沖縄に駐留する米海兵隊部隊の全容が、本紙が入手した「在沖縄米軍電話帳」で明らかになりました。この中で、在日米海兵隊基地司令部キャンプ・バトラー(沖縄県北中城村の米海兵隊キャンプ瑞慶覧に所在)に、日本国民の税金による米軍「思いやり予算」を分析・執行する専門部が設置されていることが分かりました。 電話帳によれば、「思いやり予算」の専門部隊の名称は「受け入れ国支援(ホストネーション・サポート)オフィス」(HNSO)で、「HNS士官」「HNS専門官」「労務担当」「管理士官」などに分かれています。 同部隊があるキャンプ・バトラーは、沖縄県知事選で「移設」が最大争点になっている普天間基地など沖縄の海兵隊基地や本土の岩国基地(山口県)、キャンプ富士(静岡県)の基地管理部隊を指揮・支援する司令部機構です。 防衛省資料によれば、2010年度までに「思いやり予算」で整備された海兵隊施設は、▽家族住宅2981▽