高級クラブに一晩で128万円、高級料理店を1日に6軒はしご―。第2次安倍内閣の閣僚らが、飲み食いに多額の政治資金を使っていることが28日、総務省が公表した2013年分の政治資金収支報告書で判明しました。支出の多い閣僚ら10人の合計額は、約9400万円。庶民感覚とかけ離れた実態からは企業・団体献金や政党助成金を原資とした政治資金の使い方が問われます。 第2次安倍内閣の閣僚(改造前ふくむ)が代表の資金管理団体の支出を調べたもの。 安倍晋三首相をはじめとする閣僚が上位10人に名を連ねました(表)。そのうち3人は、1000万円を超えていました。「政治活動費」に占める飲食費の比重が4割にのぼる団体もあります。 安倍首相の「晋和会」は約460万円を支出。もっとも多く支出したのは、麻生太郎副総理・財務相の「素淮会」で約1970万円でした。 三つ星店にも 多くの閣僚が、庶民には縁遠い高級料理店での飲み食い