沖縄県名護市辺野古の米軍新基地に設置が計画されている岸壁の長さ(271・8メートル)が、強襲揚陸艦の安全な係留に必要とされる長さと一致していることが、米軍の公開文書から明らかになりました。新基地に巨大な軍港機能が付加され、米海兵隊の一大出撃拠点になる危険性が改めて裏付けられました。 (関連記事) 文書は、米海軍施設エンジニアリング・サービスセンター(NFESC)が米海軍の指示で作成した技術書(1998年5月)で、沖縄環境ネットワークの真喜志(まきし)好一世話人が発見しました。 同文書は、ノーフォーク海軍造船所(米東部バージニア州)の第5埠頭(ふとう)を例示し、全長257メートルのワスプ級強襲揚陸艦(LHD1)が49ノット(秒速25メートル)の風でも安全に係留できる距離が271・86メートルであることを示しています。(図) 米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)に配備されている強襲揚陸艦ボノム・