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北上市立花出身の漫画家・麻宮騎亜さん(58)=本名菊池通隆、東京都在住=の原画展「雪月桜35」が17日、同市立花の市立博物館で始まった。200点以上の原画や関連のコミック、フィギュアなどを展示し、多分野で活躍する麻宮さんの世界に触れることができる。5月30日まで。 麻宮さんは高校卒業後に上京し、アニメーターの活動を経て1986年に「神星記ヴァグランツ」で漫画家デビュー。88年にコミックで連載開始した「サイレントメビウス」はテレビアニメや映画、ゲーム、フィギュアなどで展開され、メディアミックスの先駆けとなった。日本人で初めてアメリカン・コミックスにも進出。デザイナー、イラストレーターとしても数々の作品を手掛けている。 展勝地開園100周年、麻宮さんのデビュー35周年を記念し、春季特別展として開催。麻宮さんは都内や各地で展示会を開いており、北上では2007年の個展以来となる。 館内ではデビュー
藤沢EM普及会の三浦克男代表は19日、一関市藤沢町のひまわり子ども会の児童、保護者と共に新沼小学校プールへEM(有用微生物群)活性液およそ100リットルを投入した。同プールは… この記事は岩手日日紙面または電子新聞momottoでご覧いただけます。 電子新聞に登録すると、パソコンやスマホ、タブレットで全ての記事をお読みいただけます。
藤沢町住民自治協議会の「マスクの作り方マニュアル」を基に作成した不織布マスク。ノーズフィッターやプリーツで立体的になり、顔にしっくりフィットする 新型コロナウイルスが猛威を振るい、注目を集める「手作りマスク」。動画配信サイトなどインターネット上ではさまざまな材料でマスクの作り方が披露され、どれがベストなのか選ぶのも一苦労だ。 そんな折、藤沢町住民自治協議会(一関市藤沢町)は、住民のせきエチケットに役立ててもらおうと「マスクの作り方マニュアル」を作成。一般的な台所用品や園芸グッズを利用して手軽に作れるものなどを紹介し、地域住民から好評を博している。「マスクの作り方を詳しく知りたい」という声に応え、同協議会の生涯学習推進員・星美智子さんに、針と糸が不用で特に簡単だという不織布マスクの作り方を教えてもらった。 不織布タイプのキッチンペーパーや水切りネットをマスク本体に使用。今回は耳に掛けるゴムひ
来月1日から配布 50冊でしおりプレゼント 一関市立図書館は、住民の読書活動の振興を図るため、自身が読んだ本のタイトルなどを記録する「読書推進通帳」を作製した。6月1日から市内の全図書館で配付する。50冊を読み、通帳1冊を完成させた人には「いちのせきほんジロー」などが印刷されたオリジナルのしおりをプレゼントする。 本を読むきっかけをつくるとともに、市民の多様で継続的な読書活動をサポートしようと、初めて企画した。通帳は大人用と子供用の2種類。どちらも項目は同様で、読み始めと終わりの日付や本のタイトル、感想などが記入できる。 市立図書館や学校図書館で借りた書籍のほか、子供に読み聞かせた本、家族に読んでもらった本などが記録の対象。50冊分の欄を埋めて市内の図書館カウンターに持っていくと、記念品のしおりがもらえる。 しおりは一関保健センターの保健師が作ったキャラクター「いちのせきほんジロー
花巻市は、24日から新しい花巻図書館の将来的な整備に向けた基本構想案のパブリックコメント(意見公募)を実施している。築40年以上経過し老朽化やバリアフリーへの対応が求められているほか、専門的資料、サービスの充実も課題。取り組みを通じて広く市民の意見に耳を傾け、7月ごろの基本構想策定を目指す。 構想案は大きく▽整備の背景▽現状と課題▽整備方針―の3項目で構成。同市若葉町の同図書館は、市立図書館4施設のうち最も早い1973年の開館で老朽化が進んでいることや、エレベーターがない3階建てのため高齢者や障害者には不便なこと、全体的に狭いことなどが課題とされている。 これを踏まえ、整備の基本方針として「全ての市民が親しみやすく使いやすい図書館」など3点を設定。宮沢賢治や萬鉄五郎ら郷土の先人により育まれた「学びの精神」を受け継ぎ、次世代を担う子供の豊かな心を育てる施設、まちや市民に活力と未来をもたら
絵図や古文書168点展示 県立図書館の企画展「街道を歩く」は、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)4階で開かれている。江戸時代の絵図や旅にまつわる古文書などを展示し、古くから人々の生活を結び、情報が運ばれた街道の歴史を伝えている。5月7日まで。 岩手の自然と人々にスポットを当てた同館の企画展「いわての歴史シリーズⅦ いわてに生きる」の一環で、県立博物館との連携企画。仙台藩領を郡ごとに色分けして描いた「仙台藩領郡分之図」をはじめ、盛岡藩士が街道周辺の景観や名所について記した紀行文「北奥路程記」、宮古街道の改修工事の際に作製された図面「御城下ヨリ宮古迄街道図面」など、県立図書館やもりおか歴史文化館が所蔵する資料168点を紹介している。 このうち「盛岡藩領内図」は、盛岡藩の所領全体を描いた絵図。主要な街道が赤線、里程の目印となる一里塚が黒点で記されているほか、山の噴火などの情報も
北上市は3日、働き方改革を率先して推進する「スマートワーク宣言」を行った。市民サービス向上と職員のワーク・ライフ・バランス実現に向け、時間外勤務縮減などに全庁的に取り組む。 同市では職員の1人当たり平均残業時間が年間133時間(2015年度)で、最も多い職員で約800時間に上った。16年度から業務の進め方について内部監査し、時間外の多い部署を中心に超過勤務などの原因を検証。17年度から働き方改革を通じ、生産性向上と業務量削減を図る。 宣言では、子育てに積極的な「イクメン」、地域活動に参画する「イキメン」を育み、さまざまな違いに配慮できる「ダイバーシティ」文化の定着を目指す。特に管理職は「イクボス」として、率先して働き方改革に取り組むことを盛り込んだ。 3日、市役所での定期人事異動辞令交付式の席上、髙橋敏彦市長は「賢く働くスマートワーク宣言をする」と表明。「イクメン、イキメン、ダイバー
胆沢 22日、グランドオープン 【奥州】22日の「猫の日」にグランドオープンする奥州市胆沢区南都田の胆沢図書館の常設コーナー「猫ノ図書館」。全国的な猫ブームにあやかり、図書館利用率アップを狙った常設展で、職員による“開館”に向けた準備が進む。構想から2年、猫をテーマにした独自性あふれる新たな図書館の形を提案していく。 胆沢図書館では近年の猫人気を追い風に、利用者減少に歯止めをかけようと猫専門コーナーを企画。これまでにアピール展示やプレ企画の開催、コーナーをPRする「ねこ館長」の公募など創設に向けた取り組みを進めてきた。 準備は、東京都千代田区の猫本専門店「神保町にゃんこ堂」をスペシャルアドバイザーに、本の収集や展示に関する助言を受けながら進行中。コーナーには絵本や小説、写真集など猫が登場する関連本約600冊が集められる予定だ。 市民が飼い主の猫を対象に募集したねこ館長は、来館者らの投票
一関版「辞書を編む」集大成 一関の方言を盛り込みながら児童がオリジナルの国語辞典を作る「辞書を編む」(一関図書館主催)の最終回は10日、一関市大手町の同図書館で開かれた。子供たちが自ら選んだ言葉の意味や使い方をまとめて校正。14人合わせて80語余りを解説し、用例カードを作った。一関版国語辞典「小言海」を編纂(へんさん)する3年目の取り組みは集大成を迎え、今年を含めた約350語を載せた冊子に仕上げられる。 同講座は一関市ゆかりの国語学者大槻文彦の業績にちなんで企画され、2014年に始まった。今回は市内の児童14人が参加。三省堂(東京都)辞書出版部長で国語辞典「大辞林」編集長の山本康一さんが講師を務め、同市萩荘の齋藤初美さんが方言指導を行った。 児童はこれまで、自分で選んだ言葉の語釈を考えたり山本さんらの添削を受けたりして、用例カードに意味や説明、例を記入。同日は誤字や脱字がないかを確か
【金ケ崎】企画展「敬老の日の読書案内展 心ゆたかに生涯読書」が、金ケ崎町西根の町立図書館で25日まで開かれている。同館職員が厳選して中高年などに薦める所蔵図書約100冊を紹介。老後の人生を楽しむヒントにつながるエッセーや専門書、100歳を超えてなお活躍するスポーツ人の本など多様な作品を並べ、読書の魅力を伝えている。 このうち、坪内稔典さんの「モーロクのすすめ 10の指南」(岩波書店)は「ウソ」「オイタ」「ボヤキ」など10のテーマからつづられるエッセー。担当の職員は「年を取って現実にあることが書かれている。人生訓なども示され、こんなふうに年を取っていければと思わせる楽しい内容」と語る。 同館では例年、敬老の日に合わせて企画展を実施しており「職員が頑張って選んだ本。立ち読みでもいいので、ぜひ手に取ってもらえれば」と呼び掛ける。開館時間は午前10時~午後7時。19、22日は休館。
人気漫画のキャラクターでラッピングした復興支援列車「マンガでつなGO東北コミックトレイン」は30日、JR盛岡駅を出発した。仙台駅まで東北線で運行され、親子連れや鉄道ファンらを楽しませた。 出版事業を通じて東日本大震災の被災地支援を行っている「<大震災>出版対策本部」とJR東日本の盛岡、仙台両支社が観光面から復興を後押しし、地域活性化につなげようと初めて企画した。 車両は「ONE PIECE(ワンピース)」「ダイヤのA(エース)」「名探偵コナン」のキャラクターをデザインした3両編成で東北線のほか、釜石線、磐越東線でも運行される。 盛岡駅では午前8時50分発の車両がホームに登場すると、親子連れや鉄道ファンがカメラを向け思い思いに撮影していた。ホームでは関係者が横断幕を掲げて出発を祝ったほか、キャラクターのパネルなども設置された。31日は釜石線(花巻―釜石間)を1往復する。 車両を撮影し
29日まで児童コーナー 北上市本石町の市立中央図書館(高橋景子館長)は、29日まで館内の児童コーナーにBGMを流す試みを行っている。快適な環境づくりの一環で、利用者アンケートも行っており、実施期間終了後にまとめて今後の図書館運営に生かす考え。 図書館では利用者から「子供たちが出す音が気になる」「静か過ぎるため、子供を連れて行きにくい」という立場によって異なる声が寄せられていた。児童コーナーにBGMを流すことで雑音を緩和し、子供を連れた利用者と雑音が気になる利用者のどちらもより快適に利用できる環境にする狙い。 児童コーナーの一角の親子が絵本を読み聞かせできるスペースにラジカセを設置し、オルゴール曲など耳障りにならないBGMを流している。現在、カウンター付近でどうにか聞き取れるほどの音量で流されている。 図書館を親子でよく利用するという同市常盤台の高橋圭子さん(39)は「中央図書館は静
身近な法律トラブルに踏み込んだ企画展「転ばぬ先の法律」が、奥州市水沢区佐倉河の水沢図書館で開かれている。労働問題や多重債務、相続などに関する約100冊を集め、問題解決のヒントを提供。関連として弁護士による講演や法律相談会も予定され、多角的に法律問題に迫っている。21日まで。 人生にとって付き物なのが日常トラブル。展示は、いざという時のための予備知識を身に付けてもらおうと企画した。 展示コーナーには、▽労働▽消費者▽相続▽成年後見▽離婚-などの分野ごとに関連本を並べたほか、パネルには日本司法支援センターが発行するパンフレットを拡大して掲示し、各種事例を踏まえた解決法を紹介。 企画展に合わせ、13日には同館2階視聴覚室で、岩手銀河法律事務所の森﨑信介弁護士による講演「遺産相続を考える」(午後2時から)、同館でも導入している法情報総合データベースのガイダンス(午後3時10分から)も行われる
岩手の読書週間(14日まで)にちなみ、一関市大手町の一関図書館(小野寺篤館長)で、企画展「紙の宝石・蔵書票と一関ゆかりの蔵書印の世界」が開かれている。ギリシャ神話をモチーフにした絵が描かれた海外の蔵書票などを展示し、来館者の目を引いている。21日まで。 蔵書票は、自分の書物であることを知らせるため本に貼るカード。名刺やはがきほどの大きさで、持ち主の名前が記されており、格言や模様、絵画が入っているものもある。 同展は、その美麗さから“紙の宝石”とも言われる蔵書票の魅力を伝えようと開催。市内の愛好家が収集した約140枚を週ごとに入れ替えながら展示している。 同館によると海外のものがほとんどで、大海に漕ぎ出す帆船をはじめ、穏やかな雰囲気の港町、弓矢を射る男性など、多様なデザインがそろっている。 このうちギリシャ神話をモチーフにしたとされる蔵書票は、大きな本の上に女性が寝そべり、白鳥と戯れ
沿線3市長が受け入れ 東日本大震災で被災し不通となり、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧しているJR大船渡線気仙沼-盛間(43・7キロ)について大船渡、陸前高田、宮城県気仙沼の3市長は25日、東京都内で開かれた第3回大船渡線沿線自治体首長会議で、JR東日本から提示されたBRTによる本復旧を受け入れた。鉄路復旧は正式に断念。首長会議は今回で終了し、今後は各市がJR側とBRTの利便性向上について個別に協議していく。 会議には座長の山本順三国土交通副大臣をはじめ、沿線首長、JR東の関係者らが出席。非公開で行われた。 前回7月の会議で、JR側は安全性、費用負担の面も考慮し「復興に貢献する持続可能な交通手段」としてBRT本復旧を提案し、3市が市民や利用者、議会などと協議。大船渡市は戸田公明市長が18日、JR東に受け入れを表明。陸前高田市は結論を一本化せず、今回の会議に臨んだ。 終了後、各
相次いで復刻された(右から)「飢饉を救った野草たち-清庵野草園の植物-」と資料集「清庵と蘭学者たち」。ともに建部清庵の功績を紹介している 江戸時代の一関藩藩医で、飢饉(ききん)から民を助けるために山野草の活用法を書物に記した建部清庵(1712~82年)。顕彰団体の発足など清庵を再評価する機運が高まる中、一関市内で関連図書2冊が約30年ぶりに相次いで復刻された。「飢饉を救った野草たち-清庵野草園の植物-」と資料集「清庵と蘭学者たち」で、清庵の功績を紹介するとともに、郷土の歴史と自然に親しめる内容となっている。 「飢饉を救った野草たち」は、清庵が植物の薬用効果や食べ方をまとめた「民間備荒録」と「備荒草木図」を合わせた一冊。「清庵野草園をつくる市民の会」が1985年、同市字釣山に野草園を造園したのに合わせ発行した。 140種の植物の解説には両書の原文と図を用い、現代語訳を付記。図がない植物に
なじみの客にあいさつする相川屋の三浦社長(中央)。創業以来、232年の歴史に幕を下ろした=一関市地主町 一関市地主町の総合衣料デパート相川屋(三浦榮藏代表取締役社長)が、3日の営業をもって閉店した。呉服や婦人服を中心に長年親しまれてきた老舗だけに、昔なじみの客や市民が相次いで来店。多くの人々に惜しまれつつ、創業以来232年にわたる歴史に幕を閉じた。 同店は9月上旬に閉店を明らかにし、各方面から大きな反響があったという。以後は閉店特別大売り出しセールを実施。当初は9月末で閉店予定だったが、今月3日に同店付近で今年最後の「いちのせき賑(にぎ)わいど市」が開催されることもあり同日まで営業を延長した。 営業最終日の3日も各商品が特価で販売され、次々となじみの客が訪れた。小野寺洋子さん(68)=同市花泉町金沢=は「地元で顔が分かり、入りやすい店だった。大型店とは違い、店員さんと会話ができただけに寂し
東日本大震災に関する資料の収集、保存の方策について検討する「県震災津波関連資料収集活用有識者会議」の初会合は10日、県庁で開かれた。震災の記憶を後世に伝えていくために県内にある資料の収集に取り掛かることとし、11月までに収集などに当たるための基本的な考え方などをまとめたガイドラインを作成することとした。 被災状況や復旧・復興に関わる個人、団体などが行った各種活動の記録など震災関連資料は、未曽有の災害を後世に伝え、将来の自然災害に向けた教訓とするためにも貴重な歴史的資料だが、震災から4年5カ月が経過する中で各地の資料が散逸しているのが現状。そのため、資料を早急に収集し適切に整理、保存、活用する仕組みをつくるために有識者会議が設置された。 行政機関や学識経験者など12人で構成された会議では、委員長に南正昭岩手大地域防災研究センター長を選出。県から資料収集の必要性や現状、課題、対応の方向性、スケ
県立胆沢病院に導入された内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」。コックピット(左)から手術台のアーム(右)を遠隔操作する医師ら 奥州市水沢区字龍ケ馬場の県立胆沢病院(勝又宇一郎院長)に導入された内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」が16日、報道関係者に公開された。県南地区では初めての導入で、同病院では泌尿器科医師ら5人の専門チームが9月前半の手術開始に向けてトレーニングを積んでいる。ロボットによる前立腺がん手術は国内唯一の保険診療が認められており、勝又院長は「県南部の患者の方々には朗報。ダビンチによる高度医療を提供したい」と期待を込める。 ロボットは米国医療メーカーの製造で、日本国内では今月1日現在で202台、うち東北では14台が導入されている。県内では岩手医科大付属病院(盛岡市)に続いて2例目で、県立病院では初めて。 医師が電気メスや内視鏡など手術台に設置されたアーム4本を、コックピットから3
北上市本石町の市立中央図書館は、読書実績が記録できる「読書通帳」を作製した。希望者に無料で配布しているほか、市内の小学校1年生などにも贈られる。同館では「読んだ本とその時感じた思いを記録することで継続的に読書を楽しむきっかけとしてほしい」と話している。 今年度同館で初めて作製。5月上旬に各学校を通して市内の新1年生に配られるほか、8月ごろに今年度から実施されるブックスタート(乳幼児への絵本プレゼントや読み聞かせ)対象者に絵本と併せて贈られる。 読書通帳は、A6判8ページ。本の題名や読み始めと読み終わりの月日、著者や感想などを書けるメモ欄がある。30冊ためると満期(ゴール)で、中央、江釣子、和賀の市立3図書館のいずれかに持っていくと、それぞれに違ったスタンプを押してもらえ、新しい通帳がもらえる。 新1年生やブックスタート対象者以外でも利用でき、3図書館で配布されているほか、市のホームページか
小水力を利用し、ミニ発電と地域の活性化に取り組む一関市の市民グループ「いつでも蛍の会」(中村生志代表)は23日、同市藤沢町に発電用の水車を設置した。街灯を兼ねる発光ダイオード(LED)のライト1灯も設置し、夜道を照らしながら、再生可能エネルギーの活用を呼び掛ける。 同会は市内の千厩、東山、室根、藤沢などの地域住民16人で2012年5月に設立。市の地域おこし事業補助を得て、水力発電のための水車の試作、発電した電気の利用に取り組む。 発電能力は数ワットだが、普段は防犯灯や農作物の獣害を防ぐ電気柵に利用し、災害時には防災ラジオの電源になり、携帯電話の充電なども可能。水車のある景観、ほのぼのした明かりにより地域に安らぎが生まれることも期待している。 水車が設置されたのは同市藤沢町藤沢字馬ノ舟の市道沿い。金山の坑道跡から枯れることなく1年を通じて流れ出る地下水があるため、メンバーの一人で近くで
2014年12月20日に開業100周年を迎えたJR東京駅の駅長室に、初代鉄道院総裁を務めた後藤新平(1857~1929年)の肖像写真が飾られた。同駅から申請を受け奥州市水沢区の後藤新平記念館が原版の画像を提供した。同駅は以前から後藤の書の扁額(へんがく)を掲げており、今後は肖像と併せて利用客に後藤の業績を周知するという。 後藤の肖像写真に関しては、同館の髙橋力館長が2012年に東京駅の保存・復原工事が完成した際、表敬と関連資料の調査を兼ねて同駅を訪ねた際、当時の駅長に、掲示を提案した経緯があった。その後、開業100周年を迎えるに当たり、昨年後藤の肖像を駅長室に掲示したいという申し出が駅側からあり、同館から鉄道院総裁時代の原版画像の提供を受けた同駅は12月19日の100周年記念式典を前に駅長室に後藤の肖像を飾った。 東京駅は1914(大正3)年12月20日開業。「赤れんがの駅舎」として親
市内外で関心高く ゆかりの史跡紹介などを盛り込んだガイドブック「稗貫和賀百姓一揆の跡を訪ねる」が好評だ。特に花巻市内の書店では好調な売れ行きを維持しているといい、関心の高さがうかがわれる。 歴史愛好家らで組織する「稗貫・和賀の百姓一揆を語る会」(金野昭人会長)が昨年7月に発行した。同市や北上市でかつてあった百姓一揆や、ゆかりの史跡、餓死供養塔について、現地調査の結果なども交え分かりやすくまとめている。 販売は好調で、イトーヨーカドー花巻店内にある書店「ブックス銀河」でもランキング上位を維持。郷土誌の週間販売数でトップになることもあり、駿河邦彦店長は「問い合わせも多く、人気の本」としている。 語る会によると、初回は500部を印刷した。書店からの追加配本の依頼や問い合わせが相次いだことから、10月に100部を増刷。12月にも200部を追加した。 教育面でも高い評価を得た。全国の教育者
三陸沖を北東に進む低気圧の影響で、31日の県内は前日に引き続き雪に見舞われた。一関地方は午後までに天候が回復したが、市街地では店先などに降り積もった雪をかき出す人たちの姿が見られた。 一関市狐禅寺では、地元の小岩明美さん(73)が愛馬の小五郎(雄10歳)を操り、40年以上続けている通学路の雪かきに取り組んだ。 ばん馬レースで体を鍛えている小五郎は、約50キロの大きなタイヤを引きながら何度も往復し、懸命に雪を取り除いた。 小岩さんは「長靴を履いていない子供をよく見掛けるので、雪道は心配。安全に登校できるよう、今後も雪かきを続けたい」と語っていた。 盛岡地方気象台によると、積雪量は一関で最大22センチ、祭畤で同139センチを観測。1日は強い冬型の気圧配置となるため、内陸では曇りで雪の降る所が多くなる見込み。
北上市村崎野の県立中部病院(遠藤秀彦院長)は30日、使わなくなった救急車1台をインドネシアのパレパレ市に寄贈した。同市のタウファン・パウエ市長ら3人が同病院を訪れて装備の充実した救急車を確かめ、「遅れている救急医療の充実に役立てたい」と感謝した。 出版社仲介で寄贈 この救急車は、同病院が昨秋まで使用していた1994年式で走行距離約8万5800キロ。新しい救急車を導入したため廃車にする予定だったが、岩手医大の医師を通じて医療系出版社・学研メディカル秀潤社(東京都品川区)が仲介に入り、寄贈する運びとなった。 県立中部病院に同市長が市保健局長、市立病院長を伴って訪れ、遠藤院長から目録を手渡された。一行は、病院内を案内され、振動を抑えるストレッチャーや除細動器などを装備した救急車を見た。 同市長は「ホテルのように大きくきれいな病院に驚いた。新しい病院を建てる予定なので、参考にさせてほしい。
茶屋店主が剥製に 一関市厳美町で、全身真っ白のヤマドリが見つかった。市内のハンターが捕まえたといい、同町本寺地区の軽食茶屋「山草小屋」の店主髙橋金男さん(69)が剥製にして保管している。「初めて見た」「幸せになれそう」などと地域の話題をさらっている。 白いヤマドリは2014年12月中旬、同店によく訪れる市内のハンターが偶然仕留め、剥製作りを趣味とする髙橋さんに譲った。 体長は約1メートルで、一般的なヤマドリとほぼ同じ。頭から尻尾の先まで見事な純白で、髙橋さんは「突然変異かは分からないが、ここまで色がないのは初めて見た。これまで見つからずに生きていたのが不思議」と目を丸くする。 一関地方野鳥の会の関係者は、尻尾の特徴などから雄と推定。通常は赤褐色でうろこ状の模様があるため、白色は珍しいという。 剥製は店に隣接する作業場に保管し、一般的なヤマドリと並べて希望者に公開している。髙橋さん
一関市の真柴地区振興会(千葉壯会長)は、同地区の史跡や神社仏閣などをまとめたマップ「史跡をたずねて」を作製した。長年住民に親しまれている名所32カ所を写真と解説文で紹介し、地区の歴史を次世代に継承する。 同地区は1875(明治8)年、鬼死骸村と牧沢村が合併して真柴村となった。四つの旧街道があり古くから交通の要衝とされ、国道や東北新幹線などの開通、宅地化の推進により発展し、開発が進む一方、地形の変化などにより失われた史跡も多いという。 鬼死骸村絵図と牧沢村絵図はあるが同地区としての地図がないことから、地域の歴史を引き継ごうと2011年に史跡調査委員会が発足。一関市史や真滝村誌、鬼死骸村風土記などさまざまな史料を参考に地道に下調べし、14年度に市のいちのせき元気な地域づくり事業を活用して作製にこぎ着けた。 B2判を折り畳んだリーフレット形式で、中央に同地区の略図を配置。周囲に各名所の写真
発行者岩渕さん、後継に期待 一関市花泉町金沢の内沢集落の情報を発信する「内沢集落新聞」が100号を突破した。取材から記事のレイアウト、印刷までを一人でこなす岩渕甚吉さん(73)=同町金沢字籠ノ沢=は「当初は10年近く続けられるとは思っていなかった。記憶をたどる一助や茶飲み話の種になれば」と思いを語っている。 同新聞はA4判のカラー両面刷りで、月1回発行。十数部印刷し、地区民に回覧している。集落公民館長を務める岩渕さんが、仕事が忙しい人や外出の機会が少ないお年寄りらに地域のことを知ってもらおうと、2005年にスタートさせた。 記念すべき第1号のトップ記事は、福祉活動の一環として地区民が取り組んだ花壇づくり。子供やお年寄りが和気あいあいと取り組む様子を、口語体の読みやすい文章で詳しく紹介した。 その後も小学校の入学式や敬老会、公共施設の落成式、スポーツなどのイベントを取材。顔写真付きの
一関修紅高校同窓会(北澤良藏会長)は、同校創立115周年記念事業として、一関市東花王町の同校敷地内に「修紅歴史資料室」を開設した。100年前の卒業証書や生徒による和裁などを展示し、地域密着で歩んできた同校の歴史と教育の成果を今に伝えている。 同校は男子を対象にした後期中等教育の場が普及し始めた1899(明治32)年、女性にも教育が必要と考えた小梨こまが裁縫塾として創設した。学制改革により、1948年に一関修紅高校として法人組織を設立。62年に男女共学となった。 資料室の開設は、校史を飾る史料を収蔵するとともに、一関修紅の未来への道しるべにしようと企画した。47、48年のカスリン、アイオン両台風の影響で同校所蔵の多くの史料が失われていたが、同窓会が卒業生らに呼び掛けて収集。2014年12月、修紅短大学術研究所内にオープンした。 2代目校長・小梨良氏直筆の式辞原稿をはじめ、家政科の授業で
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