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1930年代後半の魔都・上海を舞台にしたリアリズム小説『名誉と恍惚』を上梓した松浦寿輝さん。750頁を超える大長編はどのように生まれたのか。創作の背景やエピソード、物語の魅力についてじっくりとお伺いしました。 松浦寿輝(マツウラ・ヒサキ) 作家・詩人・仏文学者・批評家。東京大学名誉教授。1954年東京都生れ。東京大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。パリ第III大学にて博士号(文学)を、東京大学にて博士号(学術)を取得。詩集に『冬の本』(高見順賞)『吃水都市』(萩原朔太郎賞)『afterward』(鮎川信夫賞)、小説に『花腐し』(芥川龍之介賞)『半島』(読売文学賞)『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』『川の光』、エセー・評論に『折口信夫論』(三島由紀夫賞)『エッフェル塔試論』(吉田秀和賞)『知の庭園 一九世紀パリの空間装置』(芸術選奨文部大臣賞)など多数。2012年東大大学院
大人気青春ミステリ〈古典部〉シリーズの6作目が好評発売中の米澤穂信さんにインタビューしました。約6年ぶりの最新作『いまさら翼といわれても』でも、折木の推理が冴えわたります。作品についてのお話から、創作の手法、先行作品への思いまで、盛りだくさんの内容をお伺いしました。 米澤 穂信(よねざわ・ほのぶ) 1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』、15年『王とサーカス』はそれぞれ3つの年間ミステリ・ランキングで1位となり、史上初の2年連続3冠を達成。本書は〈古典部〉シリーズの6作目である。 『いまさら翼といわれても』(KADOKAWA 2016年11月30日) 累計205万部突破の〈古典部
大注目の作家 上田岳弘さんに、今年の三島賞受賞作『私の恋人』や前作『太陽・惑星』にまつわるお話、さらに創作についての考え方をじっくりとお伺いしました。 上田岳弘(うえだ・たかひろ) 1979年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年、「太陽」で第四十五回新潮新人賞を受賞し、デビュー。2014年、「惑星」が第百五十二回芥川賞候補になる。2015年、本作で第二十八回三島由紀夫賞を受賞。著書に『太陽・惑星』がある。 『私の恋人』上田岳弘(新潮社 2015年6月30日) 旧石器時代の洞窟で、ナチスの収容所で、東京のアパートで、私は想う。この旅の果てに待つ私の恋人のことを――。アフリカで誕生した人類はやがて世界を埋め尽くし「偉大なる旅(グレートジャーニー)」一周目を終える。大航海時代を経て侵略戦争に明け暮れた二周目の旅。Windows95の登場とともに始まった三周目の旅の途上で、私は彼女に出
大注目の作家 木下古栗さんにインタビュー。ストイックに独自の表現を追求し続けている木下さん。新刊『グローバライズ』のお話から創作についての考え方までたっぷりと伺いました。 木下古栗(KINOSHITA FURUKURI) 一九八一年生まれ。 二〇〇六年に「無限のしもべ」で第四九回群像新人文学賞を受賞。 著書に『ポジティヴシンキングの末裔』(早川書房)など。 『グローバライズ』木下古栗(河出書房新社 2016年3月24日) 古栗フリーク続出! これ以上ない端正な日本語と繊細な描写、文学的技巧を尽くして、もはや崇高な程の下ネタや不条理な暴力、圧倒的無意味を描く孤高の天才作家、初の短篇集。 ─新刊『グローバライズ』とても楽しく拝読させていただきました。また、文芸誌「文藝」(河出書房新社)2016夏号に掲載された『グローバライズ』の[創作論]もとても面白かったです。まずはこの短編集がどのように生ま
6月に『悪声』を出版されたいしいしんじさん。物語の書き方や編集者との関係など、創作にまつわるお話をたっぷりとお伺いしました。 いしいしんじ 1966年生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。 94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞受賞。他の著書に『ポーの話』『みずうみ』『四とそれ以上の国』『その場小説』『京都ごはん日記』(1・2)などがある。 ─新刊『悪声』拝読させていただきました。まずはこの物語が生まれたきっかけをお伺いできますでしょうか。 京都に、僕が高校生の頃から通っている「おおきに屋」という料理屋さんがあります。ある時、そこで料理人をしているもっちゃんに、“呂律が回らない”の “呂律” という言葉の元々の意味を教えてもらったんです。「京都の大原を流れる呂川と律川の中間にあるお寺で、みんなが声明(しょうみょう)
平野啓一郎さんの新刊は、大人の恋愛小説『マチネの終わりに』。物語の世界に引き込まれる一冊です。創作のエピソードや文学について、とても深いお話を伺いました。 平野啓一郎 1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。 2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。 『マチネの終わりに』平野啓一郎(毎日新聞出版 2016年4月9日) 天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。深く愛し合いながら一緒
円城塔さんの新刊『シャッフル航法』は、とてもユニークな物語の詰まった短編集!新作の執筆エピソードから創作のお話まで、たっぷりとお伺いしました。 円城塔(えんじょう・とう) 1972年、北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年、『オブ・ザ・ベースボール』で第104回文學界新人賞を受賞。10年、『烏有此譚』で第32回野間文芸新人賞、12年、『道化師の蝶』で第146回芥川賞、『屍者の帝国』(伊藤計劃と共著)で第33回日本SF大賞特別賞、14年、『Self‐Reference ENGINE』の英訳版でフィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。その他の著書に、『Boy’s Surface』『後藤さんのこと』『バナナ剥きには最適の日々』『これはペンです』等。 『シャッフル航法』円城塔(河出書房新社 2015年8月27日) ハートの国で、わたしとあなたがボコボコガンガン支離滅
町田康先生の新刊『常識の路上』は、3年ぶりのエッセイ集。様々な題材について書かれた素敵な一冊です。インタビューでは特に、創作にまつわるお話をじっくりとお伺いしました。 町田康(まちだこう) 一九六二年一月十五日、大阪府生まれ。作家、パンク歌手。府立今宮高校に入学した七七年、パンクロックに触発され級友らとグループを結成、貸しホールや公民館で演奏会を開く。七九年、グループ名を「INU」と定め、京都大阪、渋谷吉祥寺などで演奏。高校を卒業した八〇年頃より町田町蔵を名乗り、八一年三月「メシ喰うな」でレコードデビュー、八月にINU解散。以後もさまざまな名義で音楽活動をつづけている。また八二年の「爆裂都市 BURST CITY」、九五年の「エンドレス・ワルツ」など映画俳優としても活躍。父を亡くしたその九五年、編集者にすすめられて小説を書きはじめ、翌年発表した処女作「くっすん大黒」で九七年Bunkamur
数々の文学賞の選考委員を歴任された、作家 高橋源一郎さん。新刊『動物記』や創作にまつわるお話をじっくりとお伺いしました。 高橋源一郎 1951年、広島県生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞優秀作を受賞しデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』で三島賞、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎賞を受賞。著書に『「悪」と戦う』、『銀河鉄道の彼方に』、『恋する原発』、『デビュー作を書くための超「小説」教室』他多数。5月に『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新書)が刊行予定。 ─新刊『動物記』拝読させていただきました。収録されている九つの短編は、人間以外の動物が主人公ないしは重要なキャラクターとして登場する作品です。まずは、動物の物語を書かれたきっかけを教えていただけますでしょうか。 言葉で仕事をする自分にとって、“言葉を持たない存在”は、書くべき対象
著書『うれしい悲鳴をあげてくれ』(ちくま文庫)が大ヒット!作詞家、音楽プロデューサーとしてもご活躍のいしわたり淳治さんに創作についてのお話をうかがいました。 いしわたり淳治(いしわたり・じゅんじ) 1977年8月21日、青森県生まれ。1997年にデビューしたロックバンド・SUPERCARのメンバーとして全曲の作詞を担当する。バンド解散後は音楽プロデューサー・作詞家として活動し、チャットモンチー、9mm Parabellum Bullet、ねごと、NICO Touches the Wallsなどのプロデュースを担当。作詞家としてはSuperfly「愛をこめて花束を」、少女時代「PAPARAZZI」、SMAP「Mistake!」、剛力彩芽「友達より大事な人」などの作品がある。著書に小説『うれしい悲鳴をあげてくれ』(ちくま文庫)。 『うれしい悲鳴をあげてくれ』いしわたり淳治(ちくま文庫 2014
今最も注目されている詩人 最果タヒさんに、2月に刊行した2冊の小説の魅力や、創作についてのお話をたっぷりとおうかがいしました。 最果タヒ(さいはて・たひ) 1986年、神戸市生まれ。 第44回現代詩手帖賞、第13回中原中也賞受賞。 詩集に『グッドモーニング』(思想社)、『空が分裂する』(講談社)がある。近作の詩集『死んでしまう系のぼくらに』(リトルモア)が、評判を呼び、多くのファンを獲得する。今、最も注目されている、若手詩人の初小説。 『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』最果タヒ(講談社 2015年2月24日発売) 詩集『死んでしまう系のぼくらに』で世界を震わせた、 今、最も注目される詩人・最果タヒが紡ぐ、初めての長編小説――。 少女たちは、いつだって青春を戦っている。 ー新刊『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』拝読させていただきました。まずは物語の重要
インタビュー
翻訳家の岸本佐知子さんに、新刊『元気で大きいアメリカの赤ちゃん』の魅力や、お気に入りの映画、さらに日本翻訳大賞について、たっぷりお話うかがいました。 岸本佐知子(きしもと・さちこ) 1960年神奈川県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。主な訳書にミランダ・ジュライ『いちばんここに似合う人』(新潮社)、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』(以上白水Uブックス)、ショーン・タン『夏のルール』(河出書房新社)。編訳書に『変愛小説集』『変愛小説集Ⅱ』(講談社)、『居心地の悪い部屋』(角川書店)。編書に『変愛小説集 日本作家編』(講談社)がある。『ねにもつタイプ』(ちくま文庫)で2007年講談社エッセイ賞を受賞している。 『元気で大きいアメリカの赤ちゃん』ジュディ・バドニッツ 岸本佐知子訳(文藝春秋 2015年2月7日
新刊『暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss』を出版された森博嗣さんに、新刊や創作についてのお話をメールでインタビューさせていただきました。 森 博嗣 1957年生まれ。作家。工学博士。某国立大学工学部建築学科助教授を務める傍ら、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。以後、次々と作品を発表し、人気作家に。「ヴォイド・シェイパ」シリーズ、「スカイ・クロラ」シリーズ、S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズ、Xシリーズなどの小説をはじめ、新書やエッセイなど多数の著書がある。 『暗闇・キッス・それだけで』森博嗣(集英社 2015年1月26日) 探偵兼ライタの頸城悦夫は、ある悲劇的な過去を背負っている。彼は、旧知の編集者兼女優の水谷優衣から、IT史上の伝説的存在として知られる人物の自伝を書く仕事を依頼された。その人物
新刊『キャロリング』を刊行された作家の有川浩さんに、『キャロリング』の魅力や、自身の小説の映像化についての考え方をお伺いしました。 有川浩 1972年高知県生まれ。『塩の街』で電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、2004年デビュー。同作にはじまる自衛隊3部作『空の中』『海の底』、「図書館戦争」シリーズをはじめ『阪急電車』『植物図鑑』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』など著書多数。映像化された作品も多く、幅広い世代から支持を集めている。また俳優の阿部丈二と演劇ユニット〈スカイロケット〉を結成し、『旅猫リポート』『ヒア・カムズ・ザ・サン』の舞台化を自ら手がけるなど、演劇の世界へも挑戦の幅を広げている。 『キャロリング』有川浩(幻冬舎 2014年10月23日) クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖―。 有川浩が贈るハートフル・クリスマス。 *NHK BSプレミアムにて毎週火曜日午後11時15分
漫画家の今日マチ子さんに、ご自身の作品に込めている想いや物語の作り手としての考え方についてお話を伺いました。 今日マチ子 [Machiko Kyo] 漫画家。1P漫画ブログ「今日マチ子のセンネン画報」が書籍化され注目を浴びる。4度文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。戦争を描いた『cocoon』は劇団「マームとジプシー」によって舞台化。2014年には第18回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。近刊に『いちご戦争』『5つ数えれば君の夢』等。 今日マチ子のセンネン画報 twitter : @machikomemo ─今年5月に手塚治虫文化賞「新生賞」を受賞され、その後、5月は『ヒカリとツエのうた』、7月に『いちご戦争』、『cocoon on stage』、『ペコポコ』、8月には『5つ数えれば君の夢』と立て続けに新刊を出版されています。相当お忙しかったんじゃないですか。 作品の連載自体は去年で割
漫画、アニメ、ゲーム、小説など多彩なジャンルでご活躍中の作家 冲方丁さんに、ご自身の作品の二次創作解禁や、物語の持つ力についてお話伺いました。 「冲方 丁」うぶかた・とう 1977年、岐阜県生まれ。96年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。以後、小説、マンガ、アニメ、ゲームと全方位型の執筆活動を開始。2003年『マルドゥック・スクランブル』が第24回日本SF大賞を受賞。2010年には初の歴史小説『天地明察』が第7回本屋大賞などを受賞、直木賞にもノミネートされ映画化される。2012年に『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。最近作は清少納言を主人公とした『はなとゆめ』(KADOKAWA) 2013年から2015年にかけて劇場公開されているアニメ『攻殻機動隊ARISE』ではシリーズ構成と脚本を担当。 ─今年7月にブログで発表されたご自身の作品の二次創作解禁という構想が話題
米国アカデミー賞公認国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジアが展開する「ブックショート」は、2024年8月より【短編小説の「公募」「創作」プロジェクト】から、脚本・漫画にも対象を拡げた【ショートフィルムの原案「公募」「創作」プロジェクト】に進化しました。 これまで【短編小説「公募」プロジェクト】としては、<二次創作>をテーマに2014年以降毎年開催している「ブックショートアワード」をはじめ、さまざまな企業・自治体とコラボレーションし多彩なテーマで「公募」を実施しました。 そして、【短編小説「創作」プロジェクト】としては、<日本博・日本各地のストーリー創作プロジェクト>を筆頭に、さまざまな企画を立ち上げ、第一線で活躍する小説家とともにテーマ性の強い作品の「創作」もしてきました。 そして、2024年からは小説に加えて脚本・漫画にもジャンルを広げ、より多彩なクリエイタ
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