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広告業界の常識は世間では非常識...と、揶揄する業界人を何人も存じ上げておりますが、その非常識の1つに"SPEC WORK"(Speculative Work)というのがあります。これは「支払いがあるかどうかわからない仕事」という意味であり、主にコンペの時に使われるワードです。コンペでカンプやVコンなどを提出しても、選ばれなかったら一銭にもならず、疲れの倍返しになるというあれです。英語でこういうワードが確立されているってことは、業界の非常識加減は世界共通ってことのようです。 そんな中、このSPEC WORKが、いかに非常識なことなのかを訴えるべく、トロントのエージェンシー"Zulu Alpha Kilo"が、ドキュメンタリービデオをリリースしました。かなり、いい根性してます。 家を建てて気に入ったら払うとか、珈琲飲んで気に入ったら払うとか、額縁屋、パーソナルトレーナー、建築士、コーヒーショ
当事者でなくても「いじめ」のニュースにはいつも気が重くなります。ほとんど出口のない問題のような気がしていますが、カナダのサスカトゥーンにあるWillowgrove Schoolでは、校庭に1つのベンチを設置するだけで、状況がかなり改善しているそうです。 このベンチの名は"Buddy Bench"。直訳すると「友だちベンチ」。ルールはとてもシンプルで、休み時間に遊び相手がいない場合、このベンチに座ります。すると誰かが誘いにやってくる。そして、一緒に遊ぶ、それだけです。 要するに、仲間はずれにされている子供が埋もれて、孤立してしまうからこそ、いじめが発展していくのであって、可視化して、みんなに知らせる、そして「そんな子を見つけたら声をかけて一緒に遊ぶというルールを加える」ことで問題解決につながるという発想です。学校には意地悪な奴もいるけど、心優しい奴もまた必ずいるわけで、そういった子たちが一緒
4月2日から2ヶ月間、Govert Flinckstraat 145(オランダ)では、1機のiPhoneががっちりと固定され、ショーケースの中に展示されている。このiPhoneの電話番号は0642764284(日本からかける場合は頭にオランダの国番号31が必要)。電話をかけると3言語の選択案内があり、メッセージを残すように告げられ、人は何かを告白する。それは、自分の犯してしまった罪...例えば殺人や強盗といった重大事件の告白だってできる(勿論、SMSで送ることもできる)。なぜなら、電話をかける度に、SMSを受信する度に着信音が鳴るが、誰もこの電話をとることは出来ず、また会期終了後も永久に封印されるそうだ。 この電話の向こう側に居るのはいわば「神」であり、これは現代の「懺悔」。iPhoneの出現はデジタル化を加速させ、人々はそのiPhoneという「禁断の果実」に手を出してしまい離れられない。
上段3つの写真は故障したテレビで観ている番組ではない。ルーマニアの放送局"Antena1"の人気ニュース番組のオフィシャルな映像であり、1週間に渡ってこの色調で放送された。壊れたテレビで観ている訳でも無いのに何故、こんな色調なのか? これはルーマニアで輸血用の血が不足していることを伝えるために三原色"RGB"から"R=RED=赤"を意図的に取り除いた映像。"テレビは故障していない。あなたが生きているのは赤=血液の無い世界"というメッセージだ。 結果、キャンペーン開始から6週間で献血に参加する人が80%増加。更に政府が来年の献血活動予算を前年比で300%増加するという決定を下した。 "赤が無い世界"とはうまい。
トップミュージシャンとファンの関係って、以前は遠くから見守っているような感じだったけど、最近ではソーシャルネットワークで繋がったり、気軽にサインや握手に応じたり...というケースは少なく無く、ミュージシャンから積極的にエンゲージしている感じだ。しかし、Taylor Swiftほどその距離が近く、積極的にエンゲージするトップ・ミュージシャンはいないだろう。 先日彼女が投稿したビデオによると、彼女はここ1年に渡り、ソーシャルメディア上でのファンの行動を観察し、熱心なファンを抽出(若く、あまり都会的で無い女子及びゲイを選出)。米国と英国で彼等を"彼女の家!"に招待してプライベートパーティを開催した。招待者は@Taylor Nationのフォロワーであり、まず@Taylor Nationの運営会社からDMでインビテーションを受け取る。そして、パーティ当日、秘密のパーティ会場である"彼女の家!"から
世界中のモバイルネットワークが"iPhone6"のSIMは是非うちで!と積極的に仕掛けている訳ですが、KPN(ドイツテレコム傘下)はアムステルダムで一風変わった方法を採用。iPhone6を求めるApple Storeの長蛇の列に衣服のリフォームスタッフを派遣。iPhone6 Plusの巨大サイズに合わせてシャツやパンツのポケットのリフォームサービスを提供した。 なるほど。日本でもショッピングモールに入っているリフォーム店がソフトバンクやドコモショップと連携してリフォームサービスを提供できたかも知れません。
"Perspective"(見方)と題されたAppleのフィルム。火曜日にカリフォルニアで行われた新製品発表会の冒頭に公開されたフィルムであり、トリックアート的手法を使った演出が印象的だ。 ここで語られているメッセージの一部を抜粋すると... いつも異なる角度で物事を見る人たちを讃えよう。 物事に新しい意味を与えることの大切さ。 常にもう1つの見方、より良い見方、より大きな物事の見方があることを信じよう。 これらの言葉はジョブズの伝説的キャンペーン"Think Different"に集約される。大切な新製品の発表を前にAppleのポリシーを再度強調した訳だけど、Appleは"Think Different"などと言う資格は無いと言っている人たちがいる。OK Goだ。なぜなら彼らが6月中旬にリリースし、YouTubeで1,000万視聴を突破した"The Writing's On the Wa
タイムラインを"Ice Bucket Challenge"で占領され、その映像がゲイツやザッカーバーグなど当初のセレブによるチャレンジから徐々に普通の人々へと移行しつつある今日この頃、不謹慎極まり無い企画が放り込まれた。 Samsung Galaxy5Sがその防水性能を活かして誰からも指名されていないにも関らず、自主的に"Ice Bucket Challenge"を実施。iPhone5S, One M8(HTC), Lumia 930(Nokia)という、いずれも防水性能を持っていない機種にチャレンジするよう指名した。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を知って貰い、寄付を募るための社会的活動を宣伝に利用するとは...。ユーモアのつもりだと思いますが、ユーモアになってないですね。 ※追記1: エージェンシーはCheil UK。寄付はしているが金額は非公開。エージェンシー担当者は「意味あ
カンヌライオンズの主要なプログラムに"AWARD"がある。これは優れた広告作品を表彰する制度であり、選ばれたいなら、まずお金を支払ってエントリーしなければならない。逆に言えば、どんなに優れた広告であってもエントリーしなければ絶対に表彰されない。 2014年、このエントリーフィーの合計金額が過去最高の2,820万ドル(約28億円)に到達した。世界97カ国から37,427のエントリー(前年比4.4%増)があったようだ。因みに昨年も2,400万ドルで、過去最高記録だった。 まず、大きな要因は"Product Design"部門が新設されたこと。 最も稼いだ部門が"Outdoor"。5,660のエントリーを獲得し、350万ドル稼いだ。それに続いたのが"Press"で5,007エントリーを記録し、340万ドルを稼いだ。 オンラインやデジタル領域でのブランディングに貢献した作品を表彰する"Cyber"
FacebookやTwitterを使っている人は多いけど、そこで見知らぬ人と深く繋がることやフレッシュな視点で人の行動を見ることが結構難しい。MIT Media Labの"Playful Systems Group"が開発した"20 Day Stranger"なるSNSは、見知らぬ人と20日間限定で写真+文字を使ってコミュニケーションするSNS。 あなたのプロフィールや位置情報を伏せたまま送り合うことで、見知らぬ人、そして今後も会わないであろう人への同情や互いの状況を想像・理解しようとする心を育むことが、このサービスのポイントとのこと。 サービスは現在、Beta版。 20日間という期間設定やプロフィールを公開しないというのが絶妙ではないでしょうか。長すぎると飽きてしまう。20日間だと相手のことを十分に気にかけることが出来て、且つ、しばらくは記憶にも留まって...ということが期待できそうです
'ランニング+音楽'はすっかり定着した。ならば次は'スイミング+音楽'と発想したのがソニー。防水用ウォークマンを開発したんだけど、その販売方法がとても力強い。 商品をわざわざウォーターボトルに入れ、フィットネスクラブのベンダーに宿借りして販売した。Coca-Colaなどと一緒にしれっと並んでミネラルウォーター風にディスプレイされている惚けた感じが素敵だ。 水に浸けた状態で防水性能を強調しながら売る。そして、ボトルに入れた感じがスタイリッシュ...これは惹かれます。
何年か前から“Real Beauty”を標榜し、広告モデルにも素人女性をPhotoshop加工無しで使うなどしてきたDove。 “Evolution”は当時、かなり話題になった。 そのDoveが今度はPhotoshop加工技術を乱用するアートディレクターやデザイナーに狙いを定め、かなり挑戦的なキャンペーン“Thought Before Action”を展開。“100 Photoshop Free Actions”(100Photoshop加工事例)なるデザイナー御用達のWebSiteに事例爆弾を仕込んだ。その写真をPhotoshopで開くと以下のようになる。 Photoshopのアクション項目は普通、明るさの調整だったりするのに、代わりに“Beautify”なるボタンがセットされている。そして、このボタンをクリックすると加工前の状態に戻るという趣向。 そして、左肩に“Don't manip
Face Rigはあなた自身がWebCamの前に座るだけで3Dキャラクターになることができるコンピュータプログラム。WebCamが捉えるあなたの表情・仕草や声がリアルタイムにキャラクターに完璧に反映される。 SkypeやTwitchなどWebCamを使用する如何なるサービスにも対応している。 ビデオによるとカラオケモードもあり、更にはキャラクターをアクセサリーでキャラクターを飾ることも可能。 開発したのはスウェーデンのVisage Technologies。このアイデアはFacebookに自分の分身となる3Dキャラクターが話すビデオをポストしたり、SkypeやGoogle Hangoutで友人を驚かせたい...といった興味から誕生したようで、開発にはTVゲームデベロッパーを交え、その技術がふんだんに使用されているとのこと。 現在Indiegogoで資金調達中。目標120,000ドルを29日
David McCandless(Data Journalist / Information Designer)とKantar(Data / Research Agency)が昨年立ち上げたデータ表現の国際賞“The Information is Beautiful Awards”の受賞者がロンドンで発表された。データ表現というとデザイン的な面に注目が集まりがちだけど、リサーチテーマもユニークなモノが多く、とても興味深い。 カテゴリーはData Visualisation, Infographic, Interactive Visualisation, Motion Infographic, Tool or Websiteの5部門で、各々に金・銀・銅賞が設けられている。更に、6つの特別賞(Best Studio, Individual Contribution, Student Work,
国や地域を問わず「少年少女のいじめ」は問題視されているようだ。そして、このプエルトリコの2つのビデオは社会問題に対して「いいね!」しただけで解決に貢献した気になっている私達に警鐘を鳴らしている。 ブロックショットされた少年がほんの少しからかわれただけで、バッグから銃を取り出し、ブロックショットした少年に銃口を向ける。 そして“Like! to prevent it”(この危機を救う為にいいね!を)の文字が現れ、みんなは一斉に“Like!”をクリックしただろう。しかし、次の瞬間、少年は引き金を引いてしまう...。 “Like! don't save teenagers at risk”(いいね!じゃ少年は救えない) www.jovenesenriesgo.orgにアクセスして署名と寄付、具体的な行動を求めている。 自分たちの怠惰さに気づかされる瞬間です。 もう1本は女子高生のいじめです。 「
Youtubeのプレロール広告にイライラが募る今日この頃、このイライラの問題解決を狙った企画を時々見かけるようになった。 最近ではVolkswagenが自動的にギアシフトするシステムを訴求する為に自動スキップする企画があったけど、今回もVolkswagenで、スピードを訴求する若干シンプルすぎるプレロールを展開した。 さっと現れては消え去り、スキップされる...。確かにユーザーのストレスは軽減されますが、この広告に気づくかどうかは微妙です。自動車ブランドにとってYoutubeのプレロール枠の広告費など取るに足らない金額なので、実験的な意味合いが大きいのでは無いでしょうか。
数年前まで「データを読む・見る」ことは極めて退屈で根気が必要な作業であったと思う。所がここ数年、様々なデータを美しいグラフィックで表現する“Data Visualization”が注目され初めて以来、データを見る眼差しは完全に変わった。パワーポイントのスライド1枚から、インタラクティブな仕掛けがあるデータ表現までそのクオリティは急速に高まっている。 そうなると「どれが一番世界で美しい?」という話に帰結するのは世の常。ということで、“The Information is Beautiful Awards”というコンペティションが開催された。1,000以上のエントリーから選ばれた入賞作品はどれも素晴らしく、表現の美しさは勿論のこと、データ分析の視点のユニークさも見所です。 以下、各部門の金賞を紹介します。 Data Journalism部門−Casualties(CNN) アフガニスタンとイラ
毎年90万頭以上のアザラシが世界中で殺されており、特にカナダやロシア、ノルウェイといった国で酷い状況のようだ。この現実を知ってもらおうとドイツの非営利団体 NOAHが企画したアウトドアインタラクティブ企画がこれ。 ビルボードに表示されたアザラシを殺そうとする男の画にコインを投げ、その男の姿をコインで埋め尽くして消し去ってしまおうという趣向だ。(ビルボードがマグネットになっており、コインがくっつくようになっている) 無意識にポケットからコインを取り出して投げてしまいそうです。「行動してもらうトリガーづくり」がとても面白いです。
五輪スポンサーのCoca-Colaがロンドンにパビリオン“Beatbox”をオープンさせた。Asif KhanとPernilla Ohrstedtによって設計・デザインされたこのパビリオンを覆うのは230枚のインタラクティブパネル。このパネルを触れるだけで床や平均台の上を駆け抜ける足音や卓球のヒッティング音、心臓の鼓動などのアスリートが発する様々なサウンドが出力され、DJ気分でリミックスが楽しめるという仕掛になっている。 これは昨年、DJのMark Robinsonが個々のアスリートを訪問の上録音した音源。様々な競技の選手にアプローチしている。 このプロジェクトはライブコンサートへと発展すると共にTVCMもリリースされた。 また、パビリオンの屋上に上るとオリンピックパークが一望できるとのこと。 更に、パビリオンの中では音楽と証明のインスタレーションが楽しめるようになっている。 Coca-C
#Canneslions 2012 Review - THE GENEROUS AGE OF ADVERTISING View more presentations from Bridget Jung グランプリだけでなく、ゴールドやシルバーも含めて知っておくべきプロジェクトをピックアップ。プロジェクトの解説スライドとYoutubeの映像が組み合わさってとてもわかりやすい。
あまりの人気ぶりでアカウントを作るのが“Waiting”状態になっているPinterestを使ったキャンペーンが登場した。“Woman's Inspiration Day”なるこのキャンペーンを仕掛けたのは生理用品ブランドのKotexだ。 50人の影響力が大きいPinterestユーザーを選出し、彼女たちがPinしている内容を参考にしながら1人1人にハンドクラフトのプレゼントを制作。その上でKotexのPinterestアカウントに各々のプレゼントをPinし、彼女たちに「あなたたちの自己表現が気に入ってます。RePinしてくれたらこのプレゼント差し上げます」とメッセージを送信。すると、50人全員がRePinし、宅配により受け取ったプレゼントをPinterestやFacebook、Instagramで公開し、694,853インプレッションを達成。KotexはPinterestを女性の自己表現
野外フェスで出会いを求める人もいれば、音楽に集中したいから声かけないで欲しいとか、彼氏いるからナンパお断りの人もいる。本来ならそんなメッセージが記されたTシャツでも着ていればいいんだけど、そういうわけにもいかない。 ということでHeinekenがポーランドの野外フェスで用意したのが、QRコードシール。会場内の一角にブースを設け、来場者個々が伝えたいメッセージをQRコードシールに入力し、Tシャツやパンツを身体のどこかに貼り付ければ、無言のメッセージを発信できるという趣向。 ホリデイシーズンのキャンペーンでもQRコードにオリジナルメッセージを吹き込んで、プレゼントボックスに貼り付けて贈るという仕掛けがあったけど(Santa Tag/JC Penney)、「ユニークなQRコード」がこんなに簡単につくれるなら、イベント現場で人と人や人とモノを繋げるツールとしてもっと活用されるようになりそうだし、「
シンビアンを捨てMSを新たなパートナーとして迎えたNokiaの再出発となるWindows Phone“Lumia 800”のプロモーションとしてプロジェクションマッピングとDJを組み合わせた超弩級のランドスケープショーが11/28に実施された。 場所は高さ120mのMillbank Tower(London)。800に及ぶ窓ガラスをビニールで覆い、16のプロジェクターで壮大な3Dイメージを投影。DJは人気のdeadmau5(デッドマウス)だ。Facebookでのライブ中継もあったようだ。 プロジェクションマッピングにDJを上乗せするケースは以前にもあったけど、これはスケールが別格。Facebookでの中継にも1200のコメントがついていて、今後のYoutubeビデオ視聴にも弾みがついて、シェアが連鎖しそうだ。 ※追記:新しいビデオが出た!
11/16に自伝“Decoded”(謎解き)をリリースするスーパースター“Jay-Z”がBing(MS)と組んでその題名通りの謎解きキャンペーンをスタートさせた。 書籍をプロモーションする場合、象徴的な一文を抜き出してキャンペーンコピーとして使用するのが常套手段であるが、“Jay-Z”は全部で300ページ以上からなる“Decoded”の全てのページを抜き出して彼が育ったブルックリンや、インスピレーションを得たロンドンなど、世界各地でOOHを展開するというとんでもないことをなさっている。しかも、地下鉄やタイムズスクエアなど、よくある広告スペースではなく、プールテーブルの裏やスーツの裏地、花束の包装紙といった目に付きにくく、且つ各ページの内容にリンクした場所に掲出(5-10P/日)しているようだ。そして、ファンのみんなにこれらを探してもらおうという仕掛けである。 キャンペーンサイトで毎日繰り出
空前のマラソンブームだ。東京マラソンには定員の10倍の申し込みがあるという。そして、我が町「大阪」にも、お隣の「京都」「神戸」にもメガ市民マラソンがやってくる。ということは、そのようなお仕事に携わるチャンスだってあるかも知れないということだ。ならば、そんな時に知っておきたいのがメガ市民マラソンの本家本元“New York City Marathon”で行われた“Support Your Marathoner”なるランナー応援企画。奇遇なことに神戸のASICSがスポンサーでいらっしゃる。 フルマラソンというのは孤独且つ過酷。心が折れそうな時に勇気を与えてくれるのは家族や恋人の声援だ。しかし、沿道からの声援をパーフェクトに受け取るということなど、メガ市民マラソンでは不可能。そこで登場したのがこの企画。「ピンポイント励まし」を実現すべく、コース沿道に3つの大型ビジョンを設置、家族や恋人からのビデ
昨日引退を発表した稀代のマーケッター“Steve Jobs”が繰り出したAppleの印象的な広告10選をAdvertising Ageが発表した。いずれも素晴らしい作品ばかりで、この10選には激しく同意します。 “1984” ジョージ・オーウェルの「1984」をモチーフとしたTVCM。ビッグ・ブラザー=IBMに立ち向かう1人の革命者=Appleの姿を描いている。1984年の第22回スーパーボールという大舞台でのオンエア、「自由」を拠り所にして生きる米国人のバイブル「1984」を使うという大胆な表現が印象的で、個人的にはこれがジョブズ広告の最高傑作ではないかと思います。 “Silhouettes” 激しくダンスする人のシルエットが音楽を携帯することの魅力を120%表現。これ程シンプルでパワフルな広告は他に無いです。 “Mac vs PC” 3年以上続いたMicrosoftを皮肉る強烈な比較広
“Nike Ice Cream Truck”と名つげられたこのブルーのキュートすぎるトラックは、この夏1ヶ月間マンハッタン界隈を巡回し、8つのバスケットボールイベントを訪問しながら、時にTシャツやトレーナー、靴紐、そしてアイスクリームを配るという役割を担っている。 お菓子メーカーがこんなトラックをつくって街を巡回するならあまり驚かないけど、スポーツブランドがこういった手法をとることがサプライズだし、普段のイメージとのギャップが面白い。この「可愛さ」がブランドイメージに還元されるのでは無く、こういう企画をやってしまう「遊び心」が還元されるというのが旨いですね。
12 Trends from Cannes 2011 View more presentations from The Social Practice 先頃閉幕した「カンヌ2011に見る12のトレンド」なるスライドが公開されている。決してインスピレーションになるような類ではなく、あくまでもトレンドの紹介。 1.Scial TV: TV見ながらFacebook, Twitterでその内容について語り合う、というトレンド。「スーパーボール」を見ながらCMオンエアブランドについて語られるTweetを集約した“Brand Bowl”やMTV Awardに向けて応援Tweetの量を可視化する“Twitalyzer”など。 2.Digital Story Telling: ユーザーがソーシャルメディアで発信した内容をコンテンツ化したり、ブランド自身がユーザーコミュニティにコネクトして会話を活性化させる
カンヌライオンのグランプリ作品紹介、後編です。 〈プレス部門〉 Samsonite“Heaven & Hell” 飛行機の中の様子を「客席=天国」「荷置き場=地獄」として描き、Samsoniteのスーツケースの「頑丈さ」をアピールしている。中国国内でプリント広告、OOHとして展開。 〈フィルム部門〉 Nike“Write the Future” 昨年のワールドカップにタイミングを合わせてリリースされた「一瞬の判断、プレーがその後の世界を変える」をテーマとした180秒の長尺TVCM。フットボールは勿論、それ意外も含めてNikeの大物契約選手が総出演する壮大なストーリーで、受賞は「やっぱり」という感じです。この映像を皮切りに様々なプログラムが展開されたけど、個人的には、このTVCMのストーリーにユーザーが出演してオリジナルビデオをつくる“Write Your Future”が良かったです。 〈
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