菅直人首相は3日、予算編成に関する閣僚委員会で、政府予算案の年内編成に向けて詰めの作業に入るよう指示しました。 これを受けて今週中にも、国家戦略室を中心に予算編成の基本方針を策定する予定です。 軍事費の聖域扱い続く 民主党政権は来年度予算の各省庁の概算要求に当たって、社会保障費などを除く経費を一律1割削減する基準を定めました。その上で新たに「特別枠」を設けて「予算配分を省庁を超えて大胆に組み替える」としていました。 「特別枠」を審査した「評価会議」は1日、各省庁の要望をA~Dの4段階評価した結果を公表しました。それによるとアメリカが維持・増額を求めた在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)は最高の「A」判定で1859億円の要望全額が認められる見通しです。 ところが、小学1・2年生の35人学級や学校施設整備、大学運営費交付金にかかわる「大学の機能強化」、奨学金や授業料免除の拡充など、文化・教育関