東京都知事選(9日投票)で、1日(インターネット事業者7社共催のネット番組)と2日(フジテレビ系「新報道2001」)、候補者による討論番組が放送されました。宇都宮けんじ氏(67)=日本共産党、社民党など推薦=、舛添要一氏(65)=自民党都連、公明党都本部推薦=、細川護熙(もりひろ)氏(76)、田母神俊雄氏(65)の主要4候補者が参加。宇都宮氏と、他の3候補者の違いが鮮明になりました。 雇用・社会保障守る 宇都宮氏 大企業の利益を優先 舛添氏 宇都宮氏は「雇用・社会保障の充実優先」の立場で、舛添氏は「大企業の利益優先」であることが浮き彫りになりました。1日のネット番組で宇都宮氏は、「社会保障の充実や賃金が上がらないと景気は本格的に回復しない」と指摘。保育園や特別養護老人ホーム建設などで社会保障充実と雇用拡大を同時に進めるべきだと主張しました。保育士の労働条件改善の必要性もあわせて強調しました