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アメリカ大統領選
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連休中に再放送を観た感想であるが、本放送は4/16頃だったようだ。本ブログでも何度か書いたマイケル・サンデル教授の「正義」ネタだが、震災と日本人の対応について各国の学生が何をどう感じたかを日中米3箇所からインターネット3元中継で討論するという試みをNHKがTV番組化したものであった。 NHKのサイト本放送はこちら 制作プロダクションによる番宣ブログはこちら 日本からの参加者は、東大、早稲田、慶応などの大学生とゲストが4名。 ゲストのメンバーは、 高橋ジョージ(歌手・俳優、東北出身、一般的な大人の代表?)、 高畑淳子(女優、典型的な家庭の主婦代表?)、 石田依良(作家、有識者的な位置づけ)、 ジャパネットたかた社長(個人で5億円寄付、ビジネスマン代表) という顔ぶれであった。中でも、ジャパネットたかた社長がグローバルな視点をもって回答していたのが、非常に興味深かった。 中国からの参加者は、上
統一地方選挙の第2幕が終わった。2週間前の知事レベルを受けて、今回は実際の実務を行う区長・市長、区議会・市議会議員などの基礎自治体レベルである。地方自治体向けの仕事などもやっている関係で、市長・区長の交代がないか、議員の多数派が変わることでプロジェクトの進捗に支障をきたさないかなど、商売柄、結構気になることも多い。 また一人の有権者としても、今回の選挙は「震災、自粛ムード」があったせいか、目だった選挙演説や候補者プロフィール一覧のビラなどもなく、(私だけかも知れないが)非常に情報不足の中で投票をしなければならず悩んだ感がある。 他の人たちはどういう判断基準で何を見て投票したのだろうか? その結果はどうなったのか? が非常に気になり、いくつかの地域での結果を調べて分かったのが標記の事実である。 例えば、私の地元の世田谷区の場合、アバウトな計算であるが 投票総数=有権者数(68万人)X投票率4
既に様々な報道がなされているが、最近の日本製品の放射能問題に関して、国内のみならず海外の過剰反応が激しいようだ。 欧米だけでなく、東南アジア、中東、オセアニアなどにも広がっている。 その傾向は、韓国・中国など近隣諸国ほど、より厳しくかつきめ細かなものになってきているとのことだ。 さらに農産物だけでなく、自動車部品のような工業製品にまで放射能汚染がなされていないかどうかの検査が要求されているという話もあるとのこと。 また、被災地とは無関係な地域における観光客も激減しているとの話がある。 これを逆手にとって、香港では、期間中にM6以上の地震があれば料金返金という日本ツアーも登場し、日本通のリピーターには好評らしい。 中国に立ち寄ってきた外人からは、「最近の中国料理店では、日本から食材を輸入していないので安全だと言っているらしい」という話を聞かされた。 「ギョーザ事件を忘れたか?」とか「こんなほ
本稿は自分自身の一人ブレーンストーミングによる「頭の体操」です。震災以降多くのイベント・セミナーが中止され、原発・電力問題の先が見えない中でマーケティング担当者は何ができるのか・するべきかを、本年の目標再検討として考えるためのものです。いろいろ「ツッコミ」を入れていただければ幸いです。 まず、「悩んだときには、より根源的な(高い次元の)定義や基本の志に戻って考え直す」という観点から、マーケティング・セオリーに即して世の中の状況を再整理してみます。 「外部環境変化(STEEP)」 Society : 引き続く緊張感・不安感(計画停電、原発問題)から、防災対策やBCP(Business Continuity Plan)の実践に注目が傾斜。体験して初めて感じられた「不都合」の発見(例えば、セキュリティ重視のバランスを変えて、PCを持ち出し在宅勤務へシフト)や、今後さらに想定される事態への備えが重
大前研一氏が語っているセミナーのようなものがYouTubeで掲載されています。 全部で75分というのは長すぎるけど、「今後の対策」は45分過ぎあたりから。 前半は「やっておけばよかった発電所対策」の話が中心。 この中で、非常電源用の火力発電所を作る話なんかは、そもそも設計段階の安全率の想定を遥かに超えたレベルの自然災害なので、今回の地震は史上5番目でしたが、史上最大規模の地震を設計基準にしたところでそれを超える規模が発生すれば、「何やってもキリがなかったでしょ。」という気もします。非常電源を地上の高いところにおいても、その高さを超えた津波が来れば無力化するのは同じなので。。この辺は、費用対効果を考慮した社会的コンセンサスの問題だと思われます。論理的に一貫性のない設計矛盾とか外部電源が1箇所しかないという部分を除いては、設計者の安全基準を責めるのは酷な気がしました。 大前氏本人も語ってますが
最近、「学生時代の仲間を集めた同窓会用の掲示板」を主な用途として使うべくFacebookのグループの可能性を機能検証してみたので、「運用上のノウハウ」など、その結果をご報告してみたい。 1) メーリング・リストよりも優れている点 これは言うまでもなく、画像データなどを別途保存できることであろう。 「投稿、リンク、写真、動画」の4項目は、モバイル活用を意識して相当簡易に書き込みができるようになっている。例えば、誰かが何かを投稿すると、そのディスカッションスレッドがすべてメールとして飛んでくる上に、メールの返信が自動的に投稿になっている。 出先のモバイルツールでメールしか使えないときなどに有効だ。 写真、動画では、コンピュータからの投稿=保存済みファイルからの投稿と、ウェブカメラからの投稿が分けられている。 恐らく iPhoneなどで撮影して、いきなり投稿することを想定しているのだろう。 ただ
日本人からグラミー賞受賞者が出たり、オルタナティブ・ブロガー月例定例会における合唱大会などの話題もあり、本ブログでも音楽ネタを少々。 今まで、いろんな外人と飲み会で英語カラオケに行った学習結果です。 拙著の書評も掲載されましたが、本に入りきらなかったネタの一つでもあります。 「ほぼ確実にウケる曲」 老若男女にウケる: Dancing Queen (by ABBA) ミュージカルと映画の「マンマ・ミーア」の影響や、聞きやすくてわかりやすいnon-nativeな英語の歌詞、欧州出身グループという影響もあり、ABBAの楽曲は、ほとんど全世界で幅広い世代に認知されている。外人と付き合う人は必ず歌えるようになっておきたい曲の一つ。 カラオケ・パーティーでは中締めの手前ぐらいで盛り上がりのピークに使いたい。 マンマ・ミーアのシーンを思い出しながら、みんなで両手をあげて左右にゆっくりペンライトでも揺り動
2週間前にサッカーアジア大会での快進撃を見せた日本代表チームについて、試合の回顧録やザッケローニ監督の生い立ちを語る本が出始めてきた。 中には、サッカーファンでないと興味の湧かない戦術論のようなものもあるが、Number最新号(#772)の特集は組織論に応用できる切り口で秀逸である。 以前、「ClosureとBroker」という「ネットワーク型組織論」の概念で歴代の日本代表監督について論評し、ザッケローニ監督の言動からある程度の活躍や期待を予測していたが、まさにそのとおりになった格好だ。 裏話で語られているエピソードについても、 選手個人とのコミュニケーション重視の姿勢 ハンズオンで細かい指示を出し、背景にある理論まで教え込んで応用が利くようにする(要は「頭も使え」といっている) など、この理論を裏付けているような気がする。 また、「特集:ザックを探し当てた男たち」では、協会側がザッケロー
「坂の上の雲」、「ハーバード白熱教室」など最近NHKを見る機会が多くなった。最近は、深夜枠でも、民放のバラエティ番組がつまらなく感じられ、NHKの語学番組にハマッてしまった。 私のような世代では、NHKの語学番組というと、中学生になった途端に親からラジオ「基礎英語」を勧められ、カセットテープで録音した古臭いイメージがある。今は、進化したテクノロジーを駆使して、非常に使いやすくなっているようだ。 状況に即した外国語を即戦力で学ぶという点では、最近のNHKテレビの語学番組は非常に良くできていると感心する。特に、インターネットとの連動も強く意識されており、webサイトから見逃した番組のバックナンバーもあれば、クイズによる実力テスト機能なども備えており、本格的なe-ラーニングツールとなっている。せっかく受信料を払っているのだから、これを利用しない手はないというものだ。NHK WORLDという海外向
昨夜(12/2深夜)にNHKのBSハイビジョンで、サンデル教授への90分インタビューが放映されていた。講義内容そのものよりも、裏話などのファシリテーションテクニックや、東京大学にて行った日本での企画を通じて見た「日米学生気質の違い」のようなことが語られていた。 11月の休日に再放送された「ハーバード白熱教室@東京大学」をたまたま見ており、「日本人が日本語で生で議論しているのを見ると、ファシリテーション・テクニックだけを借りてきた状態なので、結構感情移入できるよな」と感じていたため、教授のノウハウが気になっていたところである。 まず、ファシリテーション・テクニックとして語られていたことであるが、これらは我々もガイジン相手の会議テクニックといて使えるものが幾つかありそうだ。 例えば、「指名するときに誰を当てるか?」というノウハウであるが、教授曰く 長い時間手を挙げている人物は当てない。事前に暖
前回に続くマクロ経済分析第2弾として、「世界のフラット化、ボトム・オブ・ピラミッド」の現状を示すデータ分析ができたので、ご紹介しよう。結論から言うと、「少子高齢化、年金対策、世界のフラット化」などが複合した結果、構造的な就職難が国内の若年層に生じているように見える。 まず図1は日本の日本の世帯収入別世帯数分布である。(出所:H19就業構造基本調査) 縦軸は、世帯の数、横軸は世帯収入。内訳は、世帯主の年齢層による世帯数である。 調査時期はもはや古い2006年度の数字であるが、リーマンショック前の割には予想外に低収入に分厚い分布だと感じる。平均世帯所得は560万円。だが、ボリュームゾーンの世帯収入はもう少し下。「年収300万円で暮らす」というフレーズが少し前に流行ったが、まさにそのあたりのゾーンだ。 1000-1250万円のところに世帯数の小さなピークがあるのは、世帯主年齢40歳-64歳のグル
冬のボーナスの話題がサラリーマン雑誌に出始める時期である。 中には、「世界の給与水準比較」というような特集もあり、マクロ的な見地からキチンと見てみようということで、自分でも簡単な分析をやってみた。 上から順に、主要国の1人当たりGDPで、名目ベース、実質ベース、購買力平価(US$)の3種類である。普段それほど海外に出るわけでもない一般的な人間の生活実感に併せるため、為替レートの影響をできるだけ除くべく工夫をしてみる。 最初の2つは自国通貨で、2000年=100と指数化した名目と実質ベースの1人当りGDPを見ている。統計データに詳しくない方のために申し上げると、両者の違いは、手取りの額面の給料(名目)と、物価を考慮した両的な実感(実質)ぐらいに考えると良いだろう。 結果を一言で言うと、「まあ、なんということでしょう。」 日本ってこんなに長期低迷していたとは。。。 先進国だけで名目で見てみると
今週は「APECだ、TPPだ」ということで、ニュースなどでも「経営のグローバル化」に関する特集が増えている。 昨日(11/9)は、 NHKニュースで日本企業の人材流動化(現地人の登用) TV東京 「ガイアの夜明け」では、「中国進出工場でのスト回避」 と、立て続けに2時間見たが、その感想が表題である。 「中国進出工場でのスト回避」については、問題を生じている企業の工場において 現地労働者用の食事がまずい一方、日本人幹部は別室で上手いものを食べている 日本人管理職は、労働者に話しかけない 日本人だけで重要な会議を行い、労働者は蚊帳の外 などの問題点が指摘されていた。 これを見て、GMが撤退した工場跡にTOYOTAがGMとの合弁企業(NUMMI)を設立して成功した物語を思い出した。 ビジネススクールのリーダーシップ系の授業で教科書によく出る「日本式管理の良いところ=TOYOTAの現場主義」の象徴
事業仕分けの第3弾(特別会計編)が、先週終了した。 「スーパー堤防」の話など、新聞やTVのニュースで見聞きしただけだが、「突っ込むほうも守るほうも、もっと定量的な議論ができるだろう。。」と言いたくなってしまった。 各論に関してはここではコメントしないが、そもそも「ムダの判断」に関する判断基準やフレームワークはどうなっているのだろうか? 「判断基準」など実はどこにもないような気がして、怖さ半分、勿体無さ半分。 善し悪しはさておき、フレームワークをベースにした議論を行うことで、もっと納得感・公平感・スピード感が出てくる。 同じことを感じている人も学者や評論家の方々など結構いるようだ。ただ、これらを見ても、学者の方々の反応は、まだまだ定性的な基準しか考えられていないようにも見える。 それはそれで必要条件なのだが、そもそもこの種の仕分けを、コンサルティング会社が民間企業の中でやると、「選択と集中」
坂本さんの記事を拝見し、IBMのパブリック・クラウドのサービス責任者として奮闘していた昨年を思い出した。 日本ではスマートフォンのブームの影に、「セキュリティ対策としてのPC持ち出し禁止令あり」という話がある。 最近では、デスクトップ・クラウドについても、日本企業ではセキュリティ向上を訴求したアプローチがお客様にヒットするが、一方で欧米企業では、コスト削減を訴求するアプローチがメインである。その際には、PCのWindowsやMS-Officeライセンス費用削減、運用管理コスト削減がメインなので、Linux PCにしてubuntuを入れて、、というケースが結構多くなる。 最近のデジタル教科書論議などを見ていると、「タブレットPCを小中学校に配布する」というビジネス目的が先に見えてしまうような気がしないでもないが、欧米では、「環境問題も考慮して、中古PCをLinuxPCのクライアントにして、デ
9/9から渋谷の代々木体育館で開かれていた、柔道世界選手権の観戦記である。 今回は、フジTVが独占中継を行っていた関係で他のメディアでの露出度は今ひとつだったかも知れないが、内容的には大きな変化がある。 実はロンドン・オリンピックへ向けて大きなルール改正が行われている。 「いきなりのタックルを反則にする」、「効果をなくして、セコいポイント勝負になるのを避ける」というものだ。 これまでスポーツにおけるルール改正というと、スキージャンプの板の長さとか、「勝ちすぎる日本人から欧米人の手にメダルを取り戻す」ためのような日本人に不利なケースが多かったように感じられる。 ところが今回は、日本人に有利な「立ち技回帰」への大きな改正がなされている。 いろいろ経緯を調べてみると、特に日本人の柔道関係者が強烈な政治力を働かせたようなものではなさそうだ。 既に欧州人が中心となった世界の柔道界において、「モンゴル
最近、通勤途上の三軒茶屋駅や渋谷駅で、気になるポスターを見つけた。 きれいな写真はこちら これを見て、私の脳ミソは久々に刺激を受けた。 何これ? モデル体型の美人ばかり集めて、化粧品の広告? DVD。。。また新手のアイドルグループの登場か? それにしても、美人揃い。キャッチコピーの通り”美脚揃い”で、よくこんなメンバー9人も集められたなあ。どこかのモデルクラブの新戦略? あれ、「来日記念」って書いてある。と、言うことは、彼女ら日本人じゃないの?じゃあ、どこの国? ということで、自宅に帰って早々調べてみると、彼女らは韓国ポップス(K-POP)の人気グループらしい。 今回のポスターは日本上陸作戦のためのマーケティング施策のようだが、既に中国、アジア地域の音楽市場を席巻しているようだ。まさに、この大きさでこの写真を見せることに意味があったように思う。こういう私は、まんまと乗せられたわけだ。 日本
ユニクロや楽天が、「会社のグローバル化のために、社内公用語を英語にする」と発表してから、さまざまな報道や2次取材の記事が発表され、しばらくの時間が経過した。 「英語ができなければ役員はクビ」などというセンセーショナルなメッセージが取り上げられ、「カルチャー変革のためのショック療法的な意味もあるだるう」と思いながら報道される記事を見ていたが、一般社員に対する記述はあまりなかったように感じる。 では、実際に、会社の中で日本人と非・日本人が入り乱れると何が起こるのだろうか。 すべてを英語だけに統一することで、会議メンバー10人のうち、9名が日本人(しかも外国語は不慣れ)という状況でも、無理やりつたない英語で会議することにより、生産性は失われないのだろうか? 少なくとも、思考スピードにおいてネイティブな言語に勝るものはない。 私自身は関西の出身であるが、大学生となって上京した際に、「数学の証明問題
お題「リーダーシップ」につられて、誰かが書きそうだけどまだ書かれていない「サッカー日本代表監督」についての話を書きます。 と言っても、ありきたりの話では申し訳ないので、前回につづいて「日本人文化論、SNS的コミュニティ論」に関連した「BrokerとClosure」という考え方に則って、説明をしてみたい。 前回の話を読み返すのが面倒な方のために、単純な説明をすると Broker: イノベーションが得意。外の世界をよく知っているオープンネットワークのハブ型人種。外国人監督、海外移籍組の選手 Closure : 内部のとりまとめが上手く実行力に長ける。画一的文化に立脚したクローズドネットワークの人種。日本人監督、国内組 という理解をしてもらえると良いでしょう。 まず、今回の岡田監督のリーダーシップ・スタイルであるが、彼自身が日本人であることも踏まえ、これは間違いなくClosure型であるといえる
TOYOTAのリコール問題は制裁金の支払いで決着がつきそうなものの、トヨタ側の主張を理解してもらうための折衝が進んでいるようである。 この話を聞いて、留学中に受けていた授業の題材になっていた「NUMMIにまつわるTOYOTAとGMの関係、米国文化と融和するためのトヨタの苦労話」のことを思い出した。 それは、約2年にかかるExecutiveMBAのカリキュラム全体の最初のコースとなっている「Essentials of Effective Leadership 」 という授業で取り上げられていたケースである。 このコースはTeamや組織Leadershipとか、Change Managementに関する授業であった。 この授業で感心したことのひとつが、TOYOTAとGMの合弁事業であるNUMMIの歴史に対する米国側の見方(研究成果、ケースの豊富さ)である。 素直にTOYOTAに学ぶという以外に
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