「民主党大敗」と報じられた4月のいっせい地方選。選挙結果をみると、民主党ばかりでなく、自民党も含めて「二大政党」に対する国民の不信が示される結果となっています。 今回の地方選は、民主党が政権与党として臨んだ全国規模の選挙で、政権与党についた利を生かして大幅議席増が可能とみられていました。民主党自身も「議席を増やし支持基盤を確立する」(岡田克也幹事長)と位置付け、大量立候補を画策。しかし、菅政権への逆風から擁立そのものも当初の目算が狂ったうえ、議席でみても、政令市議選で前回(2007年)比22議席減、東京区議選で31議席減、町村議選で6議席減。「今回の敗北で、その目算は完全にはずれた。民主党は党再生のシナリオを一から練り直さねばならない」(「朝日」4月26日付社説)事態に直面しています。 民主党の退潮傾向は、国政選挙での比例得票(今回の地方選と比較可能な選挙区の比例得票)で見るといっそう明ら