22日の終日一部運転見合わせから一夜明けた東海道新幹線乗り場のJR東京駅八重洲中央南口=東京都千代田区で2024年7月23日午前8時41分、田中綾乃撮影 JR東海は、愛知県蒲郡市で起きた保守用車両の衝突・脱線事故で運転を見合わせていた浜松―名古屋間の安全が確認できたとして、23日午前6時の始発から24時間ぶりに全線で運転を再開した。 各地の駅では足止めされた観光客や会社員らで朝から混雑した。JR東海はこの日、午前6時台の東京―新大阪間の「のぞみ」を上下線でそれぞれ2本ずつ臨時に増やして運行した。 JR名古屋駅にスーツ姿でいた東京都在住の会社員、田中敏男さん(52)は22日に新幹線で出張先の広島に向かう予定だったが、事故で浜松―名古屋間が不通となったため、浜松から名古屋まで在来線を利用し、愛知県東海市内のホテルで一夜を明かした。これから新幹線で広島に向かうといい、「取引先との予定が流れ、費用