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アメリカ大統領選
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テロリストの誕生 ーーイスラム過激派テロの虚像と実像 国末憲人 著 2015年から16年にかけてフランスとベルギーで相次いで起きた下記の四つのテロは、世界に大きな衝撃を与えました。 ▼辛辣な風刺で知られる週刊紙の編集部が標的となった「シャルリー・エブド襲撃事件」(同時に起こったユダヤ教スーパー襲撃事件と合わせて17名が死亡) ▼街角のカフェや劇場が襲われ130名の犠牲者を出した「パリ同時多発テロ」 ▼EUの拠点で空港・地下鉄が狙われ32名の犠牲者を出した「ブリュッセル連続爆破テロ」 ▼海岸沿いの遊歩道を散策する86名の生命が奪われた「ニース・トラック暴走テロ」 これらのテロはいずれも「イスラム過激派」によるものと報じられましたが、犯人側が死亡していることもあり、現在にいたるまで凶行の全体像が解き明かされたとはいえません。本書は朝日新聞の外信部で長く現地取材にたずさわってきた著者が、欧米社会
すごく科学的 ーーSF映画で最新科学がわかる本 リック・エドワーズ/マイケル・ブルックス 著 藤崎百合 訳 ◆絶滅種再生や人工知能、ブラックホールにゾンビまで、映画から科学の最先端が見える! 映画「猿の惑星」のように、賢いサルを遺伝子操作などの手法で創り出すことは可能でしょうか。あるいは、「ジュラシック・パーク」のように恐竜をよみがえらせることは可能? 「SF映画なんて荒唐無稽」と思われる向きもあるかもしれませんが、実はSF映画は専門家の意見を取り入れるなどして「すごく科学的」に作られているということをご存じでしょうか。本書は新旧の名作ハリウッドSF映画に描かれている科学(「デロリアン」は理論的に可能か?)や、描かれていないウラ側にある科学(昆虫をゾンビ化させる菌が存在する)に正面から切り込む本です。 本書で扱うのは、「インターステラー」や「ジュラシック・パーク」から「マトリックス」や「エ
文庫 データの見えざる手 ――ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則 矢野和男 著 ◆コストゼロで生産性が13%も向上できた! ビッグデータとAIを駆使した、新時代の生産性研究の名著『データの見えざる手』が文庫化されました。本書の単行本版は、最近の「働き方改革」や生産性向上にかんする議論を先取りする形で、2014年に刊行されました。しかも、人々が働く現場で実験・計測した科学的研究を元に生産性にかんする議論を展開しており、その内容は現在も他の追随を許さない高みにあると言えます。 では、具体的には、生産性はどのような方法によって上がるのでしょうか。本書ではいくつか実例が挙げられていますが、端的な例を挙げれば「従業員が幸せになればいい」というものです。 以前にも心理学者などによるアンケート調査を使った実験により、従業員が幸せな状態になると生産性が高くなることは、数多くの研究で示されてい
マインドセット ――「やればできる!」の研究 キャロル・S・ドゥエック 今西康子 訳 ◆「成功心理学」の古典的名著、新装完全版で登場! 同じような能力を持っていても、一度の失敗で諦めてしまう人と、失敗の原因を究明して次につなげる人がいる。一度の成功体験にとらわれて次につなげられない一発屋の人と、何度も成果を達成できる人がいる。問題がむずかしいとやりたがらない子、むずかしい問題ほど目を輝かせる子がいる。 それらの違いは? 本書によれば、心のあり方(マインドセット=mindset)にあります。 本書は、マインドセットのパイオニアとして知られるスタンフォード大学心理学教授キャロル・S・ドゥエック博士による世界的ベストセラー“MINDSET”の新装版。旧版『やればできる!の研究』では、カットしていた企業経営者とアスリートに関する2つの章を復活させ、完全版として刊行しました。 ◆しなやかマインドセッ
世界のカマキリ観察図鑑 海野和男 著 昆虫写真家として高名な海野和男さんですが、昆虫の中でもカマキリが大好きです。カマキリのどこが面白いのかと聞くと、「会話ができるから」という答えが返ってきました。カマキリは人間が近づいてもほかの昆虫のように一目散に逃げたりはしません。振り向いてカマを上げ、羽を広げて威嚇の姿勢をとることが多く、指でちょっかいを出すと向かってきたりします。指をあちこち動かして会話のような遊びをすることができます。これは肉食性で天性のハンターであるカマキリの習性からくる行動です。 海野さんは蝶をはじめ、甲虫類やトンボ、セミ、バッタなどあらゆる昆虫が好きですが特にカマキリにはこだわりがあり、若い時からカマキリを追いかけてきました。熱帯アジアに多くいるさまざまなカマキリを撮影し、採集してきました。遠くアフリカや南米やオーストラリアにまで何度も出かけています。この本には45年来撮り
ルーズベルトの死の秘密 ――日本が戦った男の死に方 スティヴン・ロマゾウ、エリック・フェットマン著 渡辺惣樹訳 ◆死の謎をめぐる論議がつづく フランクリン・デラノ・ルーズベルト米国大統領は、一九四五年四月十二日、空前絶後の大統領四選を果たしてから五カ月後、そしてヤルタ会談から二カ月後に死去しました。主治医ブルーエン医師(軍医)による死亡診断は脳溢血(「広範囲に及ぶ脳内出血がくも膜下に流れ込み、その結果、頂部硬直が起きた」)であり、誰にも予想できなかった突然の死であるとされました。以後、これが死因に関する公式見解となりますが、すでに死の直後からこの公式発表には疑義が呈せられ、今に至るも米国内では論議がつづいています。 ◆メラノーマが脳と腹部に転移 本書は神経科専門医ロマゾウ氏と、『ニューヨーク・ポスト』紙を中心に健筆をふるう政治記者フェットマン氏が、大統領の死の真因を追究、当時の診療記録、ル
戦国合戦 通説を覆す 工藤健策著 本書は「信長は本当に天才だったのか」(草思社刊)などの著作がある工藤健策氏の書き下ろし新著である。もともとスポーツアナウンサーであり、プロ野球などに関する著作が多い氏は、また熱心な歴史マニアであり、年来多くの資料を読み込んだり、マイカーを走らせて歴史の現場を訪ねたりしていた。氏が疑問に思っていたのは歴史学者がなぜ現場を踏み、実際に起こったことをリアルに推理しないのかということだった。とくに戦国時代の合戦は、何千、何万という人数の敵味方に分かれての戦いであり、そこには移動、補給、武器、糧秣といった軍事なら当然考えられるべき要素があるのに、従来の記述では十分に考察されているとは思えない。本書は従来の歴史記述にもう少し理数的観点、リアルな考察、常識を当てはめてみるとどうなるかを試してみた、理数的歴史マニアならではの八大合戦の推理である。 ◆秀吉は毛利攻めからなぜ
考える力がつく算数脳パズル 論理なぞぺー《対象:小学1年~6年》 高濱正伸(花まる学習会代表)・川島慶(花まるラボ代表)・秋葉翔太 著 ◆小学校時代のパズル体験こそが、将来の論理力のカギ! 累計39万部の大人気学習パズル「なぞぺー」シリーズに、「論理力」に特化したパズル集が登場しました。 論理の能力は、大人でも「得意・不得意」「好き・嫌い」が分かれやすいにもかかわらず、社会に出てからあらゆる場面で非常に重視されます。これほど大事な能力なのに、なぜこんなに個人差がついてしまうのでしょう? 本書の著者、大人気学習塾・花まる学習会代表の高濱正伸さんによれば、将来の論理力を育むカギは、小学校時代の論理パズル体験にあるといいます。たくさんの子どもたちを見てきた経験から「小学生のころパズルが大好き・得意で、中学生以降に論理的思考が苦手になったという子を、見たことがありません」と断言しているのです。 と
すべては1979年から始まった ――21世紀を方向づけた反逆者たち クリスチャン・カリル著 北川知子訳 ◆過激なイスラム主義者台頭の源流をたどるリアルな現代史 「イスラム国(ISIS)」など、イスラム系過激派が世界中を震撼させています。でも、少なからずの日本人にとってイスラムは遠い世界。そもそもなぜ、こんなにイスラム主義者が活発に活動しているのか、という疑問が増している方もいるのではないでしょうか。 ベテラン・ジャーナリストが書き下ろし、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙Best of 2013にも選ばれた本書は、その問いを解くうえでも必読の一冊となります。 本書が描くのは1979年前後の世界情勢。その年、イギリスでは、サッチャーが女性初の首相に就任。中国では鄧小平が経済改革を開始。イランでは、ホメイニーが国王を追放し、イラン・イスラム共和国を樹立。ヨーロッパでは、初の東欧出身ローマ法王
文章読本の名著90冊から抽出した 究極の文章術 ひらのこぼ著 著者はもともと広告会社のコピーライターを長年年勤めた方ですが、大学は畑違いの理工系出身で入社以来、文章を書くのにとても苦労しました。その弱点を補うため、これまでいろいろな文章読本の類を手に入れて参考にして来ました。この本はその成果です。 国会図書館等で調べると日本でこれまでに出た文章術や文章読本は1000冊は優にあるそうです。なぜ日本人はこれほど文章読本が好きなのか、文章を書くことに苦手意識があるのか、実に不思議な気がします。 たぶん、戦後教育の弊害とか、日本語特有の問題などが関係していると思われますが、「ええい面倒くさい。手っ取り早く文章が上達したい」と思われる方は多いと思います。この本はそんな要求に応えて発想された本です。古今の名著を集めて、一冊ずつ読むより「結局どういうことなの、結論は」という「いいとこどり」の精神で、さま
本と暮らせば 出久根達郎 著 ◆「日本古書通信」への連載原稿6年分をまとめた濃厚な一冊 本書は、古書店主にして直木賞作家の出久根達郎さんが、古書業界向けの冊子「日本古書通信」に2009~2014年に連載された書物エッセイを一冊にまとめたものです。収載エッセイ全七十五編。原稿は同業者向けに書かれたものであり、一般読者の目に触れる機会のなかったものなので、著者のファンには興味津々の一冊となるでしょう。また、昨今、雑誌などで「古本」「古書街」特集がたびたび組まれるなど、若い人の間で「古本」が人気で、古書店開業を夢見る人も増えており、そうした方々にとっても、本書は魅力的な一冊となるはずです。 出久根さんは今年で古希(七十歳)を迎えられました。生まれた時から本のある家庭で育ち、小中学校時代は学校の図書室や、月に一度村にやって来る移動図書館でむさぼるように本を読み、中学卒業後、上京して月島の古書店に勤
シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術 ――世界で通用する20の普遍的メソッド 吉岡友治著 「論理的な文章に自信がない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか? それもそのはず。なぜなら日本の小中学校の教育では、読書感想文や作文の授業などで、自分の感情を文学的に書くことが良しとされ、自分の考えを論理的に書く訓練の機会がほとんど無いからです。 本書は、そうした論理的文章に苦手意識を持っている多くの日本人のために、シカゴ大学で生まれた世界標準のロジカルライティングの作法「シカゴ・スタイル」のエッセンスを紹介するものです。 シカゴ大学はオバマ大統領の母校としても有名ですが、1890年の創設以来、ノーベル賞受賞者を実に89名も輩出してきたアメリカ屈指の名門大学です。「シカゴ・スタイル」は、大学創立まもない1890年代、シカゴ大学出版局の校正者が、文章作成上の規範的スタイルを1枚の紙にタイプ
検証 日本統治下朝鮮の戦時動員 1937-1945 米コースタル・カロライナ大学歴史学部准教授 ブランドン・パーマー 著/塩谷紘 訳 ◆なぜ〝空白〟の研究領域となったのか 本書に「序文」を寄せたマイケル・ロビンソン氏(米インディアナ大学歴史学部准教授)はそのなかで、四十年前に朝鮮研究のテーマを「李光洙」にすると決めたときの韓国人学者の反応について書いています。李光洙は日本統治時代に活動した優れた文学者・思想家ですが、戦後韓国では〝親日派〟の筆頭として槍玉にあがっている人物です。ロビンソン教授が自身の研究テーマについて複数の韓国の歴史学者に助言を仰いだところ、大半の人から「李光洙の書いたものは読んではいけない」、研究の対象にするだけの価値はないと告げられた由。本書の著者パーマー教授が「はじめに」で、「朝鮮における戦時動員の実態は英語圏の歴史文献からは完全に欠落している」、すなわち〝歴史の空白
最新 東京圏通勤電車事情大研究 川島令三著 小社より1986年に刊行された著者の初の著書、『東京圏通勤電車事情大研究』は、通勤電車の問題に初めて本格的に取り組んだ試みとして大きな反響を呼びました。それから約30年がたち、新線の開設、相互直通運転の増加など、通勤電車事情が様変わりした今、全ページ書き下ろしの最新版として、本書が刊行されることとなりました。 ◆運転本数を1時間に24本程度に減らせば、ノロノロ運転は解消できる! 本書は「パート1 テーマ別総点検」と「パート2 各線別徹底研究」からなります。 パート1では、 「混雑はどこまで緩和されたか?」 「スピードアップされた路線は?」 「通勤ライナーや私鉄特急などの着席サービス事情」 「改札機にタッチせずに、持っているだけで改札を通過できるスイカ・パスモの将来構想」「電車が高速化されれば、遠隔地でも快適通勤ができる」 「東京オリンピックで首都
経済政策で人は死ぬか?――公衆衛生学から見た不況対策 デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス著/橘明美、臼井美子訳 ◆不況下では行うべきは緩和政策か、緊縮政策か? 公衆衛生学で答えを出す! 日本でも今、アベノミクスの是非が話題になっていますが、世界中どこでも、不況に陥ると経済政策をどのようにするべきか、議論されます。しかし、結局のところ、どのような政策がいいのでしょう。そして、その決断を、イデオロギーや経済理論だけを頼りに行って、本当にいいのでしょうか。 世界規模の不況に陥ったとき、国ごとに経済政策は異なり、それによって国民の運命も異なる方向に動かされてきました。公衆衛生学者と疫学者である本書の著者は、そのことを利用して政策の優劣を比較しました。つまり、過去の各国の政策選択とその結果のデータを、世界恐慌からソ連崩壊後の不況、アジア通貨危機、そしてサブプライム危機後の大不況まで調査し、比
つながりっぱなしの日常を生きる――ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの ダナ・ボイド著 野中モモ訳 ◆ソーシャルメディアに関する俗説が次々と覆される! 本書は、若者メディア研究の第一人者ダナ・ボイドが、若者、親、教育関係者を含む、166人のインタビューからソーシャルメディア利用の実態を読み解くもの。アイデンティティ、プライバシー、ネット中毒、いじめ、リテラシーなど幅広い視点から、若者がソーシャルメディアと実社会、親や教師といった大人たちのはざまで折り合いをつけようとする姿がリアルに描かれます。 いまどきの若者は、四六時中スマホや携帯の画面を覗き込んで、ネットばかりやっている、というイメージがあります。しかし、彼、彼女らの姿を観察してみると、実際はネットにハマってヘンなことばかりしているわけでもない。むしろ、親や教師が顔をしかめる“ネットの問題"は、大人の窮屈な監視をかわすための処世術だ
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