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ドラクエ3
note.com/shibayama
現代におけるイラストレーターという職業は、需要過多なので買い手市場と言わざるを得ない。そのため発注者と対等な取引というのはどっちかと言うと少なく、色々と無理を要求されることもある。 値引きやら納品の前倒しやらならまだいいのだが、こちらの立場が弱いのをいいことに明らかなルール違反も稀に発生する。無断転用・盗用・未払いなどが絶えないのは業界の切実な悩みである。 ではこういう事態に直面したイラストレーターはどう対応しているのかと言うと、残念なことにほとんどの人が泣き寝入りしている。 個人であるがゆえ、社会的腕力・法的知識の乏しさや責任所在を個人がすべて背負っているため打たれ弱かったりすることもあるが、一番の理由は「割に合わない」からだろう。 個人事業(フリーランス)として活動している多くのイラストレーターは、会社としての全機能を1人で賄うので基本的に時間がない。よってこういうトラブルに巻き込まれ
note.com/shibayam
昨日(2017年10月25日)に、今後の金融行政の方針を占める「金融レポート」が金融庁から発表されました。今年の「金融レポート」では、あまり目立たないのですが、フィンテックに対する金融庁の方針が4つの原則(プリンシプル)として明確に打ち出されました。(要約版には数行しか記載がないため、興味のある方は「金融レポート」本体の100-108ページをお読みください。) 昨年の「金融レポート」では、フィンテック事例の紹介や、金融庁によるフィンテック相談窓口の設置、業界からの要望を受けての銀行法改正など、フィンテックに対する、どちらかと言えば受け身の姿勢が目立ちました。当時は、フィンテックの社会的意義や影響について金融庁として測りかねていた印象です。 しかし、今年の「金融レポート」では、フィンテックに対する金融庁の姿勢が明確に打ち出されています。「金融レポート」全般について言えることですが、国内外の有
今年2月、金融業界ではフィンテックに関する一つの記事が大きな話題を呼びました。ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社の株式売買システムの自動化を進めた結果、2000年には600名いたトレーダーが現在では2名しか残っていないという内容です。 トレーダーに代わって取引を行っているのは、複雑なアルゴリズムを搭載した、自動取引プログラムです。ゴールドマン・サックスでは、エンジニアが9,000人と、すでに全従業員の3分の1を占めています。 金融のなかでも資産運用は特に自動化が進む 金融の中でも、特に資産運用は急速な自動化が期待されている分野の一つです。その背景を理解するために、一つの設例について考えてみましょう。 この設例では、1月に10,000円だった株価が、下落し続けて4月には6,500円となり、その後12月には11,000円となったとします。1月から4月までに35%下落していますので、リーマ
WealthNavi(ウェルスナビ)は、資産運用のロボアドバイザー(「ロボアド」)と呼ばれており、金融とITを融合させたフィンテック(FinTech)における代表的な分野の一つだと言われています。 フィンテックというと、ITや金融の専門知識・技術が一番重要だろう、と思うかもしれません。実際、どちらもフィンテックを開発するためには必要不可欠です。 しかし、フィンテックを一時的なブームに終わらせず、普遍的な価値を持つインフラとして後世に引き継いでいくためには、ITでも金融知識でもなく、職業倫理こそが一番大切だと思います。 今の日本に、「自分は資産運用や金融のことをよく知っている」という方はどれほどいらっしゃるでしょうか。もちろん、証券会社で株式投資を長年続けてこられた方は、知識も経験も豊富だろうと思います。自分にあったポートフォリオ(資産の組み合わせ)を自分で計算し、長年、積立投資をしてこられ
今日(2017年7月13日)は、WealthNavi(ウェルスナビ)の正式リリースからちょうど1周年となります。 WealthNavi(ウェルスナビ)は、正式リリースから1年間で3万件を超える申込みを頂き、預かり資産も4月末に100億円、6月15日には150億円に達しました。事業の順調な成長は素直にうれしいのですが、それと同時に、3万人もの方々の期待を背負っていることを考えると、日々、身の引き締まる思いです。 WealthNavi(ウェルスナビ)は、すべての人にとってのWealth(豊かさ) への Navigator(案内人)になりたいという想いで創業しました。その背景には、このままでは格差社会がますます進行し、私たち働く世代が安心して生活できなくなってしまう、という危機感があります。 2-3年前に世界中でベストセラーとなったピケティの「21世紀の資本」にある通り、資本のリターン(r)が経
日本で2015年ごろからフィンテックが急に立ち上がった背景には、スマートフォン、クラウド、金融APIの3つが揃ったことが挙げられます。 • スマホの普及により、直感的に理解しやすいサービスの提供が可能に(WealthNaviをガラケーで利用する姿を想像してみてください) • クラウドによって、第三者機関認証を得た高いセキュリティを確保しつつ、高い俊敏性と低コストを兼ね備えたインフラが利用可能に • 金融APIにより、複数の金融取引や情報サービスなどをシームレスに組み合わせ、新たなサービスを生み出すことことが可能に スマホ、クラウド、金融APIの3条件が揃ったことにより、ロボアドバイザーやクラウド会計など、これまでとは全く異なる顧客体験(UX)をもつ金融サービスの創造が可能となりました。 この結果、富裕層向けの資産運用サービスが誰でも利用できるようになったり、大企業向けの会計・融資サービスが
“Silicon Valley is coming.”前回の「フィンテックはどこから来たのか?」では、フィンテックがアメリカの金融機関の従来の取り組みの延長線上にはなく、むしろ金融機関の死角から突如として出現したことを、アメリカの金融機関の視点から説明しました。 では、なぜシリコンバレーがやって来たのでしょうか?そのことを理解するために、まずは、シリコンバレー全体の動きを俯瞰してみましょう。 先月末、Uber(ウーバー)が2016年上半期で12億ドル(約1,200億円)もの損失を出していたことが明らかとなり、アメリカで大きな話題となりました。時価総額10億ドル(約1,000億円)を超える未上場企業を「ユニコーン」と呼びますが、Uberは、ユニコーン190社の中でも最大の時価総額(約6.2兆円)を誇る存在です。 Uberは、世界494都市で、ドライバーと乗客のマッチング・サービスを提供してい
はじめに「フィンテック」という言葉を聞いたことはありますか?最近、新聞や雑誌はもちろん、テレビでも「フィンテック」という言葉が目につくようになりました。しかし、「フィンテック」とは何か、自分自身の生活にどんな影響を与えるのか、具体的にイメージできる人は少ないのではないでしょうか。 私が代表取締役CEOを務めるウェルスナビ株式会社は、「社員の過半数がエンジニアの金融機関」という、日本はもちろん世界的にもユニークな企業です。そのため「フィンテック起業家」として、経産省、三井住友銀行、みずほ総研、三菱UFJフィナンシャルグループ、東京都、新日本監査法人のイベントなどで話しており、ほぼ月1回のペースになります。 しかし、当の私自身、「フィンテック」とは何か、よくわかっていません。それどころか、「フィンテック起業家」と呼ばれると、居心地の悪さすら感じます。 1年半前に起業した理由は、日本はもちろん海
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