野田佳彦首相が参加表明しようとしている環太平洋連携協定(TPP)。民主党の「TPPを慎重に考える会」の会合(27日)から出てきた反対派の議員が言いました。 「こっちはこれだけ勉強しているのに、推進派は党の経済連携プロジェクトチーム(PT)に出てこないし、出てきても全く発言がない。推進の立場からの質問・意見は出たことがない。論議がないのに押しきろうというのだからめちゃくちゃだ」 経済連携PTではこの間、外務省や経産省の官僚がTPPの内容や経緯を説明し、推進派の学者を呼んでヒアリングも行いました。その中で、TPPによって農業分野のみならず、金融、保険、医療、食品安全ほか広大な社会経済領域でアメリカ型の規制緩和が進められることが、改めて浮き彫りになっています。 この点について前出議員は「(TPP交渉の作業部会が)24分野と一口にいうが、膨大な分野で、その全体をわかっている人は学者にも役人にも一人