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衆院選
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以下の書籍巻末に付された「人造美女編年史」を参考にしつつ加筆したものです 人造美女は可能か? 作者: 巽孝之,荻野アンナ出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2006/08/30メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (19件) を見る 図版パワーポイント(便宜的に講義用資料を公開していますが、問題があるようなら取り止めます):https://www.dropbox.com/s/4875gsw584eoxqc/02-04_posthuman.pptx ・オウィディウス『変身物語』よりピグマリオン伝説(古代):理想の女性としての人形に魂が吹き込まれ受肉する ・ヴォーカンソンのオートマタ「笛吹き人形」「タンバリンを叩く人形」「消化するアヒル」1737-38年 ・ケンペレン「トルコ人」1769年:人間とチェス大戦をする人形でマリア・テレジアのために作られる。ウィーン
異邦人 (新潮文庫) 作者: カミュ,窪田啓作出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1963/07/02メディア: ペーパーバック購入: 21人 クリック: 167回この商品を含むブログ (412件) を見るここに登場する空間は、ほぼ二種類に分けられる。絶対的開放空間であり、決定的な邂逅や事件の起こる場としての海辺と、狭小な閉鎖空間(第一部のアパルトマン、第二部の監獄)である。 モダニティの特権的な場「街路」ではなく、19世紀ブルジョワ的な室内でもない、狭小で閉鎖的だが、他者が常に隣にいる(だからこそカップルの喧嘩や犬を怒鳴りつける老人の存在が、日常の小さな出来事となる)空間としてのアパルトマン。 他に「集合住宅もの」の系譜として。 幻の下宿人 (河出文庫) 作者: ローラントポール,Roland Topor,榊原晃三出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/09/04メディア:
西村清和『イメージの修辞学――ことばと形象の交叉』三元社、2009年、第8章に概略史が記されている。もっともルネサンス期の聖書と、シェイクスピア以降のいわゆる「近代小説」や戯曲集が議論の中心。建築書や考古学関連の書籍(実際には、特定の地方ーーエジプト、ギリシア、ローマなどーーを巡る旅行記・見聞録の体を為しているものも多い)、自然科学書などには目配せされていない。 とりわけ近代の挿絵は[…]クリンガーもいうように、細部を省略し明暗の効果を強調することで、「強力な主観性」の表現と「詩化する特性」をもつ素描や版画こそは、近代リアリズム小説の画像化にもっともかなったメディアであるだろう。 (318ページ) →テクストの内容や性質に随行して変遷するイラストレーションの特質 ・中世以来:写本ミニアチュール ・1450年前後(活版印刷の開始):本文と挿絵をひとつの版木に彫る木版本(block book)
第5回:書物の中の都市/書物としての都市―ルドゥー、サド、ビュトール 書物について―その形而下学と形而上学 作者: 清水徹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/07/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (10件) を見る 1)視覚によって感知されるオブジェとしての書物: ポール・ヴァレリー「見られたテクストと、読まれたテクストとは全く別個の二つのものになる*1」 [図版1]ギョーム・アポリネールの「視る詩」『カリグラム』1918年。 [図版2]ロベール・マッサンのタイポグラフィー遊戯、ウジェーヌ・イヨネスコ『禿の女歌手』1950年のグラフィックデザイン。 書物を「造形作品」「空間芸術」とする試み=リーヴル・ダルティスト(livre d’artiste):1960年代に登場。書物の形態を利用し造形芸術作品を作る試み。ビュトールに影響。 [図版
ヴィンケルマンが「端緒」とされるギリシア熱の背景について。 ヴィンケルマンが「ギリシア人の精神」を推奨したことは、その当時としては珍しいことだった。最後に彼が住んだローマは、ローマ・カトリックの中世とルネサンスを通じてヨーロッパ文明の起源であると見なされてきた。この地には、訪れる者に古代の栄光を思い起こさせる過去が生き長らえていた。一八世紀には、ヨーロッパ中から芸術家が絶え間なく大挙してローマにやってきたが、それは最新の様式を学ぶというよりは、もっぱら古代遺物に結びつく香ぐわしく静かな水を飲むためであった。ローマ美術は派生的で、ギリシア美術こそが起源(オリジナル)だと主張するとは、ヴィンケルマンは、勇気があり大胆不敵だったと言える。しかしそのとき以来、彼の下した評価は美術史家と古典学者にあまねく受け容れられることになった。彼が、ギリシアもアテネも訪れることなくこの判断を下すことができたのは
7/14(土)、7/15(日)に、福岡県で開催された「マキコミヤ」の学術イベント、VerbFes#2と『シャルル・フーリエの新世界』刊行記念のトークに登壇した。 「マキコミヤ」とは、2019年に逝去した哲学者・宮野真生子を記念し、彼女の「知的で面白いことをしたい」という志を引き継ぐべく発足した、緩やかに連帯しながら将来に繋いでいく企画である。 7/14(土)には、登壇者が「動詞」を一つ持ち寄りプレゼンテーションするという学術イベント「VerbFes#2」に登壇した。 私は「さまよう」をテーマに、さまようことの可能性、哲学や文学における「さまよう」こと、「さまようこと」の意味がジェンダー(それから社会階層)によって異なってくることの問題などを取り上げた。 他の登壇者からはそれぞれ、「聞く」、「蒔く」、「つながる」、「べそをかく」、「うんこする」、「posess(憑依する)」、「絡む」、「変態
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