家守綺譚 (新潮文庫) 作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 69回この商品を含むブログ (262件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多…本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。―綿貫征四郎の随筆「烏〓苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。 「傑作」というのは、まさにこういう作品のことを言うのだなあ、と思いながら読みました。 実はこの『家守綺譚』、高評価を何度も耳にしていて、「けっこう薄い本(文庫で200ページくらい)だし、すぐに読めるだ