サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
www.itmedia.co.jp
DeNA SOMPO Mobilityは10月15日、カーシェアサービス「エニカ」(Anyca)を2024年12月31日に終了すると発表した。会員は91万人を超えていたが「サービス開始当初から描いていた規模には遠く及ばず、結果として終了を決定した」という。 2015年9月にサービス提供を開始。個人間カーシェアの他、ディーラーの新型車に乗れるサービスなどを提供してきた。 2024年10月15日に新規登録や進行中の審査を終了。10月31日に新規シェア予約受付を終え、12月31日にサービスをすべて終了する。 同社は「若者のクルマ離れが叫ばれるなか、エニカには世代を問わずクルマを愛する人々が集った。日本の基幹産業であるクルマ業界を好転させるポテンシャルがあった」とし、「道半ばでこのような結果となったことを悔しく感じる」とし、ユーザーに謝罪している。 関連記事 個人間カーシェアで人気の車種 3位「ハ
同社は91万人超の利用者がいるとしながらも、「サービス開始当初から描いていた規模には遠く及ばず、結果としてサービス終了を決定した」とコメントしている。 Anycaは個人間カーシェアサービスとして、DeNAが2015年9月に提供をスタート。スマートフォンの公式アプリなどを通じて個人が所有する車を登録して他のユーザーに貸し出せるシェアリングエコノミーのサービスとして注目を集めた。その後、個人だけでなく、自動車ディーラーや企業が所有する車両などにも対象を広げた。 2019年にはDeNAとSOMPOホールディングスが立ち上げた合弁会社が事業継承していた。 関連記事 カーシェアの利用率は10%未満、一番人気のサービスは? MM総研が調査 MM総研は、カーシェアサービスに関する利用実態調査の結果を発表。利用したことがあるユーザーは5都府県いずれも10%未満で、サービス利用率トップは「タイムズカー」とな
人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの世界観と最先端の科学技術をかけ合わせ、社会での活用方法を研究した展示イベント「GUNDAM NEXT FUTURE SCIENCE展~未来の豊かな暮らしのために~」が科学技術館(東京都千代田区)で開かれ、人気を集めている。イベントは10月22日までで、作中に出てきた技術を宇宙での農業に生かすプロジェクトなど、ユニークな展示や最新ロボットの操作体験など、子供から大人まで楽しめる内容となっている。 同展は、バンダイナムコグループが進める「ガンダムオープンイノベーション」(GOI)という取り組みを紹介する展示。ガンダムの世界観を現実の技術で再現し、食糧やエネルギー不足をはじめとする社会課題を解決する平和利用につなげる研究を紹介している。 熱心に耳傾ける愛好家 東北大大学院生命科学研究科の東谷篤志教授が13日に開催した、月面での稲作を可能にする技術を解説する
スキマバイトをしたい人と企業のマッチングするサービスを展開するTimee(タイミー)は10月14日、無断欠勤した人の利用を無期限停止にしたことで、アプリ事業者が厚生労働省の指導を受けたとする報道に一部反論する文書を公開した。既に改善しているという。 タイミーによると「当社は昨年、厚生労働省との協議を経て、サービス利用停止期間を“無期限”から“一定期間”へ変更した」という。また今後も関係機関と協議をしながら、サービスの改善に務めるとしている。 朝日新聞デジタルは14日付の記事で、無断欠勤した働き手を無期限の利用停止措置にしたアプリ事業者が、職業安定法に違反しているとして厚生労働省の指導を受けたと報じていた。なお、15日午後2時時点でタイミーの名前は記事から削除されている。 タイミーは2018年8月のサービス開始以来、スポットワーク市場のパイオニアとして急成長。現在、ワーカーと呼ばれる働き手と
モリサワは10月15日、写研と共同開発したOpenTypeフォント43種の提供を始めた。写真植字全盛期に使われた写研の書体をデジタルフォントとして利用可能にしたもので、同社のサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」を通して提供する。 43種のうち30種は、写研から提供を受けたアウトラインデータに加えて不足文字の作成、文字セットなどの仕様の整理を行った「写研クラシックス」として提供。残りは写研の書体を参考にしながら新規にデザインし直した「改刻フォント」として提供する。ラインアップは以下の通り。 ■改刻フォント 石井明朝 L/R/M/B 石井明朝オールドスタイルかな L/R/M/B 石井ゴシック L/R/M/B/EB ■写研クラシックス 有行書 石井楷書 石井中ゴシック 石井中丸ゴシック 石井中明朝 石井中明朝オールドスタイル大がな イナクズレ イナピエロ B イナミン イノ
メルカリは10月15日、トレーディングカードとブランドスニーカー、ブランドバッグについて、出品時に「あんしん鑑定の利用が許可された状態」を基本にする設定変更を行った。 出品者が希望しない場合は、チェックボックスを外して鑑定なしで出品することもできる。アプリを最新版にアップデートしたユーザーから適用する。 あんしん鑑定は、商品が本物かを外部の真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS」(運営:IVA社)に鑑定してもらう有料サービスで、鑑定手数料は購入者が支払う。料金は、スニーカーが1900円、トレーディングカード(シングルカードまたは未開封BOX1箱あたり)が1700円、バッグが4500円。 あんしん鑑定を利用すると、出品者から発送された商品は一度IVAに届けられ、規定の鑑定基準を満たした場合に限り、鑑定済みを表すバッジ/シールとともに購入者に送られる。正規品と断定できない場合は取引がキャンセ
PayPay社は10月15日、PayPayの送金機能をLINEのトークルーム上で利用可能にした。LINEではこれまでモバイル決済サービス「LINE Pay」を使えば同様に送金できたが、LINE Payが2025年4月にサービスを終了するに当たり、代替としてPayPayでの送金を可能にした。
骨伝導イヤフォンを手掛けるShokzが9月5日に発売した「OpenRun Pro 2」(税込み2万7880円)は、同社の最新フラグシップモデルだ。以前の社名であるAftershokz時代の「Aeropex」(2019年発売)を使っていた筆者が、最新モデルの実力を試してみたので、詳細をチェックしていこう。 Shokzは、2011年に米国で創業した骨伝導イヤフォンのパイオニアともいえるメーカーだ。先ほど挙げたAeropexは、コロナ禍で多くの企業がリモートワークに切り替わったとき、オンライン会議の機会が増えたユーザーから装着感の良さを指摘されていたのは記憶に新しい。 筆者もその内の1人だ。よくあるオープンイヤー型のイヤフォンとは異なり、完全に耳をふさがずに装着できる。しかも本体重量が約26gしかないので、長時間の会議も苦にならない素晴らしい製品だった。 だが、そんなAeropexにも欠点はあっ
研究チームはSTAGの性能を評価するため、既存の手法であるInertiEarやStealthyIMUと比較実験を行った。その結果、STAGは単語誤り率(WER)を13.02%まで低減させ、大幅な改善を達成した。 Source and Image Credits: Najeeb, Ahmed, et al. “Glitch in Time: Exploiting Temporal Misalignment of IMU For Eavesdropping.” arXiv preprint arXiv:2409.16438(2024). 関連記事 モニター画面上の“ピクセルの生成音”を盗聴、機密データを盗む攻撃 “ネット未接続PC”も標的に イスラエルのBen-Gurion University of the Negevに所属する研究者は、インターネットに接続していないエアギャップPCの画面か
明治グループの医薬品事業会社Meiji Seikaファルマは、次世代mRNAワクチン(レプリコン)「コスタイベ筋注用」をめぐり、SNSなどで化学的根拠のない主張やデマが相次いで投稿されているとし、情報発信のためのXアカウントを10月11日に開設した。15日午前時点で、開設を知らせる内容のみ投稿されている。 コスタイベ筋注用は、新型コロナウイルスのオミクロン株(JN.1系統)に対応したワクチン。9月に厚生労働省から承認され、10月にスタートする2024年度の定期接種で提供される。 Xでは、mRNAワクチンにあたかも健康被害があるかのような投稿が拡散されているが、同社は「コスタイベ筋注用は、約1万8000人を対象に国内外で実施した複数のランダム化比較試験で得られた信頼性の高いエビデンスに基づいて有効性・安全性が確認されている」とし、悪質なデマと戦う姿勢を見せている。 関連記事 ベネッセに風評被
生成AIアシスタント機能を備えたコミュニケーションプラットフォームは幾つかあるが、GoogleのGeminiを利用するメリットはどこにあるのか。TBSテレビの事例やGoogleの生成AI開発の歩み、Gemini for Google Workspaceの機能、ライセンス形態を紹介する。 生成AIの盛り上がりとともに、コミュニケーションプラットフォームに生成AIによるアシスタント機能を統合したサービスが次々に登場している。 こうしたサービスでは、これまでの活用を通して蓄積してきたデータを生成AIに参照させて、自社のコンテクストを理解した回答を生成できることが特徴だ。Googleの生成AIモデル「Gemini」を搭載した「Gemini for Google Workspace」もその一つとして注目を集めている。 実際にGemini for Google Workplaceを使う理由はどこにある
SNS「Bluesky」(ブルースカイ)のユーザーや開発者らによる交流イベント「Bluesky Meetup in Tokyo Vol.3」(ブルースカイ ミートアップ イン トーキョー)が10月11日夜、東京都内で開かれ、会場とオンラインで約170人が参加した。 米Bluesky社のソフトウェア開発者、ダン・アブラモフ氏が来日して講演したほか、同社最高技術責任者(CTO)のポール・フレイジー氏がビデオメッセージを寄せた。来場者は講演に耳を傾けたり、互いに意見交換をしたりして、サービスの仕組みや使い方について議論を深めた。 新しいSNS「Bluesky」のユーザーや開発者らによる交流イベント「Bluesky Meetup in Tokyo」 =2024年10月11日夜、東京都内(上野嘉之撮影) 日本やブラジルでユーザー急増 ブルースカイは、Xの共同創業者、ジャック・ドーシー氏らがアメリカで
技術・産業の総合展示会「CEATEC 2024」が10月15日から千葉市・幕張メッセで開幕した。電子情報技術産業協会(JEITA)が主催するもので、国内外からさまざまな業種の企業が参加。テクノロジーやビジネス、新しい取り組みなどの先端事例が集結する。期間は18日まで。 CEATECは2024年で25周年を迎える。「Toward Society 5.0」をコンセプトに、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指したソリューションなどが集結。特に今年はAIを中心とした出展が多く、25周年特別企画「AI for All」も用意する。カンファレンスでは、100を超えるセッションも開催される。また、展示会場では電源・Wi-Fiが使える「ビジネススペース」も設置。ちょっとした作業ができるようになっている。
自動車を始めとしたモビリティ関連の技術などを展示するビジネスイベント「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」が開幕した。期間は10月15日から10月18日まで。千葉県の幕張メッセで開催している。 19年まで「東京モーターショー」を冠していた日本自動車工業会(JAMA)のイベントだが、23年からモビリティ業界を起点とした共創プラットフォームの実現を目指し、JAPAN MOBILITY SHOWとして刷新。ビジネス向けイベントとショーケースイベントを毎年交互に開催し、24年は前者として実施する。 各ブースには、モビリティ産業の課題解決を目指すスタートアップや事業会社などが出展。スタートアップ・事業会社間でコミュニケーションをし、ビジネスマッチングを目指すプログラムや、モビリティ産業の課題や未来について有識者がディスカッションする「Future Mobility Fo
米Metaは10月15日、新型MRヘッドセット「Meta Quest 3S」をオンラインで発売した。日本でも購入できる。 「Meta Quest 3」の廉価版で、128GBモデルが4万8400円、256GBモデルが6万4900円。 購入ページでは「信じられない体験を信じられない価格で」と低価格をアピールしつつも、「アプリとゲームのストレージを増やすために、256GBにアップグレードしましょう」と、256GBモデルをすすめている。 Quest 3と同じく米Qualcomm製「Snapdragon XR2 Gen 2」チップと8GBメモリを搭載。2つのRGBカメラを新たに搭載することでカラーでのMRに対応した。 光学系にフレネルレンズ(Quest 3はパンケーキレンズ)を採用することで低価格を実現した。パネル解像度は片目あたり1832x1920ピクセル、視野角は水平・垂直ともに90度。眼鏡をか
米Googleは10月14日(現地時間)、自社のデータセンターに電力を供給するため、米原子力新興企業Kairos Powerが開発する7基の小型モジュール炉(SMR)から原子力エネルギーを購入する契約を結んだと発表した。 Googleは、10年以上前に再生可能エネルギー電力の企業購入契約を開始し、次世代の高度なクリーン技術を含むクリーンエネルギーソリューションを加速してきたという。この契約は、エネルギーニーズをクリーンかつ確実に満たし、すべての人にとってAIの潜在能力を最大限に引き出すための新しい技術の加速に役立つとしている。 Kairos Powerの技術は、溶融塩冷却システムとセラミックのペブル型燃料を組み合わせて、蒸気タービンに効率的に熱を輸送して電力を生成するというもの。この受動的に安全なシステムにより、原子炉を低圧で作動させることができ、よりシンプルで手頃な価格の原子炉設計が可能
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米コロラド大学ボルダー校に所属する研究者らが発表した論文「Eigenstate Localization in a Many-Body Quantum System」は、自然が無秩序へと向かうエントロピー増大に抵抗できる量子状態が存在することを、新たな数学的証明で示した研究報告である。 物理学の基本法則の一つに、自然界のあらゆるものは時間とともに無秩序に向かうという原理がある。これはエントロピー増大として知られている。 エントロピーの増大は、日常生活でも観察できる現象である。例えば、熱いコーヒーは時間とともに冷めていき、部屋は掃除をしないと徐々に散らか
Webサイトのアーカイブ図書館を目指す米非営利団体Internet Archiveの「Wayback Machine」が10月13日(現地時間)、暫定的に読み取り専用で再開されたと、同団体の創業者でデジタル司書を務めるブリュースター・カール氏がXにポストした。 Wayback MachineのWebサイトに、URLや単語での検索のためのバーが復活した。これまでにアーカイブされた約9160億のWebページは検索可能だ。 検索はできるが、Webページをアーカイブに追加する機能はまだない。カール氏は「再開しても安全なはずだが、さらなるメンテナンスが必要になる可能性があり、その場合はまた停止することになる」としている。 DONATEボタンも機能していないようだ(寄付ができない)。 Internet Archiveには先週、複数回のDDoS攻撃があり、日本時間の8日からアクセスしにくくなっていた。1
ネコをキレイに撮れるスマホは? “猫島”で「Xperia 1 VI」と「Xiaomi 14 Ultra」のカメラを検証(1/2 ページ) さまざまある被写体の中で、動物というのは難易度の高いものです。 すばしっこく動き、下手に近づくと逃げてしまう動物をきれいに撮るには、どんな距離でも撮影できるズーム性能と最短撮影距離、被写体を捉え続けるオートフォーカス、被写体をぶらさない明るいレンズとソフトウェア処理、決定的なシーンを逃さない連写など、さまざまなカメラスペックが求められます。そのため、今まではスマホで動物を撮るのは難しいといわれてきました。 とはいえ、最新スマホの進化も著しく、筆者もスマホ1台でお出かけすることが増えてきました。今回はスマホで動物写真はどこまで撮れるのかを、ネコたちで検証します。 今回撮影に利用したスマホは「Xiaomi 14 Ultra」と「Xperia 1 VI」の2台
米SpaceXは10月12日(現地時間)、大型宇宙船「StarShip(スターシップ)」の5度目の無人飛行試験を行い、発射場に戻ってきたロケットブースターをタワーのアームで受け止めるという初の試みに成功した。ロケットブースターの再利用に向けて大きく前進した。 「Super Heavy」と名付けられたロケットブースターは、直径9m、高さ71m(StarShip除く)と20階建てのビルに相当する大きさ。重さは約250tもあるという。 スターシップの打ち上げから2分44秒後──高度81kmで切り離されたSuper Heavyは、地球へ落下。このときのスピードは、一時的に音速の半分程度になる。 上空で再度ロケットを噴射してスピードを落としたSuper Heavyは、発射場に用意されたタワーに向けてピンポイント降下。タワー直上で少し横にスライドするような動きも見せながら、2本のアームの間に見事に収ま
「ポケットモンスター」シリーズの開発元として知られるゲームフリークから大規模な情報流出があったとSNSなどで騒ぎになっている。当のゲームフリークは10月10日付で「外部からの不正アクセスにより社員の個人情報などが漏えいした」と公表しているが、13日時点で関係は分かっていない。 ゲームフリークが公表した文書によると、8月に第三者からの不正アクセスを受け、個人情報の漏えいが判明したという。漏えいした個人情報は従業員の氏名や社用メールアドレスなど2606件で、これには退職した元従業員や委託社員を含んでいる。 同社は「サーバの再構築・再点検はすでに実施したが、セキュリティ対策をより一層強化することで再発防止に努める」としている。 一方、海外の掲示板やリーカーを名乗るXアカウントなどは、ゲームフリークの「Gigaleak」「TERAleak」(大規模な情報漏えいの意味)などとして出所不明の文書や画像
現在の「JTB時刻表」(JTBパブリッシング刊)の前身となる「汽車時間表」の創刊号「大正14(1925)年4月号」が発刊されてから来春で100年を迎える。 復刻版として発売されている同号を見ると、時刻が24時間制でなく、細字が午前、太字が午後としていて読みにくい所はある。航路の時刻が載った海外連絡のページには西比利亜(シベリア)、北京、天津といった地名が並び、スケールの大きさを感じる。何といっても100年前に全国至る所に鉄道が通り、時刻表がその膨大な情報を網羅していることに驚く。 戦時色が濃かった昭和19年は年5冊、20年には1冊だけという苦難を迎えるが、発行されなかった年はないという。戦後は列車の増発、新幹線の開業、夜行列車の廃止など、さまざまな出来事を盛り込み、時代を表す一冊として歴史を重ねてきている。 そして現在の時刻表。千ページ超の中に並ぶ数字は300万から400万個といわれている
Windowsの「パスキー」、利便性が向上 米Microsoftは10月8日(現地時間)、Windowsにおける「パスキー」の取り組みについて発表した。今後数カ月以内に、Windows Insiderチャネルでパスキーの新機能が使えるようになる。 パスキーは、パスワードがない未来を提唱するFIDOアライアンスを中心に、パスワードに代わる認証方法として各プラットフォームで展開が進められている。認証にパスワードではなく生体認証などを用いるため、フィッシングなどに強いのが特徴だ。 Microsoftは、Windowsのパスキーを強化するため、以下のような機能をWindows Insiderチャネルで展開する。 サードパーティーのパスキープロバイダー向けのプラグインモデル サードパーティーのパスキープロバイダーを、Windows 11のプラットフォームにプラグインするためのAPIをサポートする。「
この記事について この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2024年10月5日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。 北海道二海郡八雲町にある渡島トンネル上二股工区では、Starlink基地局が設置されており、トンネル内でもauのスマートフォンだけが利用可能となっている。公衆網となっているため、自分が普段使っているau回線もちゃんと使えた。 KDDIの事業創造本部LX基盤推進部、通信ビジネスグループリーダーの今村元紀氏によれば「現場の業務効率化だけでなく、トンネル内がエリア化されることで、子供が病気になったり、奥さんが妊娠中といったときにもすぐに連絡が取れるという安心感が働く人にとってありがたがられている。家族のことが心配でも圏外にいると、モヤモヤした気持ちで仕事
電気通信事業法第27条の3では、「行きすぎた囲い込み」や「通信と端末の分離」を規定しており、スマートフォンの割引額についても制限している。2024年10月現在、スマートフォンの割引は通信とセットの場合でも単体購入の場合でも4万4000円(税込み)までとしている。 携帯キャリア各社は、この制限に抵触しないよう、各種割引や端末購入プログラムを提供している。後者の端末購入プログラムでは、1年後や2年後に端末を返却すると、残りの支払額を免除する。 免除される金額は、いわば買い取り(下取り)金額に相当するので、必ずしも割引には当たらない。しかし、「想定される買い取り金額+4万4000円を超えた金額」を免除すると、4万4000円を超えて割り引いたと見なされ、ガイドライン違反になる。そこで各キャリアは、機種ごとに予想される買い取り金額を算出しており、「支払いを免除する金額-買い取り予想金額」が4万400
1890年、1988年、2024年――。この3つの年に起きた“ある共通点”は何か? 「いきなりそんなことを聞かれても、分かんないよ」と思われたかもしれないが、ビールの話である。1890年に「恵比寿ビール」(当時:日本麦酒醸造会社、現:サッポロビール)が誕生して、その後、ビールをつくっていた地名が「恵比寿」になったという歴史がある。 100年ほどそこでビールをつくり続けてきたわけだが、需要がどんどん増えていき、やがて工場が手狭になる。都市部にあったのでスペースを広げることが難しく、物流や環境面での問題もあったことから、1988年に工場を閉鎖した。 跡地に「恵比寿ガーデンプレイス」が開業し、周辺にはオシャレなお店が次々にオープン。住みたい街ランキングの上位にランクインするなど、人気エリアとしてにぎわっているわけだが、2024年4月、36年ぶりに再びビールをつくることになったのだ。もちろん、「エ
千葉県の乳業メーカー、古谷乳業(千葉市)のコーヒー牛乳「ミルクの束縛」が異例のヒットを飛ばしている。その75%は生乳で、あとは砂糖とコーヒーだけ。昨年10月に県内で販売開始後、エリアを徐々に拡大し、製造数は140万本を突破。今後は全国展開を目指している。地方の老舗メーカーがヒット商品を生んだ裏には、酪農家を苦境から救いたいという熱意があった。 新鮮なミルク風味 「飲んでいただくと、『ミルクの束縛』という名前の意味が分かると思います」 商品開発に携わった同社の事業開発部長、金谷敏さんに促され、ひと口。甘みが口の中に広がった後、新鮮なミルクの風味を存分に感じることができた。 砂糖は甘いが後味を残さずすっと消え、ミルクの味わいがやってくる。コーヒー風味でありながら、牛乳本来の魅力に「束縛」されるという、名前そのものの味。 「コーヒー豆も、まろやかさを重視して選んでいます。キャラメルのような風味で
「裾野広ければ頂(いただき)高し」 実は、この言葉は、名作『あしたのジョー』を世に送り、現在は日本漫画家協会会長のちばてつやさんが、ことあるごとに使っていた言葉なのです。首相や政府へのロビー活動の際にも使っていたのだとか。漫画家がたくさんいて、あらゆる種類の作品が生み出される環境が発展するほど、面白い作品ができて業界が発展するという意味です。これは、当たり前のことのように聞こえますが、日本のマンガが発展してきた真理なのだと私は考えます。 2024年現在、日本に何人のプロ漫画家がいて、年間何作品が生まれているか、正確な数字は算出できないのですが、参考となる情報として、2010年頃、書店で漫画単行本を発刊する漫画家は約6000人、単行本のアイテム数は1万2000冊強あったようです。 プロとして生計を立てている人だけでなく、漫画家志望者の人数も加えると、その裾野はさらに広いことが分かります。例え
全国各地に300店以上を展開する「遊べる本屋」ことヴィレッジヴァンガード(以下、ヴィレヴァン)が2024年5月期決算で赤字転落を発表すると、「ヴィレヴァン経営の失敗?」といった記事が散見されるようになった。「ショッピングモールに出店したことで、ヴィレヴァンの独自性が失われた」「ヴィレヴァンらしい店づくりができる人材が減ってしまった」といった論調が中心だが、果たして問題はそれだけなのだろうか? サブカルの担い手として知られるヴィレヴァンのビジネスモデルを簡単に説明すると、サブカル関連の雑貨をそろえた異空間のような売り場を構成し、雑貨を衝動買いしてもらいつつ、その世界観の軸となっている書籍を手に取ってもらう手法の書店である。赤字転落が取り沙汰される前から、ヴィレヴァンの業績は右肩下がり、収益は低空飛行の状態が長く続いていた。一方で、厳しさを増す書店業界で「なんとか健闘していた」ともいえる。ヴィ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『IT総合情報ポータル「ITmedia」Home』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く