東京・羽田空港から米南部テキサス州ヒューストンに向かっていた全日空機内で24日、乗客の男性がドアを開けようとした騒ぎで、この男性を取り押さえたのは在日米海兵隊の幹部隊員だったことが30日、米軍関係者への取材で分かった。 関係者によると、この幹部隊員は、米海兵隊岩国航空基地(山口県岩国市)に所属するジョディ・アーメントラウト最先任上級曹長(50)だという。 下士官の最上位に当たる。これまでに功績章や統合称揚章、海軍海兵隊称揚章などを受章した実績があるといい、今回の行動にも「経験」や「正義感」が生かされた可能性があるという。 全日空機はシアトルに駐機中、男性とは別の乗客が騒いだため、この乗客も警察に引き渡された。2人を降ろした同機は約4時間遅れでヒューストン空港に到着していた。