「アカマンボウ」という魚がいる。マンボウと名は付くが、あののんびりしたマンボウとは縁の遠い、むしろリュウグウノツカイに近縁な深海魚である。 そしてこのアカマンボウ、マグロの代用品として回転寿司などで利用されることがあるという噂がまことしやかに囁かれている。深海魚がマグロ!?アカマンボウは本当にそんな代役を務めうる魚なのだろうか。一尾丸ごと買って検証してみた。
「アカマンボウ」という魚がいる。マンボウと名は付くが、あののんびりしたマンボウとは縁の遠い、むしろリュウグウノツカイに近縁な深海魚である。 そしてこのアカマンボウ、マグロの代用品として回転寿司などで利用されることがあるという噂がまことしやかに囁かれている。深海魚がマグロ!?アカマンボウは本当にそんな代役を務めうる魚なのだろうか。一尾丸ごと買って検証してみた。
刺身、豆腐、たまごかけご飯。食べ物に醤油をかけるとおいしい。しかし、世の中にはじつに様々な種類の醤油があることをご存じだろうか。今回は、めくるめく醤油ワールドを知り尽くした醤油博士をお招きして、利き醤油大会を開催した。Show you 醤油。
「カフェめし」というジャンルの食べ物があると最近知った。「カフェ」と呼ばれる、「お洒落な飲食店」で出すような料理の事をカフェめしというのらしい。 雑誌やWebサイトで見かける「カフェめし」の写真をパラパラと見ていると、いくつかの傾向があることに気がついた。お洒落で格好良くて美味しそう。今回は、そんなカフェめしっぽい写真を撮る方法について考えてみました。 あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー) 前の記事:小林製薬の製品名が面
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:沖縄はブロックを巧みに使う
油で揚げるとたいていの物はうまくなる、というのは10代20代、30代の半ばくらいまでは手放しで信じていられる法律ではないだろうか。 今回はメニューのほとんどが油で揚がっているお店を発見したので報告したい。カリッとジュワッ、ほとんどをこれで表現できるお店に、そろそろ煮物とかのうまさに移行し始めたライターが挑みます。 (安藤 昌教) 学生街に油あり そのお店は小田急江ノ島線、善行駅にある。善い行いと書いて善行(ぜんぎょう)駅だ。なんだかいいことありそうじゃないか。 善行駅に行くために江ノ島線の藤沢駅ホームで電車を待っていたところ、学生で満員の電車がやってきた。 この電車は藤沢駅で折り返すため、駅に着いたらいったん全員降りることになる。そう思ってドアの外で待っていたのだが、学生たち、降りないのだ。シートに座ったままこれから担々麺を食べに行きたいのだが、暑いからどうしようか、などとどうでもいい打ち
ブログ市長で話題の鹿児島県阿久根市に行って来た。 目的は、駅前に廃ブルートレインを再利用した宿泊施設があって、それに乗る(というか泊まる)ことだった。が、行ってみたら、むしろシャッター街のすごさに目を奪われた。 「シャッター街がすごい」なんて、まったく失礼な言い方のようだが、別に揶揄してそう言ってるわけではない。本当にすごいというか、なにやら面白いのだ。 順を追って説明したいと思う。 (T・斎藤) 地方は疲弊している その日、私はまず砂蒸し温泉で有名な指宿を訪れた。 駅前の広場に足湯があるなど、温泉街らしい楽しげな雰囲気もあったものの、商店街はこんな感じだった。 こういった光景は、九州各地で見受けられる。 佐賀県は有田駅で降りた時もやはり駅前がこうだったし、私が住む長崎県でも同様。さすがに長崎や佐世保など大きな所はそうではないが、諫早、大村、島原などのアーケードはこれに近い感じだった。 レ
日本人はクジラを食べることで知られている。 が、実際のところはほとんど食べてないのが実情だ。戦後、食料のない時代には手に入りやすい食料としてポピュラーな存在だったものの、国際捕鯨委員会(IWC)で捕鯨が制限されるようになってからは流通量が激減し、高級食材・珍味というポジションになった。私も、親から話を聞いたことがあるぐらいで、実際に食べたことはなかった。 ところが、関東から長崎に引っ越したら(10年ほど経つが)、スーパーの鮮魚コーナーに普通にクジラが並んでるではないか。街にはクジラ専門店まである! つまり、クジラ食文化は地域によってかなり大きな差があることを知った。場所によっては今でもけっこうメジャーに食べられているのだ。 ということを、日本人でもけっこう知らない人が多いんじゃないだろうか(私がそうだったように)と思ったので、そのあたりのことを書いてみます。 (T・斎藤)
東京から遙か500キロの西方、岡山県備前市は日生(ひなせ)というカキの名産地に、「カキお好み焼き」という食べ物があるという。 このカキお好み焼きという料理、ホームページで確認する限り、名前そのままで、要するにカキを具に使ったお好み焼きなのだが、入っているカキの量が尋常ではないらしいのだ。 岡山県がどこにあるのかもよくわかっていなかったのだが、このホームページを読み進めていくうちに、僕はカキお好み焼き、略してカキオコに対して、恋に似た感情を持つようになった。 カキオコが食べられるのはカキの捕れる3月末頃まで。カキなのに冬季限定。 後悔なんてしたくない。僕は日生へ向かうべく、新幹線に乗り込んだ。 (text by 玉置 豊) カキオコ食べに日生へ向かう カキオコを食べるために乗った新幹線のぞみ。しかもお好み焼き屋が混んでいるとイヤだからという理由で平日。 車中、今回の事の発端であるカキオコホー
あのー中華で、プリプリの蒸し鶏肉を食べたこと、ありませんか? アジアの屋台で食べられるようなやつ。肉がジューシーで、やわらかくて、ウマウマの。 家庭で鳥肉を煮ても、絶対こんなんならないよなあ、鶏肉自体が違うのか? そもそも鶏じゃなくてなんか別の鳥の肉? 調理法が特別なの? とかズーっと考えてたのですが、先日、スゴク簡単な方法でソレが作れるレシピを知り、作ってみたら……いやほんとに再現できたんですよ!!!! で、この感激を伝えたくて、皆様にもご紹介。 まずは肉。胸肉でもモモ肉でもなんでもいいです、近所のスーパーの安い鶏肉を用意。 ↑今回は「ぜったい得!!」ってシールが迫力あったので、コレ購入。 あとは炊飯器を用意。 ウチのは、一人暮らしをはじめたとき電気屋さんで買った、安いやつです。 あとは塩と水だけ。 水を小鍋に沸騰させて、塩をてきとーにぶちこみます。 で、鶏肉を炊飯器に入れて、 そこに、
僕は 雑誌の「Number」が大好きです。 あのスポーツ雑誌 スポーツグラフィック「Number」のことです。 「Number」って やっぱりあの表紙がカッコいいですよね。 カッコいい写真と カッコいいキャッチフレーズと その特集タイトルとで それらのコラボが ものすごいカッコよさを 醸し出してくれています。 そこで今回は! 自分が持っているどうでもいい写真を もし「Number」っぽく仕上げてみたら どれだけカッコよくできるものなのかを 調べてみたいと思います! (text by ヨシダプロ)
去る11月中旬、東京は新宿のとなり町、初台に衝撃が走った。 人気の弁当店「キッチンクラナハ」が閉店するというのだ。 小さな商店街にあって、お昼時には長い行列の末に連日売り切れが続くという、人気絶頂での突然の閉店。 閉店の理由、開店のきっかけ、そして今後はーー。 いろいろ訊いてみたかったので、思いきってインタビューを申し込んでみた。 (萩原 雅紀) 誰も知らないと思うけど 4年ほど前、僕の職場がある初台の一角に、軽自動車を改造した移動販売のお弁当屋さんが突然現れた。 メニューはごはんの上に具が載る「丼もの」が日替わりで毎日一品のみ。これに温かいスープがついて500円。ごはん大盛り無料。 このスタイルに、近くで働く人々が飛びついた。 周辺にはコンビニ、ホカ弁、ファーストフードなどの大手チェーン店も立ち並ぶが、ここ1、2年は毎日のように長蛇の列ができ、早い日はお昼の12時過ぎに売り切れ。短期間で
食通の友人とご飯に行ったときのことである。 おいしいと評判の店で肉炒めを食べたが、これがうまかった。うまいうまいと友人に言っていると、家で料理をたしなむ友人が 「うーん、これは香辛料だな。○○と○○を入れてバターで炒めれば……」 などと話している。 そのとき僕は、はたと気づいたのだった。 まったくもって僕はバカだ。外でご飯を食べてもうまいとかまずいとかしか思ってなかった人間であるが、世の中には香辛料というものがあって、味を左右する香辛料のことをまったく意識していなかったのである。「うまい、うまい、うふふ」と僕が笑っている間、友人はせっせと味の研究を行っていたのだ。僕がニヤニヤしている間、友人は頭の中で新たなレシピを練っていたのだ。なんたる脳内格差社会(?)! 「香辛料」とつぶやき、僕はスーパーに向かったのであった…。 (text by 梅田カズヒコ) スーパーで自分を見失いかけるも… と言
蒸し暑い夜が続くと、真夜中に、突然「そうめんが食べたい」と思うことがある。あの細い麺をするするっと、かっこみたい。特に書き仕事などしているときだ。 そしてなぜかそんなときに限って「ふつうにザルに盛って食べるんじゃなく、流しそうめんがしたい」などと突拍子もないことを考えたりする。都会の片隅で真夜中に仕事という、自由のままならない環境にあると、人はより強く奔放さを求めるものなのだろうか。 とにかく、活きのいいそうめんを食べたいと思い、真夜中にシステム構築してみることにした。寄り目で見ていただきたい。 (乙幡 啓子) 薬味じゃない、インフラだ そのシステム構築の材料とは、ネギである。 突然この人は何を言い出したんだと、いぶかしがらないでほしい。それにはちゃんと訳がある。
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