(写真)ターバンを巻いたインド人シーク教徒とネパール人女性が運営する炊き出し=3日、カトマンズ郊外コカナ(安川崇撮影) 【カトマンズ=安川崇】地震で大きな被害を受けたネパールの首都カトマンズ郊外で、インドのシーク教徒団体が現地の女性非政府組織(NGO)と共同し、24時間態勢で炊き出しを実施しています。地域住民も野菜を切るなどして参加し、一帯の食生活を支えています。 3日午後、首都郊外コカナ。頭にターバンを巻いたシーク教徒男性とネパール人女性十数人が、直径1メートルの大鍋三つで調理を続けていました。米飯、豆のカレー、野菜カレーを基本に、紅茶や乳児用ミルクも提供。1日に300キロの米を使い、約4千人が利用します。 地震直後、ネパール人シーク教徒の実業家ラビ・シン氏(45)がインドの首都ニューデリーの教団組織に依頼。デリー側が即座に資金と人員30人を送り、地震2日後から2カ所で炊き出しを始めまし