人工島・舞洲にあるパーク・アンド・ライドの専用駐車場。連休中でも空きスペースが目立つ=5日午前10時41分、大阪市此花区 大阪・関西万博への主要交通手段の一つ「パーク・アンド・ライド(P&R)」の利用が低調だ。専用駐車場3カ所(最大計1万1千台超)にマイカーを止め、シャトルバスに乗り換える方式だが、日本国際博覧会協会(万博協会)によれば、4月中の駐車場利用率は週末で「3割程度」、平日だと「1割程度」。想定外の低迷に陥る背景には、車社会の愛知で20年前に開かれた万博を参考に需要を見積もったこともあるという。 P&Rの専用駐車場は、万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)の隣にある舞洲(まいしま)に最大6千台超分、さらに堺市に2千台分、兵庫県尼崎市に3千台分を用意。いずれも事前予約制だが、万博協会のサイトが示す予約状況は、3カ所とも十分余裕のある「空きあり」の印が並ぶ。 P&Rの利用率について、万博