コメ卸大手のヤマタネが13日発表した2025年3月期連結決算は、売上高が前年比25・4%増の809億円、純利益は24・3%増の30億円と増収増益だった。コメの高騰による価格転嫁で食品事業の営業利益は約3・7倍の23億円となった。一方、コメの販売数量は玄米換算で23・0%減の7万1000トンだった。 営業利益は、コメの需給ひっ迫による販売単価の上昇が寄与し、14・8%増の36億円。食品事業の営業利益が大半を占める結果となった。 一方、26年3月期の連結業績予想は売上高が7・6%増の870億円、営業利益が0・5%増の37億円の増収増益とした。食品事業の営業利益は23・4%減の18億円を見込んでいる。