ロシア下院選挙で不正があったとして、選挙の無効などを求める集会・デモが始まってから12日で1週間たちますが、運動は衰える気配を見せていません。10日には、モスクワで今までにない5万人集会が開かれるなどロシア各地の数十都市で抗議集会・デモが催されました。(片岡正明) 現地からの報道によると、10日のモスクワの抗議集会では、主催者側発表で約5万人(警察発表で2万5000人)が参加し、「投票を盗むな」「プーチンなきロシアを」と連呼するなど長期にわたり強権政治を続けているプーチン首相の退陣を求めました。 参加者は交流サイトの「フェイスブック」などの呼び掛けに応じたもの。英BBC放送によると、初めて政治集会に参加する人も多く、「(選挙不正で)だまされて国民は本当に腹立たしいと思っている。集会が必要だ」(45歳男性)との声が上がっています。市民団体や少数政党のほか、西側に近い野党ヤブラコ、ロシア共産党
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