里親家庭での虐待問題と今後の課題を考えるつどいが19日、東京都中野区内で開かれ、市民、児童福祉関係者ら230人が参加しました。2010年8月、東京都杉並区内の養育家庭に委託されていた女児=当時(3)=が死亡し、翌年8月に里母が傷害致死容疑で逮捕される事件が起きたことから、開かれました。杉並事件を考える会がよびかけました。 津崎哲雄京都府立大学教授は、イギリスの里親委託における家庭調査やアセスメント、認定審査の制度を紹介。行政機関の職員のソーシャルワークによる訪問指導・監督の量と質が里親委託の成否を決定する、と強調しました。 杉山登志郎浜松医科大学特任教授は、あいち小児保健医療総合センターでの診療事例を通してみえてきた、児童養護施設や養育家庭への支援制度の必要性を話しました。 フリージャーナリストの小宮純一さんは、杉並事件の女児が通っていた区立乳児保育室や区立保育園、捜査関係者などを取材した
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