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最近に始まった事ではないと思いますが、深夜に放送する大人向けのアニメが盛んです。夜中の1時とか2時に放送するんです。確かに、この時間帯だからアニメを見る視聴者というのはそれなりにいるのだとは思いますし、深夜枠でしか放送できないという大人の事情(エロや残酷な描写と放送料金の予算)もあるとは思います。しかし、視聴者層全体からすれば微々たるものでしかないでしょうか。これらのアニメは放送枠は深夜でも、実際の視聴はビデオ録画や、もっと多いのはネット上へアップロードされたものを別の日に、というのが大多数ではないかと思われます。 アニメ制作のスポンサーはバンダイ、ブシロード、ソニー・ミュージック、アニプレックス、スクエアエニックスなど何らかの商品を売る事が目的です。深夜枠とはいえ首都圏のテレビ放送ですし、13回の放送で4千万円はすると思われます。(放送料金についてはこれを参照し1話で300万円強としまし
大学教員の10人に6人が、学生の学力低下を問題視しているそうです。(*1)アゴラの辻元氏は、今の大学生に足りないのは主体的に考える能力であり、マニュアルの無い事が苦手なのだと指摘しています。(*2)この問題を教育論的な視点ではなく、統計的な視点から考えてみたいと思います。 私は最初、この問題は単純に小中高校の教育方法の問題であろうと考えました。しかし、調べてみるとそうではない事がわかります。詰込教育の弊害、ゆとり教育の弊害などの教育論を持ち出す人がいますが、実はトップ学力の生徒達の能力が「それほど」変化していない事は、OECDのPISA調査(*3)および国際数学・理科教育調査(*4)をみれば明白です。日本の順位は上下していますが、10位以下の圏外へ落ちるというような明白な落差はありません。人間の能力というものは、たとえばサッカーのトップ選手をみれば明白で、香川真司や柿谷曜一朗のような選手が
ブロゴスの読者には説明する必要もないくらい、武田邦彦氏はミスター1年1ミリシーベルトを全面に押し出して、3・11後に政府と地方自治体が突然変更したルールを激しく非難し、国民と子供達を放射能汚染から守れという主張を続けています。 「福島のものは移動してはいけないの?」読者からのご質問 それに対して池田信夫氏は、1年1ミリシーベルトには科学的根拠がなく、年間100ミリシーベルト以下の被爆は広島・長崎の被爆者調査で健康被害が無い事は明白だ、と述べています。 武田邦彦氏の売り歩く放射能デマ これはどうなるのかと固唾をのんで見守っていると、元自民党衆議院議員で弁護士の早川忠孝氏がブロゴス上で間に入り、もうすこし穏やかな表現で議論を尽くして欲しいと述べています。 池田VS武田論争から何を学ぶか ここはひとつ、早川氏が述べるように、池田信夫氏と武田邦彦氏がブロゴス上で対談形式のバトルをやってはどうでしょ
海外に長く居住している私にとって、日本に来てもっとも不便かつ不愉快な事は、バスや電車の中で携帯電話の通話が出来ない事です。今日の午後、30代前半のIT企業の経営者と話した時に、彼も「電車の中で携帯電話を話している人には違和感があります」と言うのを聞いて、なるほど現在の日本人の感覚とはそうなっているのか、と認識した次第です。 この酷い日本の状況で香港・中国・フィリピンの例を出したので、日本を除くアジアだけの話しと勘違いした方がおられたかもしれませんが、北米やイギリスを含む欧州も状況は同じで、電車やバスの中で携帯電話で話す人を不愉快だなんて言う人はいません。日本人はそんなに合理主義的になれないので、というコメントを頂きましたが、フランス人やイタリア人は文化と伝統を重んじる国柄ですので、合理主義うんぬんとも関係ないかと思われます。 バスや電車の中で携帯電話で話す人を「違和感がある」という感性は、
太陽光発電は安いのかの記事中で池田氏は、「アゴラはもともと論争の場としてつくったのですが、あまり論争が起こらない」と述べています。もしネット上で論争を行う事がアゴラ設立の主要目的であるならば、活発な論争を容易にする為に、以下の点についての改善を提案します。 1)池田氏は記事中で「レッドカード」を出さない。 アゴラを設立時から愛読し、私自身もアゴラへ記事を投稿していますが、記憶にある限り2度ほど、池田氏は編集長権限で「レッドカード」を出し、投稿者を罵倒する記事を出しました。一度目は松本さんの通信関係の記事。2度目は私の愛国心に疑問を呈した記事。 人前で「レッドーカード」を告知して投稿者を「辱める」事を平然と行うアゴラに対して、恐怖心の為に、反対意見を投稿できない潜在的な投稿者が多くいるのではないかと考えます。ブロゴスには原発反対意見がしばしば掲載されるのに、アゴラではそれがほとんど無い事は、
私が深圳で雇用した弟子(業務コンサルタントの仕事を仕込んでいる)と、中国や日本の政治問題についてしばしば議論します。彼女は江西省の弩田舎の農村出身の高卒で、工場の事務系の職種についた後、苦労して日本語を習得しました。故に、頭が良くて柔軟な精神を持っているが、社会の知識がかなり偏っているのです。いわゆる政治教育による洗脳の影響がかなり強く残っているのです。そこで、中国人にとっては「常識」であるいろいろな事について、彼女と議論しながら教育しています。 ある日、食事をしているとき、彼女が私に言いました。日本も韓国も、もともとは中国です。そこで私は彼女に言いました。ある国が、歴史上もっとも広かった領土を「もともとわが国の領土」と言うならば、吉林省と遼寧省は韓国のものだという事になりますよ。このようにして国同士が「もともとわが国の領土」といって争うならば、国家間で戦争が絶える事はないでしょう。 ちょ
経済学101さんが海外脱出アドバイスのダメなところという記事の中で、elm200さんの15歳の君たちに告ぐ、海外へ脱出せよと、渡辺千賀さんの海外で勉強して働こうという記事について、「どうして海外脱出を勧める記事が反感を買うか」という趣旨でダメ出しを行っています。また、これら3人の記事について、「優秀な奴はどこでなにやっても優秀だ」という論調のコメントで批判する方もおられるようです。そこで、これらの批判を参考にして、下記の前提をもとに私なりの海外脱出論(ほんとは脱出という訳ではないのだが)について書いてみる事にしました。 【サマリー】 日本では、有名大学の入試に失敗して2・3流大学にしか入れなかったり、更には新卒で就職に失敗してブラック企業に入ったり就職そのものが出来なかったりした場合、人生の敗者復活戦のオプションが極めて少ないのが実情です。そういう状況の方で、特に下記の条件に当てはまる人を
Espresso Diary@信州松本氏の雇用統計でドル高。雇用対策で反落か?の中で、「日本は、バフェットのように飛びぬけた金持ちがいない代わりに、数千万円から数億円の資産を持つ層が高齢者を中心に広がっている社会。その資産は、預貯金と不動産に偏っているので、円安になると厳しい」と述べているのを見て、ふと真っ暗な宇宙空間に赤黒く浮き上がる球状星団のイメージを思い浮かべてしまいました。球状星団というのは、宇宙と同じくらいの年齢を持つ老衰寸前の高齢の恒星ばかりが集まった星団です。 日本の個人資産1500兆円の多くは、「年老いた赤色巨星」のような高齢者たちが所有しているようです。これは日本の経済の現状を簡単明快に現していると思われます。どういう事なのかというと、日本には、過去に「成り上がった」は人ばかりで、いま、金を沢山稼いでいる人は非常に少ない、という事です。これは、日本が高度成長期からバブルま
ついに日本に、新型豚インフルエンザが本格上陸したようです。朝日新聞には国内の感染者「数百人規模か」という見出しで報道しています。日本ではインフルエンザの予防といえば、まず「マスク」をする事が常識になっているようです。今朝のテレビでも、多くの人が(普通の)マスクをして道を歩いているシーンを映していました。しかし残念ながら、このような一般的なマスクはウイルス性の感染症を予防する事ができません。それは香港でSARSがアウトブレークした時に、初期の院内感染によって証明されています。 一般的なマスクは、なぜインフルエンザを予防できないのでしょうか。それはウイルスが小さすぎて、普通のマスクの網の目を容易にすり抜けてしまう為です。大きさの比較をすると、花粉の大きさは数十ミクロン(1ミクロンは1mmの千分の一)ですが、ウイルスの大きさは数十~数百ナノメートル(1ナノメートルは1ミクロンの千分の一)です。
どうして日本人は終身雇用が大好きなのでしょうか。こういっては何ですが、日本で終身雇用の正社員になると、デメリットがメリットをはるかに上回るのではないかと思います。以下に、メリットとデメリットを列挙してみました。 終身雇用社員のメリット: めったな事では解雇されない。 ゆえに、社内の出世街道を全力で突き進む人以外、自分を磨く努力をしなくて良い。 それでも年功序列で賃金はすこしづつ上がる。 終身雇用社員のデメリット: 毎日残業で、定時で帰る日が月に数日しかなくても耐えなければならない。 残業時間が150時間を越えたら、黙ってサービス残業するしかない。 有給休暇が30日以上溜まっていても、めったな事では使えない。 技術者なのに、ある突然に営業部へ配置転換されても、耐えなければならない。 マイホーム買ったばかりなのに転勤命令が出ても、耐えなければならない。 アジアの僻地に5年間も単身赴任させられて
ソフトバンクの「特別採用コース」は言ってみれば実技試験であり、問題は無いとこちらに書いたところ、Shiroさんという方から「営業職の実技試験が、当該企業の直接の利益」をもたらして、応募者には「支払い」がない事はアンフェアであるとの指摘がありました。 アゴラで安富氏も「学生に契約を集めさせておいて賃金も手数料も支払わないのは、完全なルール違反である」と指摘しておられます。しかし私は、応募者が試験中に(たまたま)受注を得る事が出来たからといって、それが「特別採用コース」の本質的な問題点になるとは考えておりません。それに、素人の学生が試験期間中に簡単に受注できるものなら、そもそも企業が営業の適正を試そうなどと考えないでしょう。hito-yaさんもこちらの記事で、そう易々とは売れないと指摘されています。だからこそソフトバンクは、受注数ではなくて受注までの過程のレポートを重要視すると言っているのだと
飛行機内で携帯電話を使用する事は、機内の操縦機器に悪影響を与える可能性が非常に高とされ、法律で使用を禁止されています。しかし、こちらの記事のように、マレーシア航空とエミレーツ航空では、飛行中の機内で携帯電話が使用できるサービスを始めました。日本ではこちらのようにソフトバンクが、このサービスを利用したローミング・サービスを始めています。一方で危険だからと法律で禁止され、もう一方では正式なサービスを提供する航空会社(国)があります。これはどういう事でしょうか。 エミレーツ航空公式サイトのこちらのニュースによれば、 現在はA330、A340、B777で運用しており、残りのエアバスとボーイングにいても早急に準備中です。 とあります。これらの機体に搭載される機内携帯電話システムはAeroMobile ASというシステムで、後付けで機内に搭載しています。これが意味するところは、飛行機内で携帯電波が操縦
> 営業職の採用試験として、実際の営業活動を行う事は、 > プログラマの採用試験として、試験時間内に課題の > プログラムを作成するのと本質的な違いは無いと考えるからです。 問題の所在は実技試験かどうかという点では無いのでは。営業職の実技試験が、当該企業に直接の利益をもたらさない仮想的な設定であれば何も問題はないでしょう (そういう試験を設定するのは難しそうですが)。 同じ設定をプログラマの採用試験に当てはめるならば、「試験で業務用のプログラムを書かせ、(応募者の採否にかかわらず)その成果を企業のものとする」あたりでしょうか。現実には業務で使うプログラミングを業務から切り離したコンテキストで書かせるのは難しいですが、枠組みとしてはこういうことになると思います。 もしプログラミングの例が現実的でないなら、こういうのはどうでしょう:「営業力をつける有料セミナー。修了条件となる最終課題は、そのセ
小倉氏はこの記事で、チリのピノチェト政権下での圧制と経済政策を結び付けて、池田氏や木村氏の主張する意見を批判しておられるようですが、虐殺はピノチェトの責任であって新自由主義的政策そのものの責任ではありません。明らかに批判する対象を間違われているようです。 また、ピノチェト退陣後について、「その後,チリ経済は,フリードマンの弟子たちを追い出し,最低賃金制度と労働組合の団体交渉権を復活させ,銀行等の再国有化を果たすことで,回復していきました」と、あたかも新政権が新自由主義を捨て去る事で経済を回復させたように述べていますが、wikiによれば、「1990年に就任したエイルウィンの政策は基本的には軍政期からの新自由主義を継承するものであったが、市場原理主義の修正を図り、軍政期に拡大した所得格差や貧困問題解決への取り組みも進んだ。」とありますので、小倉氏の誤解のようです。 ウェブを検索すると、ピノチェ
小倉氏は前の記事に対する反論記事で、「労働基準法を無視して長時間労働を強いていることが広く知られている飲食店チェーンの仕事」と非難し、「結局のところ、bobbyさんは、日本に居住する一般労働者に対し、「飢え死にするか、過労死するか、どちらかを選べ」と仰りたいのでしょう。」と決め付けています。小倉氏は飲食業に恨みでもあるのでしょうか。全国の飲食業で働いている人は何十万人もいると思われます。ブラックな例をひとつふたつ挙げて、「派遣切られた人が飲食業へ行くのは自殺行為」というのは如何なものでしょうか。 過労死110番によれば、過労死が発生する職種は学校、病院、事務職、店舗と広範囲に渡っているようで、飲食業が特に札付きの悪者という訳ではないようです。どんな業界にも労働基準法や労働安全衛生法など、法律を守らないブラックな企業はあるものです。小倉氏は飲食業界を攻撃されますが、この記事を読むと勤務医なん
世の中、なぜにかくも短絡的な思考の方が多いのでしょうか。経済学者の池田氏が雇用の流動化を促進する制度が必要(ここ)だと説いているのに対して、弁護士の小倉氏は「雇用の流動化=失業と貧困」説(ここ)からいまだに抜け出せません。小倉氏はぜひ、「雇用の流動化=経済活性=繁栄」の実例である香港を一度ぜひご覧いただきたいものです。以下、私の住む香港を例にご説明致します。 香港では、雇用の流動性は極めて高いのですが、平均的な所得水準は高く、貧民街もなく、街には高級車が溢れており、30代前後で4000万円くらいのマンションをローンで購入する若者はとても多いのです。 終身雇用などだれも気にしない香港では、自分の能力や経験を磨く事にだれもが貪欲です。大学卒業して目当ての業界(会社)に就職しても、1年から3年おきに転職を繰り返します。一つの会社で習得する知識や経験は限られていますし、一つの会社の中での昇給幅も限
雇用の流動性を高める事の是非について小倉秀夫氏とブログ記事の中で議論しています。私は賛成で小倉氏は反対の立場です。小倉氏が「労働法を改正して、企業が気分次第で解雇しても国は何もしないというふうに変えていこうというわけです」(ここ)という意見を述べられました。(*1)私は、企業にとって労働者は大事な資産ですから、企業が労働者を大量に解雇する事は、大量の血を流すのと同じ事なのです(ここ)と反論したところ、小倉氏が「労働者を気分次第で簡単に解雇するような経営者はいる」(ここ)という事例付きの記事を書かれました。(以上、ここまでの経緯をまずは説明させて頂きました)以下は小倉氏が挙げられた事例です。 「女子労働者については,①容姿が衰えたから解雇,②経営者(の子息)の求愛を拒んだから解雇,③結婚したから解雇,④出産したから解雇,という事例が頻発し,労働者が泣きを見ることになりそうな気がします。また,
テレビやブログで派遣村を擁護する人たちは、「派遣切りされた人は可哀想」、「そこに困っている人がいるのに何故助けようとう思わないか」、「月収8万では毎晩ネットカフェに泊まる事もできない」、「このような不況を招いた責任は国にあるのだから、どんなに税金をつかっても救済すべきだ」という意見が多い。 このような人たちは、国が憲法25条2項に従って、生活保護という制度を設けている事を知らないのか。いや、知っているが口にしたくないだけなのだろう。ネットカフェ難民になる前に生活保護を受給してアパートに定住し、ハローワークで職業訓練を受けて就職すれば良い、と論を進めれば、そのとたんに議論が終わってしまうからだ。 派遣村に来た人達は、「みなさんのおかげで生活保護を申請し、一息つけました」というが、みなさんのおかげがなくても生活保護は申請できたはずだ。それともこれらの人たちは生活保護がある事を中学校までに習わな
この数週間の間に、ベーシックインカムと雇用の問題とグローバリゼーションについての関連記事を書き続けてきました。まとめて読めるように、一覧表示ページをつくりました。 【東莞は求人が難しい】 東莞市(広東省の広州市と深圳市の間に挟まれた荒野のような工場地帯)にある事務所で、私のアシスタントを雇用する為に奮闘した体験談です。(結局、この時には雇えなかった。 【ベーシックインカムの実現可能性】 山崎元氏のブログへのコメントがきっかけとなり、日本にベーシックインカムを導入する場合の予算や具体的な実装方法についてかんがえみました。 【内定取り消し、企業名公表で基準 厚労省、「10人以上」など】 政府は内定取り消しを騒ぐけれども、内定とは会社にとってどんな身分なのでしょうか。「内定」という曖昧な契約を改め て、内定者と雇用者はきちんとした労働契約書を交わすべきではないでしょうか。 【派遣は真っ先に切られ
ベーシックインカム(負の所得税)は大変興味深いアイデアです。負の所得税は、最低限の生活を維持できる所得レベル(たとえば年収250万円)に達しない低所得者に政府が所得を補填して年収250万円になるまで底上げする制度です。ベーシックインカムの場合には、所得保障は収入によらず無条件に固定額(たとえば毎月5万円)を支給します。負の所得税は就労年限者を対象にしていると思われますが、ベーシックインカムは大人でも子供でも「すべての個人」へ支給するという考え方のようです。若干の違いがありますが、どちらも政府が人民に対して最低限所得保障を行う制度です。年金問題に医療費問題と、ただでさえ政府に金が無いといわれる状況で、そんな事が出来るわけがないと思う人が多いでしょう。しかしよく考えてみると、あながち不可能とは言い切れないようです。 ベーシックインカムという言葉は経済評論家の山崎元氏のブログで、その考え方をはじ
戦後の日本がアジアでいち早く先進国入りした理由は、自動車や電子産業など工業生産力に支えられた輸出産業のおかげだという。良いものを安く売る事で、日本製品を世界に根付かせ、外貨を稼ぎ、日本の国力を世界レベルへと押し上げてきた。ところで、「良いものを安く」という一見当たり前の言葉が、表題の「日本の技術は一流だが、経営は二流」という言葉を如実に表していると言ったら、あなたは驚くだろうか。 同じ品質だがより安い商品とか、品質はより高く値段はより安く、という言葉は消費者にとっては耳障りが良い。買う立場としては大変良い事だ。しかし売る立場の視点で考えてみてほしい。少なくとも上場企業の存在目的は、株主の為により多くの利益を追求する事である。生産に対する利益回収の効率がよければ、配当が増やせるし、株価も上がる。任天堂のように、社員へ還元される利益(ボーナス)が大幅に増える会社もある。効率をよくするとは、同じ
Apple Payの日本進出でSuicaが選ばれた事で、Suica (Felica) は新しい優れた技術、QR Codeは古くて劣った技術と勘違いしている方をしばしば見かけるようになったので、久しぶりにブログ記事を書く気持ちが湧いてきました。という事で、早速、本文へ移りたいと思います。 先に Suicaについて紹介します。SuicaはソニーのFelicaを使用していますが、大本の技術はRFIDという 「 ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の無線通信によって情報をやりとりするもの、および技術全般 」 です。(参考文献1)RFIDは1980年頃に欧米で開発がはじまり(参考文献2)、物流、FA(ファクトリーオートメーション)、出退勤管理や身分証などの分野で普及が始まりましたが、一個あたりのRFIDのコストが高く、バーコードのように全商
地球は今、温度が上昇しているという説と、いいや下降を始めたという説がある。また、異常気象と砂漠化が進んでいるという説もある。しかしテレビや新聞を見ると、政府は毎日、人為的温暖仮説の大キャンペーンを継続中だ。しかし人為説の根拠は希薄であり、100年後に海面が数十センチ上昇するという予測もきわめて不確かである。このような事に莫大な税金を投入する事は許されるのであろうか。 知らない人もいるだろうから、まず事実を述べる。我々が生きている21世紀という時代は、1万年ほど前に終わった氷河期と、その次の氷河期との間にある「間氷期」とわれる状況にある。詳しくはこちらを参照されたい。であるからして、地球の温度が上昇しても、あるいは下降を始めたとしても、間氷期という事で科学的に説明できない事はないと思われる。 いろいろなメディアで、現在の温度はかつてないほど上昇していると言われているが、それは嘘である可能性が
池田信夫blogで、Friio規制に対する記事が出て、引用されていた日経IT ProのFriio記事のしくみを調べていたら、上海駐在していた時の事を思い出しました。かの地では、3000元くらいの設置料を払うと、BSもWOWOWも面倒な契約や受信料無しで毎日好きなだけ視聴できるようにしてくれる地元業者がいました。外国人駐在員の多い中国の都市は、どこでも同様の業者がいると思いますが、国内のみなさん、ご存知でしたか? この業者がしてくれる事は3つあります。 パラボラアンテナをベランダへ設置。(ユーザーが購入) オリジナル受信機を設置。 (ユーザーが購入) B-CAS暗号鍵を破るカードの配布。 上記のうちで、一番大事なのは、3番目のカードの配布です。 日本側の放送で使用される暗号鍵は3-4ヶ月毎に変更されるようで、この期間が過ぎると放送が見えなくなります。そこで、次の(暗号鍵の入った)カードを業者
チャイナ・グレート・ファイアーウォールという言葉を聞いたことがありますか?中国ではインターネット上のトラフィック(メール、ウェブなど)を公安警察がリアルタイムに検閲している事は、わりと広くしられていますが、実際に見た人はめったにいないはずです。最近、これの分散型マシンが出来上がり、インターネットでつながっている企業へ、公安警察が強制的(押し売り)に取り付けさせています。今日は、そのマシンをご覧下さい。 写真をみるとお分かりのように「企智通」という製品名がついています。 以下、中文ですが製品紹介サイトから機能を抜粋してみました。(日本語翻訳は翻訳ソフトの訳文を編集したおのなので、だいたいの意味としてご理解ください) 随时查看内网用户上网行为,统计分析上网日志,让您实时监控企业的所有网络使用 ユーザーがインターネットを利用する行為を調べて、統計分析するためのログを作成し、リアルタイムでネットワ
スタンドアローン・コンプレックスとは、いったい何の事なのだろうと、ずっと考えていたのだが、Winnyの事件を契機として、ある閃きを得た。そこで、スタンドアローン・コンプレックスについて書いてみた。 Winny事件に関するブログにを読んでいて閃いたといえば、そこにあるのはP2Pの考え方である。 ●まずは、現在のネットワークと社会について考えてみる。 現在のコンピュータ・ネットワークは、極小規模なものを除き、サーバーを中心に構築されている。 大きな企業では、複数の部門サーバー(ワークグループ・サーバー)のユーザー管理は、ドメインコントローラーが一括して管理している。ネットワーク・セキュリティーのルールは、ルータやスイッチングハブで管理している。企業ネットワークの構成は、上位から下位へ行くほど、枝分かれして細分化されるピラミッド型の構造となる。 これを人間社会に例えると、難しい事を考えるまでもな
北極の氷はすべて海に浮いている。地球がどんどん温暖化して、海水温度が上昇すると、北極の氷が解ける。すると海面は上昇すると聞かされているが、それは本当か? 居酒屋で知り合いと飲んでいた時に、地球温暖化が話題になった。同席していた知人が、TVから仕入れた知識を披露して、北極の氷が全部解けても、海水の高さは今と変わらないと言い出した。 ええっ!だっていろんなメディアで、極の氷が解けたら、海水面が上昇して、たくさんの島や陸地が水没するといってるじゃないですか。 なるほど。言われてみれば確かに、そんな理科の実験があったかもしれない。そこで、自分で実験してみた。結果は、知人の説明する通りで、水は溢れませんでした。 極の氷が溶ける = 海面上昇 は、非常に直感的で分かり易い説明だったが、嘘の説明ではしかたがない。なぜマスコミは、このように誤った情報を人々に印象付けるような事をするのだろうか?広告主様であ
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