菅直人首相は6日、臨時国会閉幕を受けて首相官邸で記者会見を行いました。この中で、首相は政権の基盤強化のため、「内閣改造うんぬんではなく、社民党、連立を組む国民新党とより緊密かつ戦略的に共同していきたい」と述べ、社民党などとの連携を重視していく考えを強調。同時に「場合によっては、他のグループとも話し合いたい」とも述べ、自民、公明両党などへも秋波を送りました。 沖縄・米軍普天間基地問題については、「(衆院)選挙中、鳩山(由紀夫)代表や私たちも含めて『県外、国外(移設)』と申し上げ、実現できなかったことは党としても申し訳なかった」などと党ぐるみの公約違反を認めながらも、「日米合意を踏まえる」と述べ、あくまでも名護市辺野古に新基地を押しつける考えを強調しました。 社会保障を口実にした消費税増税については、「党としての取り組みも含め、足元を固めながら議論を進めていただいている。議論が必要だという立場