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昨今、ワイヤレスイヤホンを使うのが当たり前になってきましたね。世間を眺めても、有線のイヤホンを使っている人を見る事はほとんどありません。 以前はネックバンド型も見かけましたが、現在はほぼ、完全ワイヤレスイヤホン(以下、TWSイヤホン)です。 搭載されている機能として、アクティブノイズキャンセリング(以下、ANC)を有する製品もポピュラーです。最近に発売されたのでは、ついていない物のほうが珍しいかも知れません。 TWSイヤホンのレビューにおいて、ANC機能の評価を気にする人は多いと思います。私もそうです。と言うより、ANC以外の評価、特に音質なるものにあまり関心がありません。ラジオを聴いたり、作業中のBGMを聴く用途なので、極端に音が籠もっていたりしなければ良いのです。だからコーデックも気になりません。LDACが搭載されていても使いませんし。 また、パススルーやアンビエントサウンドと称される
株式会社HIROTSUバイオサイエンスにより展開されている、線虫を用いた がん検査であるN-NOSEに関し、『臨床核医学』誌2024 Vol.57 No.5において、その性能が調査研究によって評価された事を紹介する記事が掲載されました。 『臨床核医学』誌(2024 Vol.57 No.5) 【PDF】https://www.rinshokaku.com/magazines/2024/57_5.pdf 当該研究は、施設を対象とした、回顧的なアンケートを用いた調査研究である事などから、バイアスに注意して検討する必要があり、N-NOSEの性能について決定的な評価をおこなえるようなものではありませんが、その結果は、 少なくともN-NOSEが高性能であるとは言えない 甲状腺がんなどのリザーバー(人口における、症状をあらわさない疾病を持つ貯蔵庫)を掘り起こしている可能性がある などを示唆しています。N
この記事の内容を真に受けてはいけません。以下、解説します。 市町村や勤務先で行われている集団がん検診は、厚労省の指針に従って実施されているが、早期がんの発見は期待してはいけない。毎年欠かさず検診を受けていたのに、「発見された時には、すでに進行がんだった」というケースが続出しているのだ。 がん検診において早期発見(early detection)とは、無症状時に疾病を発見する事です。検診の失敗は、検診と検診のあいだで症状が出て発見される、のような場合です。 厚労省は、市町村などの集団がん検診について、「対象集団全体の死亡率を下げる」という目的を掲げているのだ。これを対策型検診と呼ぶ。一方、「個人の死亡リスクを下げる」のは任意型検診であり、明確に区別されている。しかも、がん検診において「早期発見」には不利益があり、最優先事項ではないとしているのだ。 先述のように、早期発見とは無症状の時に見つけ
オカーシャによる科学哲学の本を読んで気になった所。因果推論について解説している部分です(強調は引用者による)。 医学では通常,RCTが因果関係を見定めるための標準的方法とされている.いわゆる「根拠にもとづく医療」(EBM)運動の支持者にいたっては,RCTだけが治療法の因果的効果の有無を判定できるとさえ唱えている. オカーシャ[著]、直江・廣瀬[訳]『哲学がわかる 科学哲学 新版』(P36)EBMをよく勉強した人が見れば、そんなわけあるかと感ぜられる文でありましょう。この文は、EBMの支持者であってもそういう人がいる、のような表現ではありません。それが代表的あるいは多数の意見である、と読めるものです。一部が唱えているだけであれば、敢えて運動の支持者などと強調する必要は無いからです。 EBM方面において、臨床的証拠の確実さや推奨の程度について評価する、GRADEシステムなるものがあります。 こ
以前に別所で書いたものを再録します。いわゆる検診の考えかたや専門用語についての説明です。それらは、日常的によく使われる語であるにもかかわらず、世間一般に正確には知られてはいませんので、整理しておく意義があります。おそらく、そもそも検診なる語の意味を把握していない人も多いでしょう。専門分野が絡む所で建設的な議論をおこなうには、まずその分野に関する用語の意味をきちんと共有しておく必要があります。 検診は症状の無い人におこなう大前提です。検診とは、自覚症状の無い人におこなうものです。症状が出たのをきっかけに受診して病気を見つける事は、検診とは言いません。 陽性と陰性陽性とは、検査をおこなった結果の内、病気があるのではないかという判定の事で、陰性は逆に、病気は無いだろうという判定の事です。これはあくまで、推測の段階です。 診断と確定診断最終的に、病気があるかどうかの判定をくだす事を診断と言います。
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