米ディズニーが長編アニメ映画「塔の上のラプンツェル」の実写化に向けた制作を中断した。芸能誌ハリウッドリポーターが制作関係者の話として6日までに伝えた。公開中の実写版「白雪姫」の不振が背景にあるという。 「塔の上のラプンツェル」はグリム童話のヒロインを主人公にした作品。アニメ版は2010年に公開され、大ヒット。世界興行収入は5億9180万ドル(約861億円)に達した。 この頃からディズニーはアニメ版の人気を当て込んだ実写化を進めてきた。「美女と野獣」や「アラジン」、「ライオンキング」などが成功した一方、「ダンボ」のように低迷した実写版もある。 3月20日に公開された「白雪姫」の4月5日までの世界興行収入は1億4870万ドル(ボックス・オフィス・モジョ調べ)。2億7000万ドルとされる制作費の回収に向けた長期興行の実現が危ぶまれている。 「白雪姫」の不振は主演女優のレイチェル・ゼグラーさんの物