日本共産党の緒方靖夫副委員長は12日、党本部で来日中の中国共産党中央対外連絡部の趙世通アジア二局副局長と懇談し、日中両国での政治の動きや北東アジア情勢について意見交換しました。 緒方氏は、北東アジアの現在の情勢の中で日本共産党が「北東アジア平和協力構想」を提唱していることを紹介。その内容を(1)武力行使の放棄、紛争の平和的解決、信頼醸成のための対話と協力を促進する(2)「6カ国協議」を北東アジアの平和と安定の枠組みに発展させる(3)領土に関する紛争問題は外交交渉を通じて解決する行動規範を結ぶ(4)日本の過去の侵略戦争と植民地支配の反省を不可欠の土台とする―の4点にわたり説明しました。 その上で、この間の関係諸国の反応にもふれ、中国側とも意見を交わしていきたいと述べました。 趙氏は、これらの諸点は中国のこれまでの方針や原則でもあり、賛成できるものだと答えました。 緒方氏はまた、中国の防空識別