【ワシントン=島田峰隆】米連邦最高裁判所は26日、同性婚を禁止した州法を憲法違反とする判決を出しました。全米50州で同性婚が憲法上の権利として認められることになります。 米国では現在、約40州と首都ワシントンが同性婚を認めています。中西部オハイオ州などを管轄する連邦高裁が昨年11月、同性婚を禁止した州法は合憲とする判断を出したことを受け、同州出身の男性らが最高裁に裁判を起こしていました。 最高裁判決は、市民に対する法の下の平等保護を認めた憲法修正第14条に基づいて「各州は同性婚を許可し、他の州が受理した同性婚も認める必要がある」と指摘。裁判官9人中5人がこれを支持しました。 判決を支持したケネディ判事は「結婚したいという同性愛者の願いが、孤独の中での生活や、文明の最も古い社会制度からの排除に終わってはならない」「彼らが求めているのは法の下での平等な尊厳だ。憲法はその権利を彼らに認めている」
![同性婚、全米で合憲/米連邦最高裁が判決](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8510216a130e7d5e9d1c2a4860958f4849328594/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Fweb_img%2Fakahata-kakusan.jpg)