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福島第一原発事故からまもなく1年。外交の研究者や元検事総長など民間の専門家集団からなる「民間事故調」は、独自の事故調査報告書を2月末に公表する。報告書は、政権中枢の政治家に加え、海外の要人など300人ものヒアリングを実施。専門家ならではのネットワークを活かし、米エネルギー省長官や米原子力規制委員会(NRC)高官などの聞き取りを行い、これまで知り得なかった原発事故に対するアメリカの姿勢や思惑を浮かび上がらせた。NHKは4か月にわたって民間事故調に密着取材。グローバル化された世界で起きた原発の事故の対応に、日本は何が求められたのか。民間事故調の報告書から検証する。
ステージ上で歌って踊る日本発のCGキャラクター「初音ミク」。世界中でライブが開かれ、人気が急上昇している。人気の秘密は、その自然な歌声。ある声優の声を録音し、その声の素材から合成しているが、人間の脳の認知の仕組みに基づく最新技術が組み込まれているのだ。最近、音声合成技術は飛躍的に進歩し、社会に深く浸透し始めている。特に注目されているのが医療の分野。声帯の切除を行う喉頭がんや、ALSなど進行性で筋力が低下する運動ニューロン疾患などで、声をだすのが難しい人たちに、音声合成技術によって、再び自分の声を取り戻してもらおうというのだ。音声合成技術の最先端を伝える。 過去の関連する放送回 2012年 2月22日(水)放送 永遠の映画少年 スピルバーグ ~創造の秘密を語る~ 2012年 2月21日(火)放送 世界を魅了する日本の歌謡曲 ~由紀さおり ヒットの秘密~ 2012年 2月20日(月)放送
国谷 「こんにちは。」 スピルバーグ監督 「コンニチワ」 国谷 「今日はご協力ありがとうございます」 スピルバーグ監督 「お会いできてうれしいです みなさん準備はいいですか」 国谷 「インタビューに応じていただきありがとうございます 65歳の今も精力的に映画監督をされています 何があなたの原動力となっているのですか?」 スピルバーグ監督 「私は物語を作るのが大好きなのです。それ以上言いようがありません。 アイデアを思いついたら実行しないと気が済まないのです。 鉄は熱いうちに打てと言いますがその通りだと思います。 刺激的なアイデアが浮かんだら放っておくことはできません。 すぐに実行しないと気が済まないのです。」 イギリスの児童文学を原作とした最新作「戦火の馬」。 第1次世界大戦下の物語です。 主人公は貧しい農家の少年に引き取られた一頭の馬、ジョーイ。 ある日、軍
総興行収入世界一、各国の監督賞、作品賞に輝き、40年に渡ってハリウッドの頂点を走り続けるヒットメーカー、スティーブン・スピルバーグ監督。監督、プロデュースした作品はこれまで130本以上、この1年でも3本の監督作を手がけるなど、他の監督とは一線を画す、ずばぬけたエネルギーで映画界を牽引している。最新作「戦火の馬」は、来週に迫ったアカデミー賞で6部門にノミネートされるなど、65歳となった今なお、その創造と才能は留まるところを知らない。子どもに夢を与えるファンタジー、リアリズムを追求した戦争映画、冒険活劇、社会派の問題作・・・国境を越え、ジャンルを超え、縦横無尽に映画を生み出すパワーの源泉はどこにあるのか。新たな境地に挑み続ける好奇心はどこから来るのか。国谷キャスターが、映画の聖地ロサンゼルス・ハリウッドで、単独インタビュー。スピルバーグ監督の才能と創造の秘密に迫る。
今、アメリカ・カナダ・イギリスなど世界各国で、音楽チャートのトップを飾る日本語の歌のCDがある。由紀さおりの「1969」。昨年末、アメリカのジャズオーケストラ「ピンク・マルティーニ」と共演したアルバムだ。坂本九の「SUKIYAKI]以来の異例の快挙となるのではと注目されるのが、“日本語で”歌った曲が、海外の人々に受け入れられたという点だ。これまで、由紀さんが童謡や唱歌などを歌い続けることで培ってきた“日本語の歌”には、母音の使い方・イントネーション・発声方法など、世界でも稀に見る独特の“美しさ”があると見直されている。番組では、専門家による様々なアプローチで由紀さんの“日本語の”歌声を分析。世界中の人々の心をとらえる、日本語の響きと日本語の繊細な世界を、今改めて考える。
名古屋市にある最先端の技術を誇る不妊治療専門のクリニックです。 ここでは年間500人以上の女性が体外受精により妊娠しています。 「妊娠には必ず適齢期があります。」 このクリニックには全国から患者が訪れます。 初診の患者の平均年齢は年々上がり、現在36歳。 この日も多くの人たちが説明会に参加していました。 「この上の部分が卵巣の…。」 今、増えているのが夫婦のどちらにも疾患がないのに妊娠できないというケースです。 クリニックでは、主な原因は卵子の老化だといいます。 「どうしてそんなひどい事を言うんだと思うかもしれません でも卵子の若返りは不可能です どんなに見た目が若く見えても 卵子は若返りません」 卵子の老化は、女性にとって避けられない現象です。 卵子は産まれたときから体の中にあります。 毎日作られる精子と異なり新しく作られることはありません。 年を重ねるほど卵子も年をと
「卵子は老化する。35歳を超えると妊娠が難しくなる」。医師の言葉に、不妊クリニックのセミナーに集まった夫婦たちに動揺が走る。今や、不妊治療・検査を行ったことのある夫婦は、6組に1組。女性の社会進出につれ晩婚化が進み、35歳を過ぎて不妊治療を始め、初めて「卵子の老化」を知る人が増えている。平均寿命が80歳を超え、40代の“モテ期”や“美魔女”など、老いすらもコントロールできるようになったかに見える現代。しかし、今も老いを克服できないのが、ヒトの卵子だ。こうした中、若いうちに卵子を凍結し、いつか出産をという未婚女性も現れ、医療現場では、卵子の老化を「止める」研究が進む。しかし、卵子の時を止めれば、問題は解決されるのか?これまで知られてこなかった卵子の老化と、女性達を取り巻く現実を通して、「適齢期に産める社会」に必要なものは何か考える。
ある日突然、家族が「脳死」状態となり、医師から「心臓や肺などの臓器を別の患者に提供できる」と告げられたら、あなたはどう答えるだろうか?“家族の承諾”さえあれば、脳死からの臓器提供を認めるとした改正臓器移植法の施行から一年半。“本人の意思表示”がなく、家族だけで重い選択を迫られるケースが増える中、その悩みや葛藤は以前にも増して深まっている。法改正によって脳死移植の適合事例が急増し、医療現場でも混乱が続く中、脳死になった人の家族をどのように支え、納得のいく選択をしてもらうか?家族の視点から法改正後の脳死移植の課題を見つめ、解決に向けた手がかりを探る。
究極の頭脳ゲームともいわれる将棋。 それが今、人工知能つまりコンピューターに人間と同じような知性を持たせようという研究の試金石になっています。 人工知能の研究が始まったのは1950年代です。 最初はチェスを題材にコンピューターの開発が進み1997年には世界チャンピオンを下すまでレベルがアップしました。 しかし将棋の世界ではプロ棋士たちに追いつくのは、まだ遠い先だと思われていたんです。 それは、将棋がチェスよりもはるかに複雑なゲームだからです。 将棋では、わずか10手指す間におよそ1073京とおりの局面が考えられます。 この1京という単位は1兆の1万倍ですからこれはもう無限ともいえる数字で、その奥深さは81マスの宇宙とも表現されます。 この膨大な選択肢の中からたった1つの指し手を選び取ることは、いかに高性能のコンピューターでも難しいといわれてきました。 それが最近ハードウェ
滋賀県愛荘町の公立中学校1年生だった村川康嗣君。 3年前の夏、柔道部の練習中に意識を失い、亡くなりました。 12歳でした。 事故当日、初心者の康嗣君は上級生との厳しい乱取りを2時間にわたって続けていました。 最後に顧問の教師に投げられ意識を失いました。 顧問は頭を打たないよう気をつけていたといいます。 事故の連絡を受け、家族が駆けつけたとき康嗣君は頭の中の血管が切れ呼吸すら困難になっていました。 母親の弘美さんは変わり果てた息子の姿が信じられなかったといいます。 「何があったんだろうって思いましたね。 どうしてこんなね脳がぐちゃぐちゃになるぐらい腫れ上がって中の血管が切れるぐらいなことが起こったのかなって。」 治療に当たった脳神経外科医の金子隆昭さんです。 頭を強く打ちつけた痕がなかったにもかかわらず、頭の中で出血していました。 康嗣君の脳の画像です。 白くにじんだ部分は静脈
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先月中旬、将棋界に激震が走った。コンピューター将棋ソフト「ボンクラーズ」が、元名人・米長邦雄永世棋聖を破ったのだ。あらかじめ「定跡」が打ち込まれた過去のソフトとは違い、ボンクラーズは5万局の棋譜を教科書として「人間が指しそうな手」を自ら学習する「機械学習」によって、プロ棋士並みの強さを手に入れた。対局は、序盤から、コンピューターの弱点を突いた秘策を繰り出す米長永世棋聖に対し、ボンクラーズは圧倒的に押されながらも、中盤に逆転、勝利を収めた。対局中のログを分析したところ、不利な場面でも完璧に相手の手を読みきって、最善の対応をしていたことや、こう着した中盤で相手が最善手を外したと見るや、瞬時に突破口を見い出していたことが分かった。米長氏に「かつての大名人・大山康晴と戦うようだった」と言わしめたボンクラーズ。両者の対局から、「人間の知性」を手に入れ始めたコンピューターが私たちの暮らしを変える可能性
4月から全国の中学校で、柔道を含む武道が必修化される。しかし、その直前になって、柔道の部活動や授業中に多くの子どもが死亡していることが明らかになった。学校で亡くなった子どもの数は、中高合わせて28年間で114人。柔道の死亡事故率は他のスポーツに比べて突出して高いことを示すデータもある。これは、名古屋の研究者が、文科省所轄の独立行政法人が持っていたものを、分析してわかったもの。これまで文部科学省は、こうした集計を行ってこなかったのだ。一方、学校現場では、事故多発を受け混乱が起こっている。指導にあたるのは大半が柔道経験のない教師。学習指導要領の解説には投げ技や乱取りまで記載されており、短時間で教えるのは危険だと専門家からも声があがっている。なぜ、事故の多発は放置されてきたのか、そして、安全対策は十分なのか、検証する。
福島県郡山市の機械メーカーが開発した、電気を使わない自動ドアが注目されています。社員わずか4人の企業が、県内の住宅メーカーと共同開発したこの自動ドアは、てこの原理を利用し、体重をかけると静かに開く仕組みになっています。 現在は福祉施設等を中心に普及していますが、今後は東京渋谷に建設中の複合ビルなどにも、導入が予定されています。
世界を変える!?“ゲーミフィケーション” ゲームが世界を変えるかもしれない。 これを聞いてそんな訳はないだろうと思った方多いはずです。 しかし、今夜の「クローズアップ現代」を見ると少し考え方が変わるかもしれません。 ゲームに熱中する時間があったら勉強しなさい! 皆さん言ったり、言われたりした経験はありませんか? のめり込んで夢中になってしまうゲームに対して悪いイメージを持つ方もいると思います。 これを逆手に取ろうというのがゲーミフィケーションです。 直訳すると、「ゲーム化すること」という意味です。 知らず知らずのうちにのめり込んでしまうというゲームのノウハウをさまざまな分野に使っていこうというものです。 例えば、節電するということをゲームにします。 すると各家庭が競い合って電気を節約します。 ポイントをつけたり順位をつけたりすることでさらに節電の効果が高くなっていきます。
先月、長崎県西海市で23才の女性の母親と祖母の二人が殺害された事件。逮捕された27才の男は、千葉県の女性の家に居座り、日常的に暴力を繰り返していた。女性の父親から相談をうけた警察は、男に事情聴取や警告を行っていたが、男は女性から引き離された事を機に、ストーカー行為を行い、最後には家族の殺害に及んだ。その後の取材から、警察の対応には、男女間の暴力事案に対する処理のスピードや、警察同士の連携などに問題があったことが判ってきた。何度も警察に危機感を伝え対応を求めていた父親は「今の法律は私たち一般市民を守ってくれない」と弁護士を通して思いを述べた。対応に何らかの問題があったとして今、警察庁も検証に乗り出している。SOSはなぜ届かなかったのか、事件を検証する。
人々を楽しませ、夢中にさせるゲームの手法やノウハウを“ゲーム以外”の分野に活用していこうという動きが、急速に拡がっている。その名も“ゲーミフィケーション”。若者の車離れにあえぐ自動車業界では、運転技術を採点し、ドライバー同士で競わせる機能を搭載した新型車が登場。ゲーム的な手法の導入は、外食・旅行・小売りなど他の業種にも拡大し、2014年には世界のグローバル企業の70%以上にのぼるという予測もある。更に、米国ではタンパク質の構造解析をゲーム化することで、科学者が10年以上解けなかったエイズ治療のカギを握る酵素の構造を3週間で解明。食糧危機やエネルギー問題などを解決するアイデアを競わせるゲームを通じて、人類が直面する課題の克服に役立てていこうという試みも始まっている。広がる“ゲーミフィケーション”の世界を検証する。
神奈川県内に住む70代の女性です。 3年前、自宅近くの歯科医院でインプラント治療を受けました。 女性は当時、右の奥歯2本を入れ歯にしていました。 歯科医師からはインプラントなら自分の歯のようにかめておいしいものを食べられると勧められ治療を決めたといいます。 ところが…。 治療直後右側の唇からあごにかけてしびれて感覚がなくなる症状が表れました。 物を食べると、手を添えなければこぼれてしまうようになりました。 さらに、無意識に唇をかみたびたび出血してしまいます。 こうしたトラブルはどのようにして起きるのか。 上あごの場合比較的骨が薄いのでインプラントが突き抜けてしまい炎症に至ることがあります。 一方、下あごの場合骨の中を通る神経などを傷つけてしまうおそれがあります。 インプラント治療は高い技術が要求されるのです。 この女性の場合インプラントが神経を圧迫ししびれを引き起こしてい
海から1キロほど離れた高台にある釜石小学校。 避難場所にも、なっています。 「おはようございます。」 3月11日津波が襲ったとき子どもたちはすでに下校していました。 残っていた先生たちは犠牲者が出るかもしれないと覚悟したといいます。 しかし、子どもたちはみずからの力で生き延びていました。 子どもたちはどのように避難したのか。 災害時の避難行動について研究する、片田敏孝教授です。 学校と共同で184人の追跡調査を行いました。 「3時の時点では釜石小学校27人で…。」 子どもたちの避難行動を再現した動画です。 地震直後100人近い子どもたちが津波の浸水した場所で遊んでいました。 釜石市では最大6メートルの津波が想定されていましたが実際には15メートルを超すかつてない規模の津波が襲ったのです。 4年生だった篠原拓馬くんです。 地震のとき、弟の颯汰くんと祖母の明美さんと3人で自宅に
去年11月、東京・新宿の路地裏にある木造アパートが火災で全焼。住人のうち、5人の高齢者が焼死。しかし、遺骨を引き取る人も現れないまま、山梨の無縁墓地へ葬られていった。そのアパートは「福祉アパート」といわれる“身元保証人なし”の生活保護受給者専用の住まいだった。命が助かった住民を取材していくと、「生活保護・独り暮らし」の高齢者が急増し、支援が行き届かず孤立を深めている実態が浮かび上がってきた。本来、支援が届くはずの「生活保護」の受給者が、なぜ、社会に居場所を見つけられ“無縁化”してしまうのか?福祉が救いきれない“無縁老人”の姿を浮き彫りにし、急増する単身高齢者を支えるために、本当に必要な支援を考える。
『地震学は敗北した』。東日本大震災発生後、はじめて開かれた10月の日本地震学会のシンポジウムは、異例の“敗北宣言”で幕を開けた。世界最高水準を自負してきた日本の地震学は、なぜマグニチュード9.0の大地震を予測できなかったのか。研究者に動揺が広がっている。阪神・淡路大震災の後、大地震の長期予測に向け、力が注がれた地震のメカニズム研究。大陸の下に潜り込むプレート境界面にある“固着していて地震の時に大きくずれる部分(アスペリティ)”の研究が進み、地震が発生する場所と規模については、ほぼ実用的な予測が出来る“はず”だった。しかし、今回の大地震は、場所も規模も研究者の予測を大きく外れるものだった。今、地震学者達は、地質学や測地学など異分野とも連携した新たな模索を始めている。来る大地震にどのように向き合うか?再起に向けた取り組みを見つめる。
森林資源の豊富な中国地方では、かつて燃料の主力だった木の価値に改めて目を向ける動きが広がっています。 広島県庄原市で、電気やガスに頼らず、雑木を利用した「エコストーブ」で3度の食事を作る人。木くずや間伐材を加工したペレットによるバイオマス発電で地域再生を図る岡山県真庭市。 “エネルギー地産地消”の現場には、便利さばかりを求める発想から脱却し、本当の意味で豊かな生活を実践する人たちがいます。中山間地が日本を救う“宝の山”になれるのか、その可能性を探ります。 出演:藻谷浩介(地域エコノミスト)ほか
マネー資本主義が猛威を振るうこの時代をどう生き抜くのか? ゆったりと季節の流れる里山に知恵があるという人たちがいます。身の回りの豊かな自然から食料や燃料を手に入れ、自立した生活を送る。そんな里山の知恵を、いまどきのライフスタイルや地域経済に応用する動きが中国地方でも広がっています。 (1)では、先進地オーストリアの取り組みを事例に、広島県・庄原に集った里山資本主義の革命家たちと、あすを生きるヒントを考えます。 出演:藻谷浩介(地域エコノミスト)ほか
世界中の驚き、不思議を追い求める。それが、「ワンダー×ワンダー」。今回は、謎の“ホッケ柱”の全貌に迫ります。 ホッケ柱は、数万匹のホッケが海中に巨大な柱を作る珍現象です。体長30センチのホッケ3万匹が海底からわき上がり、海面まで続く“巨大な柱”。海面に大発生するプランクトンを食べるため、いつしか3万匹の巨大な柱ができあがるのです。北海道の奥尻島を中心に春から初夏の一瞬にしか見られない豪快かつ不思議な現象です。
勉強が出来て、しつけも行き届いた自慢の子が、突然、学校に通わなくなったり、自室に閉じこもってしまう、いわゆる“よい子の破綻”。原因が分からずに苦しむ親が多い中、研究者がその多くに共通する問題として注目しているのが、親による「やさしい虐待」だ。一般的な児童虐待は、暴力や暴言などで直接子どもを傷つけるものだが、一見こどもにはプラスに思える教育やしつけも過度に押しつけるとこどもをがんじがらめにし、虐待と同様に心を蝕んでいくという。「やさしい虐待」によって損なわれたこどもの心や親子関係をどうすれば修復できるか?その模索を見つめる。
揺れる英メディア 盗聴の実態 今、イギリス国民の目がロンドンの一角に注がれています。 大衆紙の盗聴によってプライバシーを暴かれた人たちが、その生々しい実態を次々に証言しているからです。 このメディア規制に関する公聴会は世論に押される形で先月から始まりました。 俳優や作家などの著名人が証人として出席。 1年をかけて詳細な調査を行う予定です。 問題の発端となったニューズ オブ ザ ワールド。 最盛期には1日500万部を売り上げた業界第1位の大衆紙でした。 しかし、ことしになって5600人もの人が盗聴のターゲットにされた疑いのあることが判明。 当時の編集長をはじめ10人以上が逮捕されました。 糾弾の矛先はオーナーで世界一のメディア王ルパート・マードック氏にも向けられました。 ニューズ オブ ザ ワールドは、広告主が一斉に引き上げたこともあり、7月に廃刊。 その取材手法については
東日本大震災から9か月。いま首都圏各地で、高い放射線量が計測される「新たなホットスポット」が次々に見つかっている。茨城県では、避難の目安、毎時3.8マイクロシーベルトに匹敵する場所が見つかり、住民の間に不安が広がっている。原因は都市そのものにあった。道をアスファルトで覆い、人工河川で排水性を高めたことで、都市特有の、放射性物質の「濃縮」が起きたと考えられている。首都圏の家庭から毎日出されるゴミに含まれる放射性物質も「都市濃縮」されている。千葉県柏市では、ごみを100分の1に減らせる最新の焼却施設で、焼却灰から高濃度の放射性物質が検出された。こうした焼却灰の一部は、すでに全国各地の埋め立て処分場に運ばれていた。事態の深刻さに気付いた秋田県の自治体では、これまで運ばれてきた200トンを超える焼却灰の返却を指示した。国は、焼却灰をコンクリートで固めて埋め立てるよう方針を示したが、首都圏でこうした
福島第一原発からおよそ180キロ。 人口6万人余りの新興都市茨城県の守谷市です。 市民の依頼を受け放射性物質の測定を行っている東京大学助教の小豆川勝見さんです。 これまでのホットスポットより高い放射線量が検出されたと聞き駆けつけました。 住宅地に隣接するこの公園。 国が除染の目安としている値の6倍近い放射線量が検出されました。 「1.3マイクロシーベルトぐらいですので。」 守谷市が定期的に行っている測定結果によると、市内のほとんどの場所では放射線量が下がり続けています。 しかし10月この公園を測定すると広い範囲で除染の目安を上回る高い値が検出されたのです。 小豆川さんは土壌を採取し、調査。 1キログラム当たり2万6000ベクレルという高い放射性セシウムが検出されました。 「福島第一原子力発電所の半径20キロ以内の警戒区域の中にあるような値が、ところどころで確認されるというのが
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