川が変な色になったあたりで嫌な予感はしていた。 魚が浮いて、匂いが立って、水が使えない。 まあ災難だがそのうち収まるだろうと判断した自分を殴りたい。 次に来たのがカエル。数がどうとかいう次元を超えている。 床も寝台も容赦なく占拠される。踏めば潰れる。潰しても増える。増え方がおかしい。 魔術師を呼んだ。いつも通り落ち着いていて頼もしい。 再現できると言う。ここまでは良い。やってみさせた。ここも良い。 問題はその先。なぜ増やす。 いや再現だから増えるのは分かる。分かるが今それをやる判断はどうなんだ。 カエルが多すぎて困っているという前提が共有されていないのか。 現場を見ているのか。見ていてこれなのか。 能力の証明はできた。状況は悪化した。評価の付けどころが難しい。 床がぬるい。夜がうるさい。限界が近い。呼びに行かせた。もういいから減らしてほしい。それだけだ。