリーブ」がファッション・ページに載せる外国人のモデルたちはみんな少女っぽくて、それぞれ人気があった。 「オリーブ」のファッション・ページのキャプションは服の説明ではなく彼女たちを主人公にした身近な感じの物語だったので、感情移入もしやすかったのだ。 同時に、外国人モデルが主人公の誌面はおとぎ話のようでもあった。 海外の青春映画を見るような、少女小説を読むような気持ちで、私は「オリーブ」を読んでいるところがあったと思う。 「オリーブ」のストーリーの中では、お洒落も、恋も、女の子同士の友情の話も生々しくなかった。 私自身が学校で経験していることとは、ちょっと違う物語だった。 でも時々、「オリーブ」に日本
オリーブ少女ライフ |山崎まどか 2014年01月10日 更新 「オリーブ」の1984年の10月3日号が出た日の教室の風景をよく覚えている。 特集のタイトルは「オリーブ少女の髪型(ヘアスタイル)はショート・カットにきめた!」。 8年生の2学期が始まって、間もなかった。 特集グラビアの最初のページでは、タイプの違うショート・カットにした4人の外国人モデルが、パステル・カラーのセーターを着て微笑んでいた。 「この秋、オリーブ少女のヘアスタイルはだんぜんショート・カット! ちょっと過激なテーマかなって思えるけれど、『オリーブ』では、改めてショートカットの魅力、見直しています」 最新の服を着こなすにはショート・カットがぴったり、松田聖子さんも小泉今日子さんもショートにしてファッショナブルになった、この号で活躍しているモデルのモニークも日本でショートに切って断然見違えた、と特集の最初のペー
オリーブ少女ライフ |山崎まどか 2013年11月15日 更新 この雑誌の物語の主人公になりたい。 13歳のとき、初めて「オリーブ」を読んで、そんな風に思った。 ここに載っている服が着たい、欲しいというよりもずっと強い気持ちで。 雑誌の中で、「オリーブ少女」と呼ばれているような女の子になりたかった。 中学2年生の新学期が始まったばかり頃だった。 放課後の教室で、誰かが忘れていったファッション雑誌を見つけた。 表紙の左上に、可愛らしいピンクの字体でOliveという雑誌名が見えた。 2人の外国人モデルが学校の廊下らしき場所に佇んでいる。 バイオリン・ケースを抱えた赤いカーディガンの黒髪の少女と、胸にエンブレムがあるグレイのジャケットをロング・プリーツ・スカートに合わせたブルネットの少女だ。 「制服のない学校だから、おしゃれ」 オリーブの1984年4月3日号だった。 その表
オリーブ少女ライフ |山崎まどか まだ誰のガール・フレンドでもなかった頃、物語を教えてくれた雑誌があった————。 人気コラムニストが「オリーブ」と共に過ごした少女時代を綴る、1980年代メモワール! 単行本化決定! 連載中は、ご愛読ありがとうございました。単行本は、書き下ろしと、「オリーブ」誌上で連載された「東京プリンセス」を完全収録のうえ、2014年10月に刊行予定です。どうぞお楽しみに! 山崎まどか (やまさき・まどか) 1970年、東京生まれ。文筆家。本や映画、音楽などカルチャー全般に精通し、特に女子文化のセレクト&紹介者としては、他に追随を許さない存在。2001年〜2002年「オリーブ」にて連載された小説風コラム「東京プリンセス」は、多くのオリーブ少女たちに影響を与えた。現在は、「FRaU」他でコラム連載・寄稿多数。著書に『乙女日和』、『イノセント・ガールズ』(ともにアスペクト)
〔まんこの洗い方問題〕 N ち ゃ ん 1 ヶ 月 検 診 の 時 の こ と ﹁ わ れ め の 中 ﹂ の 胎 脂 を と っ て キ レ イ に 洗 っ て 下 さ い N ち ゃ ん の ま ん こ を 初 め て 見 た の は 出 産 翌 日 身 体 チ ェ ッ ク し ま す 胎 脂 と は お 腹 の 中 で 赤 ち ゃ ん を 包 む ク リ ー ム 状 の 脂 。 出 生 後 も 新 生 児 の 肌 が 乾 燥 し な い よ う に 守 る モ ノ 。 お 母 さ ん こ こ ね ﹁ わ れ め の 中 ﹂ っ て ど う や っ て 洗 う ん で す か ⁉ え っ は い や っ と 聞 け た ! 全 身 鳥 ガ ラ み た い に カ サ カ サ の N ち ゃ ん そ こ だ け は 厚 く 守 ら れ て い て 神 々 し い ⋮ と き ど き
田房永子 (たぶさ・えいこ) 1978年東京都生まれ。漫画家、ライター。 武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業。2001年に漫画家デビューし、第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。その後、男性向けアダルト誌でイラストや漫画の仕事を始める。2012年、自身の母親との関係を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』が、大反響を巻き起こす。他に、「サイゾーウーマン」などでエッセイを連載中。
オカマ抱かないと地球が爆発するみたいな流れにならないかな 少年アヤちゃん焦心日記 |少年アヤちゃん 2013年08月21日 更新 8月12日(月) タイ旅行へと出発する両親を見送ったあと、祖父母が毒々しい、まだら模様の羽根をまとった化け物に変態した。そして奇妙な色の鱗粉を撒き散らしながら、延々と嫁の悪口を吐き続けた。主に料理のことや、生活態度、冷蔵庫の中身のことなどを止めどなく連発するのだが、内容よりもまず、わざわざ私に聞こえるように言うその悪意に参ってしまう。彼らにとって孫という生き物は、息子への愛おしさと、嫁への憎々しさを半分ずつ搭載した、極めて複雑な存在なんだろう。愛おしそうな視線のすぐ裏に、鬼の面が隠れているのをいつもいつも感じながら生きてきた。二世帯暮らしをする中では割とおなじみの悲劇かと思うが、最近はもう怒る気すら失せてしまっている。というか、怒ったところで肩身の狭い思いをさ
オカマ抱かないと地球が爆発するみたいな流れにならないかな 少年アヤちゃん焦心日記 |少年アヤちゃん 題字&イラスト:少年アヤちゃん 平成元年、消費税と共に生まれた新世紀「オカマ」少年アヤちゃんがおくる、男子への偏愛とファンシーに満ちた365日ダイアリー! アヤちゃんに幸せは訪れるのか、それとも地球滅亡が先なのか――――?
本日6月5日(超特急4thシングル「Bloody Night」発売日)より、こち...
ママだって、人間 | 田房永子 単行本絶賛発売中!!! 連載に約30ページの描き下ろしを追加! 気になる夫婦の顛末も読めます! 単行本情報はこちらから 「あふれ出るこの想い、母性じゃなくてもいいですか!?」 ゆるふわ育児雑誌には絶対に載せられない、タブーなし、修正なし、待ったなしの、 一線を超えた出産&育児漫画登場! 2014年02月20日 更新
田房永子 (たぶさ・えいこ) 1978年、東京都生まれ。 武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業。2000年に漫画家デビューし、第3回アックスマ ンガ新人賞佳作受賞。2012年、自身の母親との関係を描いたコミックエッセイ『母が しんどい』が、大反響を巻き起こす。
立岩真也 | 境界を社会学する いま、自分の頭で考えて、行動する術(すべ)―― 社会学再発見! 障害・老い・病気・他人への違和感……様々な「境界」。 誰もが社会で生きていくなかで出会う問題を、理論ではなく、自分の感覚でとらえて、ひとつずつ考えることから始める、社会学への道。 毎月20日 更新 立岩真也 (たていわ・しんや) 1960年、新潟県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。「生存学」創成拠点を立ち上げ、障老病異と社会のあり方を追究し、その研究史の構築と、国内外への展開を行っている。著書に、『私的所有論』『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』『ALS――不動の身体と息する機械』『自由の平等――簡単で別な姿の世界』『人間の条件――そんなものない』など。詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。
石井光太 「飢餓浄土」 間引かれた奇形児の幽霊に悩まされるベトナムの貧困地、人肉を食った日本兵の亡霊を語り継ぐフィリピン山奥の村、人間の死体を食い散らかしたルワンダの犬……途上国の人々の内面をえぐり出す、残酷で、悲しく、せつない、途上国の地べたを往く民俗誌。 偶数週月曜日更新 石井光太 (イシイ・コウタ) 1977年、東京都生まれ、作家。海外の生活や文化に関する作品を数多く発表。著書に、『物乞う仏陀』『神の棄てた裸体』『絶対貧困』『日本人だけが知らない 日本人のうわさ』『レンタルチャイルド』がある。また、活字以外でも、NHK等でのドキュメンタリ番組の制作を手掛けるほか、写真、漫画原作、ラジオなど幅広いジャンルで活躍する。講演や講座も各地で行なっている。 石井光太公式サイト「コウタイズム」 >> http://www.kotaism.com/
角田光代・穂村弘 往復恋愛エッセイ「異性」 2009年08月27日 更新 ドキドキしたり、イライラしたり…男と女は互いに惹かれあいながらも、どうしてわかりあえないのか!? 角田光代と穂村弘が人類史上最大の謎に挑む、往復恋愛エッセイ! 穂村 弘 角田光代 (かくた・みつよ) 1967年神奈川県生まれ。『対岸の彼女』で直木賞、『八日目の蟬』で中央公論文芸賞を受賞。著書に『福袋』『森に眠る魚』『水曜日の神さま』など。 穂村 弘 (ほむら・ひろし) 1962年北海道生まれ。『短歌の友人』で伊藤整文学賞、「楽しい一日」で短歌研究賞を受賞。著書に『ラインマーカーズ』『もしもし、運命の人ですか。』『整形前夜』など。
津原泰水 連載小説「夢分けの船」 写真:横山孝一 モデル:絵理子 この部屋から、僕の夢の第一歩は始まった… 『ブラバン』の著者が贈る、切なくも美しい青春小説 この部屋、でるらしいよ——四国から東京へ。映画音楽の勉強のため、音楽専門学校に通うことになった修文(よしふみ)は、引っ越し先の部屋にまつわるある噂を聞く。久世花音(くぜかのん)……かつて修文と同じく「音楽」という「夢」を追い続け、ある日、自ら命を絶った三代前の住人。“かのん”が影を落とす部屋から始まる、切なくも美しい青春小説! 2009年04月23日 更新 津原泰水(つはらやすみ) 1964年広島市に生まれる。青山学院大学卒業。“津原やすみ”名義での活動を経て、97年“津原泰水”名義で大作『妖都』を発表。幻想(ホラー)作家として本格的に始動を始める。以後、『蘆屋家の崩壊』『少年トレチア』『ペニス』など美しくも幻想的な世界を描き人
第10回配本 Ⅰ- 11 黒人への暴力の現実を描くノーベル賞作家の傑作を初紹介 鉄の時代 J・M・クッツェー くぼた のぞみ 訳 反アパルトヘイトの嵐が吹き荒れる南ア、ケープタウン。末期がんを宣告された一人暮らしの初老の女性ミセス・カレンは、自分が目の当たりにした黒人への暴力の現実を、遠く離れて暮らす娘に宛て、遺書のかたちで書き残す。そして、彼女の家の庭先に住みつき、次第に心を通わせるようになったホームレスの男に、その遺書を託そうと決意するのだった──英語圏を代表する作家の傑作を初紹介。 第11回配本 Ⅰ- 12 現代イタリア文学を代表する二人の女性作家の話題作 アルトゥーロの島/モンテ・フェルモの丘の家 エルサ・モランテ/ナタリア・ギンズブルグ 中山 エツコ/須賀 敦子 訳 「アルトゥーロの島」 ナポリ湾の小島で、自然を友とし野生児のように暮らす少年アルトゥーロ。不在がちな父の帰り
『101人が選ぶ「とっておきの言葉」』 小説家、俳優、タレント、スポーツ選手、企業家、学者等様々な分野で活躍する101人が選ぶ多種多様なとっておきの言葉。なぜその言葉を選んだのかというコメントも色んな思いがあり必読。 ISBN:978-4-309-61706-0 定価1,404円(税込) 『正しい目玉焼きの作り方』 風邪のときに作るおかゆがマズイ、服を洗濯でダメにした、穴のあいたくつ下をはいている……そんな人のために、洗濯・料理・片付けと掃除・裁縫の基本のきを学ぶための一冊。目指せ、生活力のある大人! ISBN:978-4-309-61705-3 定価1,404円(税込) 森下えみこイラスト イラストマンガ家。女性の共感を呼ぶコミックエッセイが人気。『私の敬語正しいと思っていたけれど。』『キャベツのせん切り、できますか?』『私のテーブルマナー本当に大丈夫?』など。 監修 井出杏海/クライ・
世界の終わりに居合わせる大魔法使い ――サン・フェアリー・アン。 落ちこぼれの科学少年 ――ムギ。 二人は出会い、何かが生まれる……! <世界の終わりの魔法使い>とは? 漫画家・西島大介が単行本の描き下ろしシリーズとして発表した、ファンタジー漫画です(通称〈せかまほ〉)。 第1部『世界の終わりの魔法使い』は、1冊読み切りの作品として刊行されましたが、次第に世界観が広がり、第2部『恋におちた悪魔』、第3部『影の子どもたち』と続篇が描かれました。 第3部でムギの物語は完結しましたが、サン・フェアリー・アンはまだまだあばれたがっているようです。事実、〈せかまほ〉特別篇『世界の終わりの魔法使い~小さな王子さま~』(講談社「モーニング・ツー」連載)でもあいかわらずの活躍を見せています。 今後も〈せかまほ〉ワールドはどんどん広がっていくかもしれません。
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