「政治の季節」に 2012年は主要国で大統領選や指導者の交代が行われ、世界的に政治の季節を迎えます。各国での結果は国際問題への対応や対日関係、安全保障環境の形成に大きな影響を与えます。日本も民主党政権のゆきづまりで総選挙の可能性が高まり、波乱含みです。 1月の台湾総統選を皮切りに、ロシア(3月)、フランス(4月)、米国(11月)、韓国(12月)で大統領選が行われます。 米仏では現職のオバマ、サルコジ両氏が勝利するかどうか予断を許さず、ロシアでは、昨年の下院選での不正投票問題でプーチン前大統領が支持を大きく減らしています。 北朝鮮では金正日総書記の死去に伴う後継体制への移行が本格化。秋には中国で国家主席が交代します。 激変・混沌(こんとん)の国際情勢は日本外交にも大きな影響を与えます。 TPPへの対応 最大の問題は、オバマ米政権が自国の雇用拡大を図るために、アジア太平洋地域に環太平洋連携協定
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