「ドラえもんが好きだといえる人だった 羨ましくてにくらしかった」 これはドラえもんをテーマにした短歌を集めた「ドラえもん短歌」という本に収録されている短歌。 意味がわからないと思う人も多いだろうし、作者の方が本当はどういう意味で詠んだのかは分からない。 しかし自分にとってこの短歌は一生忘れられない大切なものになっている。 父の両親、つまり自分の祖父母は父を昔から精神的虐待しており 父は恐怖で逆らえず、母はストレスでおかしくなってしまった。 自分は小さいながらに家族を元気にしたい、と思ったのか 大人の望む言葉を言い大人を喜ばせる行動をピエロのような子供だった。 物心ついたころからそうで、家族という一番最初に属するコミュニティでそんな風になったので 学校でもそうなった。周りの友達や先生、友達の親御さんが望む言葉を言うロボットと化していた。 時にはノリよく、時には真面目で、時には正義感が強く、時