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買ってよかったもの
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イザヤ・ベンダサンの日本教についての抜き書きです。 誤字脱字が一杯なのはもちろんのこと、どこを略したかやページなども書いてません。なので、孫引きはやめた方がよいと思います。 何かを排除すると言うことは、それと絶対に相容れぬ宗教もしくは宗教的思想があるわけで、したがって、排除されたものを探求していけば、逆に、日本教が浮き彫りにされてくるはずです。「インカーネーション」は、この点で、非常に興味ある言葉です。日本の英和辞典はこの語を「化肉、受肉、顕現、権化」と訳していますが、あとの二つの言葉(顕現、権化)は誤訳と言えないまでも、適訳ではありません。すると「化肉」「受肉」の二つになるわけですが、驚いたことに日本語の辞典(漢和辞典)には「化肉」も「受肉」もありません。ためしに日本人に「化肉とか受肉とか言う日本語をご存じですか」と聞いてご覧なさい。おそらく誰も知らないでしょう。もちろんキリスト教徒は知
こんばんわこんばんわ。 餃子、しばらく作ってないんですが、餃子のたねの美味しいレシピを教えて欲しいって言われたので、書きました。作ってない理由は簡単で、皮を作るのが結構疲れるからです。全行程で2時間半くらいかかる。でも超美味しいんですよ。心に余裕ができたらやりたい。というかやれば心に余裕ができそうな気もする。あ、水餃子ですけどね。まあ焼きに使ったっていいのではないか…? やってないから分かりませんが。んで、このレシピは例によって僕の発明とかではなく、「ウー・ウェンの北京小麦粉料理」に載っていたものの、餡の部分だけです。本には、ぱらぱら漫画風に皮の包み方も載ってますよ。 では、まず材料です。豚バラ薄切り肉 250g (これは、好きな肉にしてもいいと思います。挽肉でも。まあ最初は薔薇でいいと思いますが。)胡椒 少々生姜汁 大さじ1/2酒 大さじ1醤油 大さじ2塩 小さじ1
こんにちはこんにちは。今日は、僕がたまに作るバターパルミジャーノ(バターとパルメザンチーズ)のパスタをご紹介します。 といっても例のごとく、別に僕が作り出したとかではなくて、落合努さんのレシピです。この本に載っています。 「ラ・ベットラ」落合務のパスタの基本 ではレシピですが、超簡単です。 まず材料は二人分で、バター 40-50gゆで汁 45-60mlチーズ 30gパスタ(スパゲティ) 160gですが、まあお好みで。 続いて、作り方ですが、パスタをゆでる。塩は大さじ山盛りで入れてバターをフライパンに入れて弱火にする。バターが溶けて、全体がはしばみ色のところでゆで汁を全部入れる。 ブシャーっていいますブシャーってゆであがったパスタの湯を切って入れ、チーズもどっさり入れて和えます。さらにチーズを掛けてもよし。 注意点はバターはこがさないけれどちょうどいい褐色を目指して加熱する、です。香ばしさが
今年学んだことを忘れないようにメモ。 心配なポイントがあったらしっかり調べること。自分でわからないなら同業の先輩方などに聞いてみること。そういう不安なポイントは全部つぶす。何を頼まれたかを明確にするため、こちらが理解している内容を相手にしっかり明示して確認すること これは特にお金周り。どの業務に、どれだけの対価なのか、伝えるべき時に伝えなければ後々トラブルになる先送りは以下の公式に当てはまるので、優先度に応じて変わるが、なるべくしてはいけない 先送り=未来の自分からの時間の借用+様々な利息(不安+余裕の喪失+リカバリーの可能性の低減)忘れ物も以下の公式に当てはまる 忘れ物=出費+労力+信頼の毀損 忘れ物については多分、基本項目と応用項目があって、基本項目は壁に貼っておく。応用項目はいくつかのパターンがあるので、それも壁に貼れるか検討。仲介者がいる場合: 仲介者(例えば通訳兼の)がいても、で
Kindle 本を出版しました。海辺のブドリ、他にも http://amzn.to/YduX5H 。 で、それなりに手間が掛かったのと、縦書きにするやり方を模索したので、その結果を記録しておきます。 縦書きの小説をKindleで出版するまでの流れ小説を 青空文庫用のテキスト に整形するAozoraEpub3 で変換する。 電子書籍内にリンクを設定したい場合は、 epub の拡張子をzipにしてxhtml で直接リンクタグを入力しmimetype というファイルがある階層の中身を zip に圧縮し拡張子を epub に変更する。Kindle Previewerの画面右下の設定を行い、ウィンドウに epub をドラッグ&ドロップするmobi ができます。Amazon で KDP にサインアップし、住所やら銀行やらの情報を入力する。本棚というところで[新しいタイトルを追加する]をクリックする。あ
「よいもの」の定義は難しい。 俺が取っているのは「俺にとってよいもの」であり、「それは自動的に一定数の人にとってもよいものである」という考え。一人が好めば、数人には気に入られる。百人のうち幾人かには。俺は普通の人だからね。 そんな考え。 んだけれど、誰か一人の人にだけよいものであって悪いわけでもない。あと、これだとあまり流れに合わせるとかそういう感覚も生まれない。 まあ難しい。 別のいい方すると、誰かの心の奥底に何かが残れば、それでいい、そんな考えもある。誰かの記憶に、なぜか残ってしまうような何か。ふと、あるシーンが浮かんでしまう。そんなもの。 だから深く、誰かの脳みそに刻まれて、かつそれがたくさんの人なら、それは一番いいね。 でも何だかわかりにくいかも。例えばはらはらドキドキ、涙する、ジンとくる、あるいは人生の指南になる、あるいは身近の人たちのことを理解する手助けになる、あるいは染み渡る
今日はダイエットのこと書きます。 僕は食べるのが好きで、動くのが嫌いな人間なので、ふとっちょです。ぽっちゃりと言い募って生きてきましたが、37年間どちらかというと、ふとっちょです。身長は175センチで、体重は現在78.5㎏、BMIは25ちょっとなので、もう少しで肥満の領域から抜けられますが、まだふとっちょです。 ですが、結婚した当初80前後だった体重は一年をまたずに90近くまで行きました。計画性の皆無な結婚だったことや職場を半年で二回変わるなどのおかげではありますが、今から約7年前は90㎏だった訳です。 そこから考えると、約12キロ落ちた訳なので、それだけでも良いのですが、この一年で約5キロ落ちているので、どんどん良い感じで落とせるようになってきました。それにリバウンドらしきことは、短いスパンを取り出せばありますが、長い目で見ればありません。 という訳で、僕なりのダイエットについて書きます
こんにちはこんにちは。 今日は台風の日で、窓を少し開けててもすごい風が入ってきます。ワクワクしますね。 さて、以前、ほんとに美味しいペペロンチーノの作り方 - 諸事情という記事を書きましたが、本日はペペロンチーノの応用編、豚バラキャベツペペロンチーノのレシピをご紹介します。 例によって落合さんの本、「「ラ・ベットラ」落合務のパスタの基本」 のレシピですが、僕が覚えている形でご紹介します。書き写しているわけじゃないので間違いがあったらご容赦下さい。 ひつようなもの(一人前)パスタ(できれば細めの。ディチェコのNo.10とか): 100gニンニク: 二掛けオリーブオイル: 60ml (だけど、最近は体重のことを気にして30mlとかにしてます。でも最初は60mlでやってみましょう)白ワイン: 30ml。つまりオリーブオイルの半分と覚えましょう。エキストラバージンオリーブオイル: 小さじ1 これは
こんにちはこんにちは。 卵焼きはお好きですか? 大好きですか? 僕は大好きです。僕の存在のかなりの部分が卵焼きでできている気がします。 では、だし巻き卵はお好きですか? あれ、おいしいですよね。でもちょっとめんどくさい。うまく巻けません。僕はほとんど成功したことがありません。 今日ご紹介するのは、甘くない卵焼きで、だし巻き卵みたいにちゃんとした感じじゃなく、僕が日々作っている楽ちん卵焼きごま油風味です。これはご飯に合うこと請け合いですよ。 ■醤油味材料は醤油(適量)たまご(適量)ごま油(適量)です。卵をボールに割ります。醤油を、ちょっと入れてかき混ぜます。お好みなので量はお任せします。フライパンを火に掛け、ごま油を多めに入れます。多い方が美味しく、太ります。少し煙が出てくるくらいまで熱して、一気に卵を入れます。ざっくりした感じで、大きめにかき混ぜます。半熟っぽい感じだけど液だれしない程度に
こんにちはこんにちは。 夏ももうすぐですね。あついと感じることもしばしば。僕個人はそんなに素麺派ではなかったんですが、嫁がかなり大好きで、この時期になると素麺の回数が飛躍的に増大します。 で、以前は彼女の好みのめんつゆを購入していたんですが、今はお勧めレシピ本リスト - 諸事情で紹介した、 割合で覚える和の基本 村田 吉弘 by G-Tools に載っていたレシピを利用しています。 で、これがまた超簡単でして、 薄口醤油:みりん:だし汁 = 1:1:7です。 これだけ。つまり上記の比率で混ぜておしまいです。 もちろん、ダシをきちんと取るときは、煮立たせてから冷やしたりする過程が入りますが、ダシの素を使うなら、水にダシの素混ぜてしまえばいいわけです。例えば、うすくち50ml:みりん50ml:水350mlを混ぜてダシの素を適量入れます。これだけです。一人前ならこんなにいらないですね。あとはそう
こんにちはこんにちは。 四月下旬にお役立ち調理器具その1: フライパンとスロークッカー - 諸事情を書きましたが、その続きです。 今回は僕が日常的に使っているツインバードのホームベーカリーをご紹介します。 ■ホームベーカリー(略してHB)僕は以下のツインバードのTWINBIRD「2斤まで焼ける」 ホームベーカリー ホワイト PY-D432Wを使っています。 TWINBIRD「2斤まで焼ける」 ホームベーカリー ホワイト PY-D432W by G-Tools 一つ前の型のようですが、まだ売っています。また新しいのはどうか分かりませんが、2斤まで焼けるのがポイントです。お値段はAmazon上で、現時点で 5970円 です。 ホームベーカリーを購入した当初、自家製パンはそれほど持たないと聞いてました。保存料とか入っていないのがその理由です。なので2斤でどうなんだろうな、と思っていたんですが、実
こんにちはこんにちは。 僕んちではスロークッカーが活躍するのですが、そのレシピをご紹介しようかなと思って書きました。その2があるのか微妙なところですが。 AL Colle スロークッカー・タイマー付煮込み名人 ASC‐T22Y イエロー by G-Tools はい、では水炊きのレシピなんですけど、材料は以下の通りです。水1Lとか鶏肉500gとか(モモでもムネでも何でも)塩 適量(舐めてちょうど良いくらい)野菜。あるもので。キャベツとか白菜でもいいしネギでも。好きなもの入れるといいです。材料は以上で、調理ですけど、スロークッカーに水を入れる。鶏肉を塊のままスロークッカーに入れる。凍っててもok。むしろ凍ってるのを突っ込んでしまいましょう。野菜をお好みの大きさに切って入れる。塩を入れて味を見るスロークッカーを4、5時間、煮込みモードにしてのスイッチを入れる。以上です。五分でできます。五分以下で
ゆで卵の殻、うまく剥けないとイラつくというか残念なことになりますが、なかなかうまくいかない方も多いのではないでしょうか。 僕自身も新しいものより古いものがいいと聞いたりしてそれに沿ってやってみたりしましたが、つるっと行くかどうかは運任せという感じでした。 でもこの頃 日々の食事の済ませ方: ドイツ風・日本風 | digi-log を参考にして、サンドイッチつくるためにゆで卵を作り置きしているうちに、はっきりとやり方が分かりました。超簡単です。 茹でたあと数十分冷やす だけです。これだけでうまくいきます。五分十分じゃダメっぽいです。多分水温と同じ程度に卵が冷え切ればいいんだと思います。なので「茹でたの忘れてしまってあとで剥く」くらいのイメージでいいと思います。 なのでゆで卵は作ってすぐに食べるものと言うよりは「そもそも作り置いて使うもの」と考えた方がいいのかもしれませんね。一週間や十日は軽く
もちろん書くのが好きで楽しいからなんだけど。それ以外にはないんだけど。 何で楽しいのかな、と。表現すること、作ること、が楽しいのはそうなんだけど、多分俺は自分の作品を通して人生をつかんでいるのかな、世界をつかんでいるのかな、とかも思う。 評論のように自分の意見を言うことも嫌いじゃないんだけど、何だかむなしくてやりたくない。物語、詩的な言葉、イメージ、そういうものを作りたい。それは自分の意見だけでなく、様々なものからできている。意見というのはごく狭い感じがする。自分そのものではない。自分でも知らなかったような自分でできあがる。偶然やさまざまな取り返しの付かない選択によって。それが俺の小説だし、俺は自分で作った小説に導かれて色んなものを見ているというところはある。 一方で若い頃は特に、売れたらいいって思っていた。もちろん。売れた自分がどう暮らすかについて夢想するのも好きだった。名声と金。文学者
こんにちはこんにちは。 以前、お勧めレシピ本リスト - 諸事情 を書いたらなかなか反響が大きかったので、調理器具について書こうと思います。 といっても、実は調理器具の王道である包丁と鍋類については今ひとつ情報がないです。お金使ってないから。特に包丁は満足行かなくて買い換えたいんですけど、最近お金がないので古いまま。フライパンは去年の頭にマーブル加工のを一つ買って、それはお勧めできますが、吟味したとまでは言えないです。そういう感じですが、ではまずはフライパンから。 ■フライパン僕は以下のマーブル加工の物を使っています。マーブルテッ ク内面4層+外面2層マーブル加工IH対応いため鍋 28cm 【IH対応】 by G-Toolsこれの良さって何かって、テフロンとかと同じように焦げ付かないってのはもちろんなんですけど、大きさに比した重さですね。非常に軽い。28㎝で810gです。数字で言っても分かり
3月末のすばる文学賞に出します。 なので公開はしないんですが、もし読みたい方いらっしゃったら、jinonあっとjinon.jpまでご連絡ください。PDFファイルをお送りいたします。 PDFはどれも縦書きで、A4印刷向けkindle向けiPhone向けがあるのでどれがいいかも書いてくださると助かります。 分量は原稿用紙換算で 126 枚と短めです。A4にプリントするて30〜40枚くらい。2時間以内で読めるかと思います。がーっと読んじゃうタイプの人なら、1時間とかでもいけるかな? 内容は、30半ばの男性の私小説っぽい話です。男の視点かなぁ。恋と愛、その他諸々のお話。エンターテイメントぽくはなく、感動が得られたり深く感情移入できる、というタイプのものでもないかと思います。あとは、今までの小説ではやらなかったんですけど、けっこう僕自身を素材にしてるところあります。僕について書いたわけじゃないですけ
書いていて楽しい。 読んで「楽しい」作品ではないと思うけれど。書くことの快楽がある作品。 正直言って、頭の中でできあがった地図をなぞるような書き方は楽しくない。俺の場合で言うと、トライバルレースというファンタジー系の作品は、最初に数十枚の設定を書き上げてから書いた作品だった。あれは完成させなければという焦燥で満ちた、苦行のような時間だった。設定を作るのは楽しいんだが。 海と傷は、あまり地図を作らない感じで書き始めた。大まかなものは頭の中にあった。それでも徐々に地図はできていった。さすがに700枚を超える作品になると、設定それ自体について色々と考えが浮かんでくるし、そうしないと後が怖いというかその先にあることについて少しは考えてしまう。そうして作品の裏側に書くことが増える。海と傷も、半ばを過ぎた頃にはある程度の地図ができていた。それはトライバルレースに比べれば綺麗なものではないし、入り乱れた
僕は料理のコツって何が重要かって、いいレシピの通りに作ることに限ると思ってます。 だって、それは「美味しいものを作れる人のいうとおりに作る」ってことになるから。ほんとこれしかないです。料理がおいしくできない人は必ずどこかで自己流に省略したり、自己流に追加したりしてます。そこが落とし穴です。多分。 つまり「いいレシピの通りに作る」というのは「いい先人のいうことを聞く」ということで「習うより慣れろ」になるわけです。模倣から始まりますよね、すべては。 で、次の問題は、どのレシピはよいレシピなの? ということなんですが、これはまあ作ってみないと分かんないし、本であれば買ってみないと分かんないわけです。だけど何でも買うわけにはいかないから人のいうことを聞いてみたりAmazonのお勧めを読んでみたりして悩んでいくつか買うわけなんですけど、そんな中から僕のお勧めをリストアップしようというのが、このエント
それは、だいたい結論ってのが言葉で考えて出てきたものというよりは、何か意味の単位を論理的もしくは連想的に操作して出てきたもので、つまりそれは言葉にするよりもずっと速くて、そこを説明するのに妙にストレスがかかる、ということ。あるいはそこはプライベートな領域に感じて、それを開示するのに抵抗があるということ。 本当に、自分がなぜそう感じたか、を、仕事ならまだしも、プライベートな場面で説明するのは苦手。 思いつきだが、そうして人は嘘を付き始める。正論使って説明するようになり始める。もちろん、恥じらいとか汚いものの隠蔽とか自意識とか色んな力があって開示しなくなるんだが、開示しなくなるのと嘘を付くのは多分並行する。 話を戻すと、言葉というかセンテンスにするのは、意味の単位を論理操作するよりも妙に遅い。小説を書いていても、キーボードを打つのが生成されてくる言葉よりも遅くて焦ることがよくある。せっかく生ま
これはまじでうまいよ。 俺のレシピではなくて、ちゃんと作れるイタリアン のレシピだからね。参照しながら書いてる訳じゃないので、間違いあるかも。持ってる方はそちらを見てやってくださいまし。落合さんのレシピ本は超おすすめだよ。「ラ・ベットラ」落合務のパスタの基本とかも。実際友達数人に食べさせて高評価もらってる。絶対美味しいよ。 それでは。 ひつようなもの(一人前)パスタ(できれば細めの。ディチェコのNo.10とか): 100gニンニク: 二掛けオリーブオイル: 60ml (だけど、最近は体重のことを気にして30mlとかにしてます。でも最初は60mlでやってみて)エキストラバージンオリーブオイル: 小さじ1 これは最後にちょろっと掛けるだけ鷹の爪: 二本から三本 細かくちぎると辛くなります。最初は半分にするくらいで塩: お好みで ベーコン入れるときは塩気が増すので少なめにゆで湯用には大さじに山盛
一昨日の夜、村上龍の寄稿文に対して以下の批判的なエントリを書いた。 村上龍の墓標 元の文章にははてブやTwitterを見る限り、多くの賞賛が寄せられている。大半は絶賛といっていい。どうしてか?村上龍の文章がすばらしいからだ。最高レベルの技術だと評価していいし、敬意に値する。さっき読み返し、改めてその技術に感嘆し、色々と感じたからその記録として書いておく。 寄稿文の論点はおおざっぱに以下の三点に分けられる。逆境で日本人は、集団のルールに則って職務を果たす(買いだめなんかでちょっと危険だけどね)原発が不安だが、俺は残って君たちを励ます(逃げろと忠告されたけれど。「仕事があるから」「友達がいるから」という人もいるし、ネットには冷静かつ正確な情報があって信じるに値するから)全てを失った日本には希望がある、俺はそう信じる まず第一の「職務を果たす」だが、彼はそれを賞賛するのでも否定するのでもなく、さ
Twitterにも書いたけど俺は二十代半ばから終わり頃まで村上龍が好きだった。けどこのところずいぶん離れていた。もう五年くらいは彼の小説を読んでいない。もっと読んでないかもしれない。そしてTumblrで以下のNYTへの寄稿文を読んでもう全然受け付けないことが、今更ながらよく分かった。 危機的状況の中の希望 - Time Out Tokyo (タイムアウト東京) 受け付けないと書いたが、なんだろう、幻滅と言った方がいいかもしれない。 彼の文体は変わらない。いつもの通り。が、中には何も入っていない、そんな感じだ。だが彼の書く曖昧な「希望」、あれはいったい何だ? あれは絶対に被災者たちのものではない。今、避難所でひもじい思いをして凍えている人々の心に芽生えているものではない。目の前の状況で生き延びるのに精一杯な彼らの胸に芽生えるものではない。 そうではなく、あれは高級ホテルでウィスキー片手にテー
とてもおもしろいブログってあって、その人たちは小説を書かないのかな? 書いたらいいのにな、と誰かが考えていることがある。 で、おもしろいブロガーが小説を書くってどんなことか考えて、小説とブログの違いについて考えることに。 結論から言えば、ブロガーが書くとき、そこにはすでに一つのキャラクターが設定されていること。それは小説でいう一人称の語り手、つまり「僕」とか「私」だ。 小説はそこの構築から始まる。というか、出だしから一人称が可能だが、そのリアリティの構築は文中でする。(リアリティについて拘泥している小説であればだけど) 一方でブロガーの存在について人は基本的に疑わない。たとえば年齢詐称しているとか性別嘘ついているとか、サラリーマンと書いているがほんとは学生だろ? とかいう疑いは浮かんでも、書き手がボットだと考えるところまではまだいっていない。あくまでも誰かどこかで生きている個人がPCか携帯
今の作品は今年の梅雨かその前から何となく苦しいまま続けてきているけど、その苦しさとか、書いているときの妙な居心地の悪さ、的なものの理由が何となく分かった。 それが分かるに当たって次のような呟きをしていた。http://togetter.com/li/77861 上の呟きでは、短編と長編から世界観とシーン、つまり世界と一瞬、との対比の話をし、その上で今書いているものはどちらにもうまくはまらないと気づいた。 それが苦しさとどう関連するかというと、世界を作るなら設定をねればいいし、シーンを書きたいならそこへと何とか到達すればいい。世界は箱庭的に作れる(これは問題があるけれど今は簡略化して)し、シーンは山を登るような目標になる。前者では箱庭を満たす、というか箱庭で切り取られるストーリーを作り、後者では頂上へと繋がるストーリーを作る。 前者の例としては、トライバルレース(一巻、二巻) とか ある死刑
努力を惜しみなくできるのが天才、という考えがあって、それが正しいかどうかはまあ置くとしても言葉の意味を考えると、これが小説などの創作活動にも当てはまるのかどうかよくわからない。 天才という言葉自体が芸術の領域にも当てはまるかどうかがそもそも分からないので(パフォーマンスの領域には入りそうだし、まあ結果として素晴らしい物はすべて天才と言えば何でも当てはまる。ただ自分にとって良い物かどうかの基準と天才って言葉はあんま関係ない。つまり、外部からの評価が天才という言葉にある。個人の内部ではあまり意味がない)、何とも言えないのだが、努力ってのは何か、小説においてはどんなことなのか、少し整理してもいいような気はする。 小説の作業は幾つかあって、書きたいことが思い浮かんでそれを書く、という幅の中に細かいことが入っていくんだけれど、例えば、そうだな困るところのことを書くと努力に近いかもしれない。努力っての
自分が結構時間を潰している場(tumblr)で、自分の嫌いな感じの文章が、たくさんリブログされているのを見ると、ちょっといやな気分になる。 それはその文章が、魅力を持っているということであり、人々の心を掴むということだ。 なのに俺の文章はそうでもなく、嫌なものの方が好かれているということが、とても嫌になるわけだ。ここに自分の居場所がないのじゃないか、と思って。 前から思っていることの一つに、自分が深く関わっている場所、TwitterとかTumblrとか、は自分の作品にとってそれほど向いた場所じゃない、ということがある。俺の作品はラノベでもないし、自意識の溢れたような、あとちょっと心理学とか哲学や人生訓が入っているような文章でもない。多分ごく普通の、小説だ。あるいはちょっと古いような小説だ。 ちょっと、脇道だけど、俺は学問を志していたことがあって、心理学や哲学をそれなりには囓っているのだけど
0:10 から 0:25 まで。 今日も酷く眠い。何となく心の準備のないまま、この作業に入ってしまった。そうするとうまく行くものもうまく行かないような気がする反面、自由にできそうな気もする。だいたい適当な文章だし、15分という決まりの中であるまとまった物を作ろうというだけのものだ。それほど悩む必要はない。 とはいえ、やっぱつくるからには、そして公開するからにはそれなりのクオリティは出したいなと思うのだけど、それ以上に自分自身の何か力を上げたいと思う。でも、よい小説を書くのにこれといった方法はないし、結果としてよいものさえできればそれでよい。 第一、このシリーズの題名は、15分で一つの物語を書くっていう意味でつけたのに、第一回からしてそれを守れてないし、つまりただの一度も守れていないわけで、名は体を表していない。 それはそれとして、今日佳奈はインドカレーを食べに行った。あまり客はいないんだけ
ついったーで呟いていたら @bornfromsilence さんから反応があってより考えることに。そのログとして。 ま、ざっと背景的な情報をまとめておくと、まずは俺が自分の小説サイト での トライバルレース 第二巻「予言」 の連載を、見切り発車でやってしまったことについての呟きから、連想としては週刊とかで連載を強いられるマンガ家とかの状況へといき、以下のような感じ。 jinon: 今回は完成を待たずに連載開始しちゃったけど、やっぱおれには会わないスタイルだわー、ってか、間に合うように頑張れという話なんだけど…。なおさんといかんところがたくさんや…。 http://twitter.com/jinon/statuses/5733777488jinon: みんな金と表現との狭間で頑張ってきたんだけど、本来そういうのってどうでもよいでしょ、生きるために過ぎない。作品のためじゃなくて。ただ、その摩擦
@m_um_u というかっぱの人が東京に来たからだ。かっぱの人は段取りがあまりよろしくなく、直前まで店が決まらずにいたので、急遽俺の行きたい、俺が働いているところにほど近い店にした。 味芳斎 支店 ミホウサイ - 中華料理、薬膳、中国料理(大門) 参加者はかっぱの人の他に、@kommm, @hawelka, @jt_noSke, @_rei, @hebomegane, の計七人。(hebomeganeさんはTwitterを辞めてたのでリンクなし)おいしかったね、よかった。牛肉飯とガツの炒め物、好評だった。ピータンを@kommmが食べたんだが、臭みがダメだったらしい。 ちょっと内容が辛いモノに偏ってしまったが、それは今後の反省点として活用させていただきます(夜のメニューがあまり分からなかったので)。 それから増上寺に歩いた。空が霞んでいるような夜。 そうすると東京タワーのオレンジの光りが周囲
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