サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
blogs.itmedia.co.jp/infra
ITILとの絡みを話す前に、RPA(Robotic Process Automation)とは何か、確認しておきしょう。 RPAに似ている技術として、BotsとAIがよく引き合いに出されます。すべて、「自動的」というキーワードで括られがちなため、区別なく話題に登場することもありますが、その本質は大きく異なります。 ルールベースのRPA、判断ベースのAI 何かを自動処理させたい場合、「人の手によって処理フローをすべて定義するか」、「蓄積された内部データと照らし合わせて都度システムが判断するか」のいずれかで実現します。このとき、前者をルールベースの自動化、後者を判断ベースの自動化とよびます。 判断ベースの自動化では、人の手によってデータ判断ルールを実装する方法と、システム自体がそれ自身で判断ルールを見つけていく方法に分かれます。前者によって生み出された技術の典型例がチャットボットであり、iPh
【DevOpsが変える開発と運用[#0]】 DevOpsではなく、TechOpsでIT運用管理を変える 「TechOps(テックオプス)」という言葉を知っていますか? おそらく、耳馴染みがない言葉じゃないかと思います。開発と運用の融合を目指したDevOps(デブオプス)なら知っている、という人はいるでしょう。 (参考:エンタープライズの世界にも「DevOps」は浸透するのか) 「DevOpsは、開発と運用を密に連携させるための手法や概念などを総称したもの。例えば、ソフトウェアの新機能や改修などの開発からリリースまでの期間を大幅に短縮し、サイクルを早く回すことで、ソフトウェア品質を向上させる、あるいは、エンドユーザーに対するサービスを強化するといった効果が挙げられる。」 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1304/11/news012.
皆さんの中にはご存知の方も多いかと思いますが、2011年10月にガートナーから「2012年に注目すべき10の戦略的テクノロジ」が発表されました。 今後3年間間の中長期戦略において、企業が影響を受ける可能性を持つテクノロジーを「戦略的テクノロジ」と定義し、ITやビジネスに革新的変化をもたらすものや、大規模な投資を要するもの、また導入しなければビジネス上のリスクが拡大するものなどがリストアップされています。 私の所属するアクセンチュアも「テクノロジートレンド」というものを毎年発表しており、2011年からの5年間は、データ・アナリティクス、センサーネットワーク、ソーシャルプラットフォーム、データプライバシー、それにユーザー・エクスペリエンスが注目に値するテクノロジーであると述べています。 http://www.accenture.com/us-en/technology/technology-l
過去、世界の工場として飛躍的な発展を果たしてきた中国ですが、その一番の原動力はコスト優位性に他なりませんでした。圧倒的な人件費の安さに魅力を感じて、世界中の多くの企業が中国内に工場を設立していることは誰もが知っていることだと思います。 近年は、元の切り上げや頻繁な従業員の給与引き上げによって、コスト面での魅力が徐々に薄れつつあり、先にあげたコスト重視の企業は、人件費がまだ安価なベトナムやタイに生産拠点を移す動きをみせていますが、それでもまだ多くの企業は中国内での生産を続けています。 そんななか、週末に少し驚くニュースを目にしました。 『中国パソコン最大手のレノボ・グループのミルコ・ファン・ドュイル上席副社長は8日、読売新聞のインタビューに応じ、レノボブランドの日本市場向けパソコンの生産を、中国などから国内に切り替える検討を進めていることを明らかにした。 生産効率化とブランド力強化を進め、国
LinkedInというビジネスパーソン向けのSNSがあります。先日、日本語対応をして話題になっていたやつですが、このSNS内のニュースサイトで、「お金よりも従業員のモチベーションを高める9つのもの」(9 Things That Motivate Employees More Than Money)というエントリーがありました。 紹介されていたのは次の9つのコトです。 【1】惜しみない称賛を送る (Be generous with praise) 【2】管理職をなくす (Get rid of the managers) 【3】自分が考えたように思わせる (Make your ideas theirs) 【4】批判や訂正を決してしない (Never criticize or correct) 【5】ひとりひとりをリーダーにする (Make everyone a leader) 【6】週に1回は
アップルといえば、iPhoneやiPadが代表的な製品ですが、「iPad」という商標を中国本土で使ってはいけない、という判決が12/5に中国国内の裁判所から示されたことが話題になっています。 中国メディアによると、米電子機器大手アップルなどが中国国内における多機能端末「iPad」の商標権所有の確認などを求めていた訴訟で、広東省深セン市の中級人民法院(地裁)は6日までに、同社の訴えを退ける判決を言い渡した。 報道によると、被告となった深センのIT企業は2001年、中国国内で「iPad」を商標登録。アップル側は09年、各国で「iPad」を商標登録していた被告会社と同グループの台湾企業から、3・5万ポンド(約420万円)で全世界の商標権を譲り受けることで合意した。 判決は、商標権の譲渡契約は所有者と結ばなければならないと指摘。台湾企業は被告会社の「代理者」には当たらず、訴えは法的根拠がないと判断
大阪市長選挙で橋下さんが平松さんを打ち破り、大阪新市長に就任することになりました。日々、様々なメディアで大阪市の財務状況が悲惨な状況であることが伝えられていますが、他の類似市と比べてどれだけ悪い数字なのかが気になって、少し調べてみました。 結果から言いますと、なんとまあ、たしかにこの数字は悪いなぁと感じられるものだったので、備忘録がてら、以下に記します。 ■市職員数比較 職員数(2008年時点)が多い順に上から並べてあります。できるだけ近い規模で比較できるよう、政令市における人口1万人あたりの職員数での比較になっているのですが、大阪は余裕のワースト1位。次点の名古屋市と比べても20%以上も人が多いです。 人口数から言っても、横浜市クラスの効率性を目指すことも無理ではないはず。そうすると、なおさら大阪市の非効率性が目につきます。 政令市:職員数:職員数/人口1万人 -------------
Redundant(余分), Obsolete(古い), Trivial(些末)なROT(くだらない)データは消してしまえ 11/28 月曜にアルカディア市ヶ谷にてAsian Data management Conference in Japanが開かれ、データ管理にまつわる様々な話が取り上げられました。私も分科会リーダーという立場もあって、この日は休みを取ってカンファレンスに参加していましたが、データ管理に関心の強い方々が100名以上も集まって、会場は人でいっぱいでした。 http://www.dama-japan.org/Conference/Yearly2011 今回のカンファレンスは、昨年11月にDAMA Japanが結成されて以来、初めての全体会議だったため、分科会活動が異なる方がたくさんいらっしゃったのが印象的です。米国から招聘した3人のゲストスピーカーのうち、DAMA Int
事実上の一騎打ちとして日本中の注目を集めていた大阪市長選挙は、橋下徹氏が平松邦夫氏を下して幕を閉じました。投票率は60.92%で前回2007年の43.61%を17.31%上回ったということです。 両者の政策の違いは選挙ジャパンのサイトが端的にまとめていて詳しいです。 http://www.senkyojapan.net/sp_oosaka/hikakuhyou/ <一部引用> 【大阪都構想】 (橋下氏の考え) 大阪府・大阪市を廃止し「大阪都」を設置。大阪市などを「特別区」にして、財源を大阪都に委譲することで二重行政の解消を目指す (平松氏の考え) 「大阪市・市民をバラバラにさせない」と反発。「特別自治市」構想を念頭に、府と政令市の広域連合で二重行政の解消を目指す 【公務員改革制度】 (橋下氏の考え) 区長公選や職員基本条例など、新たな制度作りを主張 (平松氏の考え) 区長準公選や職員倫理条
中国新幹線の脱線・衝突事故はさまざまなところで話題になっています。事件のあらましはasahi.comが詳しいので、そちらを引用して簡単におさらいしましょう。 『事故は午後8時半過ぎ、浙江省温州付近で起きた。中国政府系の通信社・中国新聞社が乗客の話として伝えたところによると、先行する列車が減速したところに後続の列車が突っ込んできた。脱線したのは、最後尾の15両目と16両目の車両だという。 現場は高架だった。中国国営新華社によると、高さは20~30メートル。事故から間もなく撮影されたとみられる写真をみると、少なくとも2両がコンクリート壁をなぎ倒して脱線、落下した模様だ。1両は地上に完全に落ちて横倒しになり、1両は片側が高架部分にひっかかって直立するような形になっている。 』 (www.asahi.com) この事件が話題性を獲得した背景として、もともと次のような要素がありました。 ・世界最速の
IDCから2010年におけるITサービスベンダーのグローバルマーケットシェアが発表されました。以下の業務が対象範囲として算出されています。 ・IT/ビジネスコンサルティング ・SI ・アプリ開発 ・IT/ビジネスアウトソーシング ・保守 ・IT教育/トレーニング ただ、残念なことにこのレポートは有料なのでここで公開することはできません。そこで引用可能と思われる範囲で順位と市場占有率を並べてみます。 まず、同社レポートによると、市場全体のRevenue規模は約8000億ドルでした。1ドル80円で単純換算すれば、60兆円以上ということですね。 個々の企業ごとにRevenueを書くのはアレっぽいので、シェアだけ引用します。あとは各自で計算下さい。 1位 (7.22%) IBM 2位 (4.55%) HP 3位 (2.67%) アクセンチュア 4位 (2.42%) 富士通 5位 (1.75%) C
金融業とITが一体化してからすでに久しく、いまや、あらゆる金融決済業務はITシステム無しでは語れません。私たちの生活に最も身近な銀行業界も例にもれず、東日本大震災の義援金口座トラブルの際には、お金のやりとりが滞って多大な影響を受けた方も多かったと思います。 これほど重要な業務を支えるITシステムとなると、その開発や維持には多大なコストが発生するもので、日経コンピュータ(2010年4月14日号)によれば、100億~200億(オープン系~メインフレーム)の初期開発費用が発生すると述べられています。 10年以上前までは、こういった銀行の根幹を支える勘定系システム(預金・貸出・為替業務を支えるシステム)を独自開発する銀行は多く、これの開発を得意とする国内SIerの一部は「メインフレーマー」と呼ばれ、カスタムメイドを重ねに重ねたシステム維持運用を当たり前のように提供していたのです。 しかし、業務の集
高さの差はあれ、開発と運用の壁の存在は昔から問題視されていましたが、先日見た東日本大震災(東北関東大震災)後のツイートで、これはどうしたもんだろうと思うものがあったため、今更ながらのテーマですが取り上げます。 私が見かけたのは、「運用部門はこれからBCPやデータセンター内の電力確保に動かなければならないのに、開発部門の人たちは、こちらの事情をお構いなしでテストを実行し続け、開発サーバの電源も落とさずに帰ってしまった」というTwitterのつぶやきです。 みなさん知っての通り、震災直後から東日本全域で電力が不足しています。以前のエントリーで扱ったように、首都圏のデータセンターでは非常用電源の発電エンジンで使う燃料が不足しており、「ITサービスを安定供給するために如何にして電力消費量を抑えて計画停電を凌ぐべきか」について、運用に携わる人間は頭を悩ましています。 【石油燃料が入手できず、計画停電
東京電力の計画停電が発表されてから一夜明けました。突然の計画停電(輪番停電)のスケジュール発表により、国民生活だけでなく、産業界も大きな衝撃を受けており、いまだ状況は流動的です。 (参考:計画停止に関するエントリー) http://blogs.itmedia.co.jp/infra/2011/03/314-a69f.html 鉄道を始めとする交通インフラは各所でニュースになっていることもあり、比較的情報を得やすいのです。しかし、意外な盲点となるのが、ITを利用した各種サービスの停止。特に、産業界を下支えする基幹系システムについては、その継続的な稼働に大問題が生じています。 東京電力によれば、東京電力管内の5つのグループとも3時間、長い地域では6時間の計画停電が本日14日に実施されます。一応、データセンターが集中している臨海地区や23区のバイタルエリアは対象除外になっていますが、それでもこの
東日本大地震を受けて、「助け合おう」という気持ちが日本国内に広まっています。様々な方、企業、団体がいろいろな手段で被災現地の人たちを支えようとしていますが、有名アニメ「エヴァンゲリオン」のエピソードにちなんだメッセージサイトが立ち上がっていたので紹介します。 『ヤシマ作戦概要』 午後6時から電力が著しく不足します。 街のネオンや、ゲームセンターやパチンコ店。 店に並ぶ機器類の電源を止めてください。 東京電力の電源需要量のピークは午後6時から同7時です。 上記時間帯においては極力電力の消費を避けてください。 以降の時間帯でも出来るだけ節電してください。 炊飯時間をずらすだけても救える命があります。 皆さまのご協力をお願いいたします。 特務機関ネルフ広報部 http://nerv.evangelion.ne.jp/ ご存じない方のために解説すると、エヴァンゲリオンにおけるヤシマ作戦とは、第三新
1年前にこのブログでDMBOK(ディンボック)というものを紹介しました。 『データ管理の世界標準になりそうなDMBOK(Data Management Body Of Knowledge)』 http://blogs.itmedia.co.jp/infra/2009/12/dmbokdata-manag.html DMBOKとは、データ管理を体系的にまとめた標準です。プロジェクト管理標準としてPMBOK(ピンボック:Project Management Body Of Knowledge)が有名ですが、それのデータ管理版と考えれば大体合ってます。 当時から「これは第二のITILになる!」と目をつけてずーっとウォッチしていたDMBOK、ついに11月15日、日本でもDMBOKの普及を推進する組織が立ち上がりました。推進組織はDAMA Japan(代表 松本 聰氏)という名称で、なんだか転職でき
ビール30本で300円(本来9000円)、価格誤記事件とその対応から知るセブンネットショッピングの理念 みなさんは覚えていますか? 2009年10月、ネット上を騒がせたイトーヨーカドー・ネット通販の価格誤記事件を。 飲料や食品の一部で、箱単位の商品なのに誤って1個当たりの金額で購入できるような状態が4時間以上も続いていたがため、大量の注文が発生してしまったのですが、これに対してイトーヨーカドーは錯誤による無効を主張することなく、なんと全ての注文に対応したため、総額数千万円以上の損失を被ったと言われています。 これが原因なのかは分かりませんが、上記のネット通販はリニューアルされることになり、12月8日にセブンネットショッピングとして新装開店しました。 http://www.7netshopping.jp/all/ しかし、歴史は繰り返します。 またもや商品価格の誤記、しかも今回は食品以外も含
米国防省の外郭団体が提供するクラウドサービス(RACE:Rapid Access Computing Environment)があります。今年の2月頃にオルタナブロガーの関さんや林さんが紹介していらっしゃいましたので、サービス内容はそこから引用させて頂きます。 『1CPUと1GBメモリーそして50GBのストレジからなり、ソフトウェアはLAMPでWindowsとRed Hat Linuxで稼動しているそうです。国防ということで当然ですが、国防総省のInformation Assuranceなる標準に則り、きびしいセキュリティー基準を満たしているようです。一月単位の課金で上記の構成では月500ドルの課金です。 国防総省はすでに海軍などでクラウドのサービスを調達する際のガイドラインを早速策定したそうで、このプライベートクラウドはさらに国防総省内の組織でクラウドの採用を加速させることが期待されてい
プロジェクト管理を体系的にまとめたPMBOK(Project Management Body of Knowledge)を聞いたことがある人は多いでしょうが、DMBOK(Data Management Body of Knowledge)を知っている人はあまりいないと思います。 DMBOKとは2009年4月に米国のData Management Association Internarional(DAMA)が発表したデータ管理を体系的にまとめた標準です。日本でも2010年2月に出版が予定されているのですけど、IT leadersに一足先に紹介されていたので、そこから10のファンクションを一部引用させてもらいます。 ■データガバナンス →データ戦略の設定やその実行管理など ■データアーキテクチャ管理 →エンタープライズデータモデルの定義と保守など ■データ開発管理 →データモデルの構築やDB
経緯はリンク先のニュース記事に書かれているとおりです。 『DoblogはサーバのHDD障害で、2月8日から閲覧・投稿できなくなった。2月20日以降、閲覧は一部を除いて可能になったが投稿はできないまま。ブログデータは障害発生の前日分まで復旧したが、当日のものは復旧できなかった。 「障害発生をきっかけにサービスの存続を社内で検討した結果、開設時の目的である、ブログシステムを構築するための技術的知見、コミュニティーサービスを運用・運営するためのノウハウの蓄積は十分達成できた」として終了を決めた。』 どうしてこんなメッセージを発してしまったのでしょうか。こんな上から目線の、しかも子供の苦し紛れの強がりとして受け取れないコメントを聞けば、ユーザーがどのように感じるか容易に想像できるでしょうに。 私自身、実はDoblogを使っていたので、このコメントはとても残念に思います。別に復旧できなかった技術的な
マッキンゼー(Mckinsey & Company)が4/15に発表した『クラウドコンピューティングの真実(Clearing the Air on Cloud Computing)』で次のような主張がなされています。 大企業がクラウドコンピューティングを採用するのは不利である クラウドコンピューティングは業界の一方的な過剰売り込みである Amazon Web Services(AWS)に代表されるようなクラウドコンピューティングは、企業が自力でやれることを過大な料金で大企業にサービスとして提供している クラウドコンピューティングは中小企業には適しているが、従来型のデータセンターを使っている大企業には普及しない 大企業に向いているのは仮想化であり、社内的に仮想化を実装することによって企業は減価償却や税控除の面で費用を節減できる TechCrunchの記事を参考に原文を読むと分かり易いと思いま
ITIL Managerという日本に300人弱しか持っていないITILの上位資格を持っているので、他のITIL Managerの方とITサービス管理についてディスカッションをする機会がしばしばあります。 先日、「今のITILでは日本の組織の良さを十分に活かしきれないところがある」、「日本仕様のITILが必要だよね」 という話をしてきたので、それについてちょっと触れたいと思います。 ITILとはITサービス管理のガイドブックみたいなものです。システムが提供する業務機能をITサービスとみなし、 これをうまく運用するための考え方なのですが、欧米でのIT運用状況を背景に書かれているため、 日本市場特有の事情などは勘案されていません。 ITILを利用する場合にはその点を強く留意し、自分達の現在のシステム運用状況との乖離が大きいほど、 その導入は慎重を期す必要があります。 例えば、マニュアル化されてい
ついにデータセンターの最終系が明らかになりました。 これまでのデータセンターでは、ディザスタリカバリとして遠くはなれた場所に代替サーバを配置し、何かあればそちらに切り替えるという手間が発生していましたが、ついにそれさえも必要のない自立稼働式のサーバホスティングサービスが明らかになりました。 普段はデータセンターのサーバルームでおとなしく待機していますが、災害時にデータセンターが崩壊するという大惨事に遭遇しても自力で逃げ出す稼働式サーバホスティングサービスです。オプション仕様でマグネットコーティング済の機動力UP型も用意されています。 やっぱり次世代サーバのトレンドは災害対策サイトまで自力で避難する自立避難式サーバですよね。
以前のエントリで三菱東京UFJ銀行とセブン銀行間で起きた障害について触れましたが、 さらに難易度が上がったと言われるシステム統合第2弾は無事に完了したようです。 7月4日から7日早朝にかけて行われた今回のシステム統合では、旧UFJ店舗(日立製)のシステム切り替えを対象としていたため、 5月に行った旧東京三菱店舗(日本IBM製)の切り替えと比較して難易度が高いと言われていました。 ※新システムは日本IBM製 先週からテレビのCMなどで頻繁に三菱東京UFJ銀行のATMが週末にサービスを一時停止する告知が流れていたこともリスクマネジメントの観点で好印象でしたが、 何よりも目に見えた障害が1件も無かったというのは素晴らしいですね。 これは本当に素晴らしいことだと思います。ソフトウェア工学の世界で「ゴンペルツ曲線」というものがありますが、 これを見るとすべてのバグを検出するには膨大なテスト工数を要す
一般的にも、システムインテグレーション(SI)には大別して上流工程(要件定義・概要設計)と下流工程(詳細設計・プログラミング・ テスト)があり、どちらが欠けてもシステム開発は成功しません。 アクセンチュアでは、<計画・分析・設計・構築・テスト・展開>のフェーズに分けてSIプロジェクトを推進しており、 各フェーズで担当者が異なってもスムーズにバトンタッチできるようなアプローチを採用しています。 いずれにしても、SIプロジェクトの規模が拡大するにつれて、上流から下流まで一気通貫で直接作業を行う機会はなくなり、 むしろ分業によって効率化を図ろうという流れに必然的にたどり着くのですけど、これが無理解なセクショナリズムによって対立に結びつき、 そもそもの目的である顧客満足の達成を阻害するというケースがあります。 例えば、こんな状況を想像してみてください。 『クライアントの業務部門と直接折衝して要件定
昨日、東京三菱UFJ銀行のシステム統合に絡む障害が発生し、セブン銀行(セブンイレブンのATM等) から東京三菱UFJ銀行への入出金、残高確認が一切行えなくなりました。 ITmediaの記事に拠れば、原因は「三菱東京UFJ銀行とセブン銀行の間でデータの受け渡しがカタカナではなく漢字であった」 からだそうです。 この件に関するmixiや世の中のブログを見回してみると、多くの人が「銀行のシステム統合だから仕方ないよね」 という論調で語っているように思えました。しかし、それって本当に正常な感覚なのでしょうか? 重要な社会インフラを担うシステムというのは、たった数秒の停止でも大変な影響を社会に及ぼします。 ATMというのもまさにその一つであり、今回、朝9時から11時55分頃まで復旧できなかったために、2万件以上の取引(預金・引き出し・ 自動振替等)が成立しなかったことが明らかになっています。 これが
2ちゃんねるおよびニコニコ動画周辺では、過去に大人数を動員して行うプライベートイベント、 例えばハルヒダンスや中曽根Off会などをいくつも開いており、その動画を眺めては突き抜けた行動力に驚きと笑いを感じていました。 ここ最近はあまりそういった動画を見かけなかったのですが、久々に心を熱くするというか、秀逸なドッキリ作品を見つけてしまったので、 紹介してしまいます。 ネタバレになるので多くは語りませんが、3分15秒あたりから視聴者の想像を超える驚愕のコラボを見ることができます。 この作品を仕上げるためには、 事前計画策定 → 作品プロット作成 → 人員調達 → スケジュール日程調整 → リハーサル実施 → 本番撮影 という流れを踏んでいるはずであり、 この一大プロジェクトを仕切るプロジェクトマネージャーには相応の進捗管理能力が求められるであろうと推察します。 これはどれくらいの準備期間を経て、
とても気になるニュースですが、誰も取り上げて内容なので紹介します。 先週ガートナーが開催したシンポジウムで、2008年における戦略技術のトップ10が発表されました。 2008年に最も注目されるとガートナーが考えているのはグリーンITのようです。 先日、amazonやgoogleの環境に対する取り組みの遅れがグリーンピースから発表されましたが、 製造業界やエレクトロニクス業界と比較すると、インターネット企業などはまだまだエコに関する取り組みが不足しており、 本格化は2008年以降ということを想定しているのでしょうね。 各トピックは、今後個別に取り上げていこうと思います。 10位:ソーシャルソフトウェア →ポッドキャストやブログ、Wikiのこと 9位:リアルワールドウェブ →楽天風にいうとサードリアリティ 8位:コンピューティングファブリック →システム全体のリソースをプール化 7位:Webプ
ニコニコ動画といえば、YouTubeを超える圧倒的なアクセスを集めている新タイプの動画共有サービスですが、数ヶ月前から 「ニコニコ市場」という動画視聴者が貼り付けるamazonアフィリエイトで、 動画に関係する商品の購入もできるマーケットがオープンしています。 先日、そのニコニコ市場の売上件数が、1日5600件に達したというニュースが流れました。 現在のニコニコ市場の売上件数上位100商品を見ると、5000円を超える高額商品が結構多いのに驚きます。 確かに1000円以下の商品も結構あるのですが、金額×売上件数を計算すると、 上位100位の平均単価は3000円に達しようというレベルでした。 仮に、この単価を全体に当てはめると、 5600件×3000円=1680万円! 日販1500万円と見做しても、月30日計算で4億5千万円!! これはかなり大きなマーケットですよね。楽天のテナントと比較しても
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blogs.itmedia.co.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く