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1月28日に「【解説】サンの仮想化技術の全貌 その1 VDI デスクトップの仮想化」を書いた。 社内の人からは、良くまとまっているとの、おべんちゃらお褒めのお言葉をいただいたので、調子に乗って、サーバの仮想化について記載したいと思います。 企業内(外)の仮想化を考えるとき、単なる要素技術や部分的な仮想化「だけを」考えてはならない。IT基盤技術は、サーバ、ストレージ、デスクトップの三大要素があり、さらに、これをどのように管理・運用していくのか「仮想化の管理」がだいへんに重要な事で、その事を教えてくれない仮想化のベンダーと話すときは、これは部分解でしかないことを、肝に銘じなければならないでしょう。 さて、サンではサーバ製品、ストレージ製品、デスクトップ製品、それらを管理運用するソフト ウェア製品、各仮想化をお客様の環境に最適化するサービスと、IT基盤全般に渡って、製品と サービスを持っています
Google もレイオフが始まるようで、別段、この金融危機の中、当然の事だと思われる。企業の体内を常に活性化し、スリム化し、いかなる厳しい経済状態でも、企業として成立し続けるためには、いまこの時期に手を打たなければならない。逆に言うなら、企業として、いま(というより理想的には常に)組織の再構成をしていないところは、今後大丈夫なのかね、と思ってしまう。 業界には、90年周期というものがあるらしい。ある業界が成立すると、最初の30年は登り調子、右肩上がりである。次の30年は、フラット。大きく成長もしないし、大きな波風も立たない。最後の30年は、下降するのみ。何をどうしても儲からない。日本においては、製糸産業が鉄鋼業が、石炭産業がそうだった。 ITは、立ち上がりを東京オリンピックあたりに置くと1964年が開始だから、最初の30年は、1994年に終わった。たしかに、この時期までに、いまのIT基盤は
Diaper, Beer and Dancing Baby (おしめとビールと踊る赤ん坊) - データウェアハウスの生い立ち 発想七日!の堀内さんが『紙おむつとビールの伝説』というブログを書かれていたが、十数年前、実際に私はその伝説ができあがる場所に私がいたので(っつう か、私たちが作ったのかな)、別途ブログにしたいと思います。こういった、細かい歴史は、埋もれていってしまうので、ここに書き留めておきたい、のです。 データウェアハウスは、IBMアイルランドのバリー・A・デブリン博士とポール・T・マーフィーが提唱し、IBM Systems Journal VOL 27. NO1 1988 に『An architecture for a business and information system』と題した論文で発表した。PDF はこちらからダウンロードできます。 この中では、史上初めて、エン
この3週間ばかり、ムチャクチャ忙しく、体力も消耗した。米国出張、お盆休み(なのにリモートで仕事を継続・完了)、ERM2008に出展・講演と、大忙し。土曜日になると、一日中寝まくった。 起きている時は、本を乱読した。題名は面倒なので、著者名(敬称略)で。酒見賢一、杉浦日向子、司馬遼太郎、山本博文、嵐山光三郎、竹内久美子、さいとう・たかお(あれ?)、青山剛昌(あれあれ??)などなど。後は、仕事関係の本(書いてもつまんないから書かない)。 そんな中で、大前研一氏の「50代からの選択」を読んで、面白かったのでちょっとご紹介を。 第二の人生をどう生きるか、というテーマで書かれているのだけれど、大前氏の本(特にエッセー)を読むとご存知の通り、半分は自慢話なのだが、中にはいい言葉が書かれている。幾つか抜粋したい。 今後の会社生活について そもそも50代前後という年齢は、本当にできるヤツなら、すでに社長と
スマートフォンは、PC でネットにつながっている世代の次の世代。今の若い10代の人たちが、ネットへつながる主要な方法になると思っている。クラウド・コンピューティングの新しいツー ル、エンド・ユーザの新しいネットへの入り口になると予想しているし、期待もしている。 しかし、今の iPhoneは、どうやら既存のオープンソース系、もしくは、PCの時代のネットワーク系ベンダーにとっては、入り込むことができない、クローズ ドな世界のようだ。ITmediaの記事でなくて、たいへん申し訳ないのだが、CNet に載ったこの記事を、私は大切にしたい、と思っている。 結局、iPhone には、Firefox も、Flashも、Javaも載らない。 それは、Apple 社が許していない。既存のPCでのデファクトの製品が、iPhone では稼動しない。Javaの場合、世界の携帯の 90% 以上で稼動しており、iPh
「ああ、半角カタカナかぁ。」と、三菱東京UFJ銀行さんの件でニュースを見ていて、そう気がついた。どうも、このブログ、後出しじゃんけんみたいで、MUFJ関係者の皆様も含めて、みなさんに失礼な気がするが、気になることがあるので、書いておきたい。 銀行の口座情報は、ご承知のように半角カタカナのコードページになっている。たとえば、鈴木一郎さんの口座情報は、 1000 3 987 1234567 1 スズキイチロウ といった感じである。口座名義は「スズキイチロウ」でも「鈴木一郎」でもない。コンピュータは無論「 1 」と「 0 」しか判断しないので、「スズキイチロウ」は、別のデータになのだ。 まだ、ダブルバイトが一般化されていないメインフレームの時代、1980年代初頭に、電子化された口座データを作成し、各金融機関と利用者の間でコンピュータを使ったオンライン接続を実現するために、こういった口座情報や
うわ〜ぁ。仕事が5月に偏りすぎて、はっきり言ってパンクしそうです。まじ、やばいっす。いろいろな人に、たくさんコミット(約束)をしてしまい、期日がはっきりしており、一日に時間は24時間しかありません。もう、パニック寸前です。パニックに落ち込むと、仕事も不十分、仕事の内容、品質もダメになります。ここは、ぐっと堪えないといけません。 私の場合、人生無駄に長〜く生きてきた訳ではありませんので、仕事上でパニクった時にどうすればいいか、実はそれなりに経験則を知っていますので、きょうは2-3時間かけて、パニック脱出術を実施しました。きょうはそれをご紹介します。 1.パニック脱出術の環境 まず、ひとりになる環境を整えます。少なくとも 2 時間ぐらい、みんなの前から消える。会議を入れない。弊社の場合は、フレックスオフィスで、隣は自分の組織のひとはいません。朝10時半過ぎから、お昼を挟んで、午後 2 時ぐらい
1990年代半ば、私は DB2 を中心とする IBM のリレーショナル・データベース製品の開発部門と緊密に連絡し合いながら仕事をしていた。アジア太平洋地区のプロダクトマネージャとして、シリコンバレー南部のサンタテレサ研究所には頻繁に出かけていた。 ヤニタ・マーさんという中国系女性で、DB2 の開発のキーパーソンのひとりがいた。サンタ・テレサ研究所勤務だった。IBM のメインフレーム MVS 上で稼働するRDBMS の DB2 は、何百人もの開発エンジニアではなく、数の限られた、たいへんに能力のある人たちによって開発されていた。ヤニタは、特にRDBの心臓部にあたる部分の 責任を持っていた。セカンド・レベル・マネージャといい、複数のファースト・ライン・マネージャを束ねていた。日本なら、部長レベルといっていい、と思 う。 大学は、UC バークレー校を卒業。MBAはサンタ・クララ大学で取っている。
年老いた義母がいるので、定期的に宮城県に帰っている。仙台市の隣、多賀城市だ。車は持っていないし、高速で帰るのも疲れるので、もっぱら新幹線を使っている。JR東日本のホームページで、えきねっとのサービスを使うと、わざわざみどりの窓口に並ばなくとも、自動券売機に並ばなくとも、切符をえきねっと専用の端末キオスクで入手できるので、便利だ。 券売機でも入手できるのだが、新幹線の自動券売機には、慣れない人が並ぶことが多く、ひとりひとり時間がかかる。だから、えきねっと用専用端末は貴重だ。自動券売機の列に並んでいると、どうして良いかわからず、時間がかかりすぎてしまう人が多いので、いらいらしてしまう。 JRもしかたがなく、女性の係員を配置して、いちいち教えているけれど、せっかく自動化により人員を減らすことができるのに、もったいない。乱暴なようだが、ああいったところに説明する人を置かなければ、慣れない人は使えな
え?あれっ、突然、涙が出た。私は比較的涙腺がゆるく、マンガを見てもポロポロと涙を流す方ではある。しかし、オルタナティブ・ブロガー、川上さんの「Netscape 消滅」のブログをチラッと眺めただけで、ボタボタと涙がこぼれ出た。 2008年2月1日をもって、Netscapeブラウザのサービスが終了する。Netscapeがこの世からなくなる。 インターネットの黎明期、ブラウザといえばマーク・アンドリーセンが作ったモザイクであった。みんなモザイクでインターネットにアクセスを始めた。1994年、マーク・アンドリーセンとジム・クラークによってモザイク・コミュニケーションズが設立され、同年11月には、会社の名前を「ネットスケープ・コミュニケーションズ」に変更した。 Netscape Navigatorを無料配布(機能制限付き)し、インターネット普及に大いに貢献した。株式上場時には、たいへんに白熱し、ジム
東急田園都市線では、スクリーンの付いている車両があり、宣伝などを流している。きょう電車に乗っていて、英会話学校のCMをやっていたのだが、いやぁ、気になってしまう。 ブログだし、名前を出してしまうが、ベルリッツのジョアンナ先生のトレイングリッシュというCMなのだが、今回は英語トリビア、だそうで。 hold one's houses horses という慣用句だった。知らねーよ、そんなの。聞いた事ない!まあ、「落ち着け」とか「ちょっと待て」というときに使うらしい。「one's」といっても会話でしか使わないだろうから、「hold your houses horses」と使うのだろうが、40年間ぐらい英語に親しんで来たが、初めて聞いた。 Hold your fire ! といえば、戦争映画なんかで、敵が近づいてくる時に、「撃ち方待て」の命令で、じっと標的に狙いをつける。そのあと、 Fire at
浅井さんが昨日、「外資系ITベンダーの社長、なぜIBM出身者が人気?」というブログを書かれた。そこにもコメントを入れたのだが、言い足りない気がするので、このブログを投稿したい。まず、私だが、1981年日本アイ・ビー・エム入社で1999年まで在籍していた。 日本オラクル・・・・・新宅正明さん ファストサーチ&トランスファ・・・・・徳末哲一さん 日本HP・・・・・小出伸一さん ガートナー ジャパン・・・・・日高信彦さん セールスフォース・ドットコム・・・・・宇陀栄次さん SAPジャパン・・・・・八剱洋一郎さん 日本シンビアン・・・・・久晴彦さん アップル・・・・・山元賢治さん アークコミュニケーションズ・・・・・大里真理子さん シトリックス・システムズ・ジャパン・・・・・大古俊輔さん サン・マイクロシステムズ・・・・・末次朝彦 まだたくさんいると思うが、IBM出身者で、外資系の代表取締役や社長
きのうの会社のミーティングでメンバーのひとりが、突然「12月24日のクリスマスイブ。今年は休日なので、恋人のいない人はバレバレになっちゃうじゃん。」と言った。確かにそうだ。仕事だからという言い訳が効かない。 ということで、酸いも甘いも噛み分けた私が、どうしたら恋人が作れるか、伝授しましょう。え?おまえは、そんなこと語れるのかって?そういう人は私の「自画自賛」を読まねばならない。きょうのブログは、長くなるからね。 ■■■ 私が出た大学、国際基督教大学は、在校生がとても少ない事で有名。1学部制(教養学部)で、私は物理専攻だったので、理学科物理学教室だった。男女比が50:50だったのも特徴で、物理学教室は学年に7-8人しかおらず、全学年でも30名程度、みんな顔見知り、の状態だった。 私の代の一年下には、女性が4人おり、けっこう仲良くしてもらっていた。私は新卒で日本アイ・ビー・エムに入社し、滋賀県
この「代替案のある生活」の信条のひとつに「常識を疑ってみる」ということをあげたい、と思う。いま実際、自分の生活設計の中で、常識として疑っているのが「ローンで家を建てる事」だ。 今現在、私の家族が住んでいるのは、築20年以上だが、かなりしっかりとした鉄筋コンクリートの賃貸アパートだ。横浜市青葉区だが、周辺に比べて、家賃が安く立地もなかなか良い。家の前が神奈川生協だし、周辺に病院も多い。坂の途中なので、雨が降っても水が溜まったり、あふれたりしない。 ただし、サイズが2Kでとても狭いので、隣り合う2部屋を借りている。しかも、家賃が安いので、家賃が2倍になっても、周りのアパートに比べて、そんなに高くならない。部屋が4つ、キッチンが2つ、風呂もトイレも玄関も2つだ。賃貸アパートなので、隣り合っていても壁をあけて部屋同士で往来することが出来ず、いったん玄関を出て、隣の玄関の鍵を開けなければならないのが
先月(9月)、ある会社の社長と比較的長い時間お話をする機会があった。仕事だけでなく、食事もごいっしょさせてもらい、楽しい時間を過ごさせていただいた。その中で、話をしている最中に、ふっと、他の友人達にも共通した「なんか」がある事に気が付いた。 なぜか、私の友人やIT業界での知り合いに、社長をしている人が多い。別に選り好みをしているわけでもないし、社長でない友人も多いが、私の年齢のせいだろうか。すべての社長さんに共通しているわけではないと思うが、私の知りうる社長さんに共通しているのは、 最終責任者としての自覚を持っている 事である。当たり前だろう、と言う人がいるかも知れない。しかし、単に責任を取るという気持ちと最終責任とでは、気構えが違うと思う。 英語のフレーズに、 The Buck Stops Here という言葉がある。合衆国33代大統領のトルーマンが座右の銘にした言葉だ。「最後は大統領で
今からもう、20年ぐらい前になるだろうか、私がIBMでアジア太平洋地区のプロダクトマネージャを務めていたころ、ヨーロッパのプロダクトマネージャとアジア太平洋のプロダクトマネージャ合同の会議を開催したことがある。 アジアからは私ひとり、あとは、アメリカ人がアジア太平洋を代表して参加した。ヨーロッパからは、なぜか主要各国からも参加があり、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツから、なんでこんなにいるのだろう、と思うほど参加者があった。特に、フランスとイタリアからが多かった。 場所は、ノース・キャロライナ州、ケアリーという場所で、州都ローリー(ラーレィが正しいとおもうのだが)から近い。ケアリーのIBMのオフィスで、ヨーロッパとアジアのプロダクトマネージャや各開発部門のキーパーソンが集まってミーティングをした。朝早くから、午後6時ぐらいまでびっしりと会議をした後は、当然、ディナーだ。ワイン
ITmediaのブログなので「マッシュアップ」といえばWeb2.0のことか、というと、そうではない。今回は、レゲエというかヒップホップというか、最新の音楽のお話。 ショーン・キングストンという17歳のガキが、ビルボードホット100の1位になってしまったのです。初めて出したアルバム「Sean Kingston」からの初のシングルカット、「Beautiful Girls」が大ヒット。このショーン・キングストン、見た目はちょっと太めで、とっぽい感じがするが、こいつの爺さんは、レゲエ界でたいへん有名なローレンス(Jack Ruby)リンドー。この人はボブ・マーリーやバーニング・スピアーのレコードをプロデュースしたんだそうな。おじさんは、ブジュ・バントンという、このひともジャマイカの国民的アイドルだとか(私は知らなかったけど)。 実は正しく言うと、ショーン・キングストンは「マッシュアップ」ではなく「
9月11日米国時間、9月12日日本時間、サン・マイクロシステムズは、サンのOperating System 「Solaris 10」のアップデートリリース、「Solaris 10 8/07」を発表しました。 目玉を羅列すると; ■ Solaris Containers for Linux Applications Solaris 10 on x86の環境において、一切の変更を加えることなくLinuxアプリ ケーションを実行することができます。Solaris Containers for Linux Applicationsにおいて実行可能なアプリケーションは、Red Hat Enterprise Linux 3および同等なCentOSディストリビューション用のアプリケーションです。 ■ ネットワークパフォーマンスの向上 最近の多くのネットワークデバイスがサポートするLarge Send O
サンのブロガーが面白い情報を見つけてきて、社内のメーリング・リストに回覧されていましたので、ご紹介しときます。 10年前、C|Netが「将来性が絶望的な10の技術 (10 Technologies that Don't Stand a Chance)」という記事を書いてます。残念ながら、書かれた記事が見つからないのですが、10の技術とは以下の通り: Push technology ISDN 56K Modem VOIP NC/Net PC/Thin clients SPAM blocking software PDAs PC-TV Java Television そう、9番目に「Java」が入っていたんですね。1997年当時、Javaはお先まっくら、絶望的だったんですね。え、今でもそうだって?ちょっと、顔貸してくれる??(ぼこぼこぼこ)。 さてと。この10の技術、10年経ってどうなったでし
まだ、考えがまとまった訳ではありませんが、最近、理系とか文系とかを分けた教育、分けた就職、分けた人生設計という事に、ちょっと疑問を感じつつあります。特に、ITをやっていて、最近の新しいITによるビジネスに、単に理系の頭では解決できない問題が発生しそうだ(している)と思うようになりました。 さらにこの考えを進めていくと、技術大国ニッポン、技術立国ニッポンの持つ危うさ、のようなものにも発展して行きそうなのですが、今のところはそこまでの論理立てができていないので、まずは、理系・文系の基本的なところから・・・。 明確にするために、英語の辞書を引くと 理系 ・・・・・ Science 文系 ・・・・・ Humanities とあります。日本だと、経済学や法学、政治学、経営学も文系に入りますが、Humanitiesではないよな、と思いませんか。言葉の上だけだとそうなりますね。純粋なHumanities
先週金曜日の夜から夏休みモードに入っている。弓の弦をはずし、体を休め、頭も空っぽにしている。当たり前だが、頭を空っぽにするとブログは書けない。しかし、私の場合、夏休みを取る直前にスランプに陥り、頭はいっぱい(3gぐらい)なのにブログが書けなくなり、多くの人からアドバイスを貰った。ということで、きょうはその方法をひとつ使わせてもらう。 「私の嫌いな10の言葉」(中島義道、新潮文庫、平成18年9刷)を購入した。中島氏は哲学者で、現在電気通信大学の教授だ。内容は題名の通り、中島氏の嫌いな言葉を10個選んでエッセーを書かれている。私は10個それぞれの言葉を読んで、そうそうこの言葉、大嫌いだと同感したので、ここに記載する。 相手の気持ちを考えろよ! ひとりで生きているんじゃないからな! おまえのためを思って言っているんだぞ! もっと素直になれよ! 一度頭を下げれば済むことじゃないか! 謝れよ! 弁解
あまりスポーツとか、マスコミに話題になっているトピックスをブログに書くのは好きではないのですが、朝青龍の問題で、また、日本人の感覚の不思議さを感じているので、あえて投稿します。個人的な感想ですので、その旨、ご理解いただきたいと思います。 私は普段テレビを見ないのですが、夏休みで田舎に帰っており、何の気なしにテレビを見ていたら、この朝青龍の過熱報道があり「あーぁっ」と、またがっかりしてしまいました。この問題の推移はテレビで嫌というほどやっているので、割愛します。 朝青龍は、朝青龍である前に、「ドルゴルスレン・ダグワドルジ」というモンゴル人である、ということをつい忘れてしまっています。彼はモンゴル人の英雄であり、はるか遠い日本という国で、相撲という「スポーツ」で一番強く、チャンピオンになったのです。モンゴルの英雄像というのはどんなものなのかわかりませんが、はるか昔のジンギス汗を想像すると、きっ
弊社、サン・マイクロシステムズのCEO、ジョナサン・シュワルツのブログが昨年9月から各国語訳されているのは、ご存知でしょうか。 10の言語に翻訳されています。約1年前に、この翻訳をすべきか、すべきでないか、世界中のサン社内のブロガーがディスカッションを繰り広げました。英語圏のブロガーはほとんど冷淡で、世界中、英語が通じると思っているかも知れん。 日本人ブロガーは、みなローカライゼーションという言葉に、必要以上に敏感なため、思いっきり必要説を繰り広げ、ちょっと世界中を白けさせてしまったほどでした。私も前の会社 (IBM) も含め、この20年間、日本語化、ローカライゼーションを、命がけで推進してきたし、それが正しいことだと 100% 信じていました。日本人ブロガーの執拗な要求により、日本語は最優先言語として翻訳されることになりました。 この喧騒(というか討論)が終わるときに、サン・ドイツのチー
黒のMacBookが届いて一週間が経った。いままでまったくApple社の製品を使ったことが無かったので(Quick Timeはなにかの拍子でWindows版が入っているが、今までは使わなかった)新鮮な驚きやら、感心するところがあった。使用してまだ、4時間程度なので、間違っていたら、教えてくださいね。 ■■■■■ グラフィックスについては、想像通り。使いやすい。ウィンドウをいっぱい出して散らかっている状態の場合、自分の使いたかったウィンドウを探すのに、Windowsでは、タスクバーを見るが、これだとたくさんウィンドウを開いてしまった場合、どれがどれだかわからかなくなる。Macだと、F9キーを押すと、ウィンドウを縮小表示して全部のウィンドウを見せてくれる。使いたかったウィンドウが一発で探せるので、こりゃ便利。 スクリーンの4隅にいずれかにポインターを持っていくと、ある機能を実行する、という機能
80:20の法則は、もともと「パレートの法則」と呼ばれています。イタリアの経済学者パレートが提唱した法則で、ものごと、80:20で分けて考えることができるというもの。法則といいますが、科学的な法則ではなくて、経験上、なぜかうまく当てはまる法則です。 たとえば、 売り上げの80%は従業員の20%が稼いでいる とか、 問題のうち、重要な問題である20%を解決すれば80%の満足が得られる など・・・。 もともと、80年代に流行った、TQCなどでよく利用されたデータ分析の方法でもあります。私も、実はTQCはやってまして、日科技連などのセミナーで、中級・上級のセミナーなどに出てましたね(なんとも、懐かしいというか、何だったんだろうな、というか・・・。) このパレートの法則と正規分布(これも全然数学的ではありませんが)を合体させると、20:60:20の法則なども、出てきます。 たとえば、 組織で人的資
現在サン・マイクロシステムズにて、様々なミドルウェア・ソフトウェアの販売推進・ビジネス開発を担当しています。旅行、食べ歩き、読書が趣味。
実は私はあまりファミレスに行かない。子供がいなかったり、自家用車を持っていなかったりするので、行く機会がないのだ。それに、ファミレスよりちょっと、汚い定食屋の方が好きだったりする。 かみさんの母親が骨折して入院しており、先週末、田舎の仙台に久しぶりに帰った。土曜日の晩、家でなにか晩飯を作るのが面倒なので、近くのファミレスにタクシーで乗りつけた。あのビッグボーイの姉妹店、ミルキーウェイというファミレスで、当然ながらハンバーグがメインだ。 ウェイトレスの若い女性が来て、注文をする。 「ご注文は、以上でよろしかったですか。」 出たぁ!!『過去形確認』だぁ。こういった聞かれ方を普段していないので、新鮮、というか、ちょっとドキッとしてしまう。 ■□■□■□ この「よろしかったですか」は発生してから、もう随分時間がたっており、仙台の郊外(多賀城という町です)の小さなファミレスでも使うようになったのだ。
こんな事を書くと、東大の卒業生の方々の反感を買うし、また、他の大学の卒業生の方々も快く思われない(あれ、日本中を敵にまわすか?)でしょうが、ロングテールのどこかに書き残しておきたい情報なので、あえて書きます。なお、この情報は25年以上も前に、私のおやじから聞いた内容なので、その点もご理解いただきたい、です。また、長い書き込みで申し訳ありません。 「エリート」という言葉があります。元来、エリートとは「高級官僚」の事を指していました。日本における「高級官僚」は、各官庁にたくさん居そうですが、実は公官庁にも以前は序列がありました。無論トップだったのが旧「大蔵省」でした。 大蔵省の「高級官僚」であることが、日本における本来の「エリート」だった、少なくともご本人たちは、そういった自覚があったと思います。「高級官僚」になるためには、「キャリア」を積まなければならず、その第一歩が大学を卒業することでした
以前、イギリス人と話していて、日本人は不思議だと思うことのひとつに 「日本製のカメラはヨーロッパ市場を制覇してしまったのに、なぜ値段を釣り上げないんだ?」 と言う事をあげていました。最初は、彼が何を言っているのか、良く理解できなかったのですが、話を聞いていくうちに驚きの事実が・・・。通常、イギリスでも他のヨーロッパの国々でも、いったん市場の大部分を制覇してしまった企業や製品は、その後、必ずその製品の値段を吊り上げて、利潤をあげるのだそうです。 たしかに、私の前職でイギリスの製品を取り扱っていたとき、広くユーザ企業に利用されるようになり、バージョンを1から2に上げたところ、イギリスからの通達でバージョン2の値段をバージョン1の倍にする、と言われました。もちろん猛抗議をしましたが聞き入れられず、仕方無しに発表しました。 バージョン3になったときは、またバージョン2の倍の金額になり、これもまた文
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